ダイエットをしようと思っている方のほとんどが、こんなことを持っているんじゃないでしょうか。
「ラクしてすぐに痩せたい!」
とにかくラクしてダイエットできるなら、こんなに良いことはありません。
ハッキリ言いましょう!ラクしてすぐにダイエットする方法はありません。でも、時間はかかるけどラクしてダイエットする方法はあります。
それは、ジッとしててもカロリー消費できる方法で、ズボラな方でも簡単にダイエットを続けられるんですよ。
1.正しい姿勢を保ってカロリー消費
まず最初は、正しい姿勢を保ってカロリーを消費する方法です。
「正しい姿勢を保つだけで痩せられるなんて信じられない!」と思われるかもしれませんね。
なぜ、正しい姿勢を保つだけでカロリーを消費できるのでしょうか?
姿勢が悪いと太りやすくなる
私たちが家事や仕事している時、目の前のことに集中していると、だんだん姿勢が悪くなることが多いです。
このような姿勢の悪さが、体を太りやすくしてしまいます。
じつは姿勢が悪くなると
- インナーマッスルが衰える
- 代謝が下がる
- 血流が悪くなる
- むくみやすくなる
- 冷え性になる
などといった、ダイエットはもちろんのこと体にとって良くないことばかり起きてしまうんです。
とくに「代謝が下がる」「むくみやすくなる」の2つは、ダイエットをする方にとって致命的です。
正しい姿勢を保つと痩せやすくなる
姿勢が悪くると、太りやすくなることが分かりましたね。逆に正しい姿勢を保てるようになれば、先程のような太る原因を解消できます。
というのも正しい姿勢を保てるようになると、体の奥深くにある筋肉である「インナーマッスル」を鍛えられるから。
その結果、体の筋肉量が増えて代謝が上がるため、ジッとしていてもカロリーを多く消費できるようになるんです。
また正しい姿勢を長く保つためには、インナーマッスルだけじゃなく、腹筋と背筋をバランスよく使うようになります。
これは、ぽっこりお腹の解消や背中の脂肪を落とす効果もあるんですよ。
辛い食事制限や運動をしなくても、姿勢を正すだけでこんなダイエット効果が得られるなんてうれしくありませんか?
毎日正しい姿勢を保って生活を送ってみたくなりますよね。
正しい姿勢を保つ方法
壁さえあればどこでもできる正しい姿勢の保ち方をご紹介します。
ぜひチャレンジしてカロリーを多く消費できる体を作っていきましょう!
手順は次のとおりです。
- 壁を背にして頭・肩・お尻・かかとを付けてまっすぐ立つ
- 髪を真上に引っ張られているようなイメージで首を上に引き上げる
- 肩甲骨を寄せて両肩をしっかり壁にくっつける
- 腰と壁の隙間が手のひらが1枚分ぐらいになるよう、お腹を壁側に寄せて胸を引き上げる
- お尻の穴をキュッと締め、お尻に力を入れる
- 両足の親指の付け根(拇指球)に体重をかける
以上となります。
もし、外出先などで壁を使って自分の姿勢を確認できない時は
- 肩の上に耳がある
- 手を肩の真下へまっすぐ下ろしたとき
- 手先がズボンやスカートの縫い目にくる
の2つを意識するようにしてください。
ショーウィンドウやトイレの鏡などに映った自分の姿をチェックすると良いですよ。
2.骨盤の歪みを整えてカロリーを消費
続いては、うつ伏せになって骨盤の歪みを整えるだけのカロリーを消費する方法です。
骨盤の歪みは、悪い姿勢と同じように知らず知らずのうちになっている方も多く、これも太りやすくなる原因の1つといわれています。
なぜ骨盤の歪むと太りやすくなる?
骨盤の歪みとは、普段は閉じている骨盤が開いてしまったり、左右の骨盤の高さがズレてしまったりすることをいいます。
骨盤は、骨盤の上にある胃や腸などの内臓を支える受け皿のような役割があります。
骨盤が整っていれば、内臓がしっかりとその上にのっかかっているのですが、骨盤が歪んでしまった場合、上にのっている内臓までも歪んでしまいます。
すると内臓の働きが悪くなって代謝が落ち、太りやすくなってしまうんです。
さらには、は骨盤が開いて内臓の位置が下がってしまうと、下腹がぽっこり出てしまうこともあるんですよ。
骨盤は日頃から整えることが大切
このようなことから、歪んでしまった骨盤は常日頃から整えることが大切になってきます。代謝の高い状態を保つことができ、カロリーの消費量も多くなります。
そして、すでに骨盤が歪んでいる方は、骨盤を整えるだけでるみる痩せる可能性を秘めているんです。
骨盤の歪みは、普段のちょっとしたクセで引き起こされるといわれています。
つまり一度、骨盤の歪みが整ったとしても、また歪んでしまう恐れがあります。
そのため1日1回で良いので、骨盤を整えてカロリーを多く消費できる体をキープしましょう!
カエル足?歪んだ骨盤を整える方法
こちら動画は、うつ伏せになって歪んだ骨盤を整えるストレッチになります。
とても簡単ですので、1日1回、寝る前などにしてみてください。
手順は次のとおりです。
- うつ伏せになる
- 両手をあごの位置で組み、その上にあごをのせる
- 右膝を90度に曲げて腰の位置まで引き上げる
- 左手をまっすぐ足の方向へ伸ばして5秒キープする
- 少し腰ひねり、右腰を天井の方向へ引き上げ5秒間キープする
- 右腰を下ろして腰を戻して5秒キープする
- 手順3~6を3~5回繰り返す
- 手足を左右入れ替えて同様に行う
以上となります。
もし、このストレッチをして股関節などに痛みを感じるようでしたら、ストレッチを中止してください。ケガをする恐れがあります。
3.肩甲骨を動かしてカロリー消費
最後にご紹介するのは、肩甲骨を動かすだけでカロリーを消費する方法です。
猫背になっていると、肩甲骨の間隔が広がって肩甲骨があまり動かなくなってしまいます。
じつは、肩甲骨を動かさないのはダイエットをする上で損しているんですよ。
肩甲骨の褐色脂肪細胞が脂肪を燃やす!
なぜ肩甲骨を動かさないと損をするのか…。そのキーポイントとなるのは褐色脂肪細胞です。
褐色脂肪細胞とは刺激を受けることで発熱する性質を持っていて、発熱する際にカロリーが消費されることで知られています。
つまり、この褐色脂肪細胞を刺激すればするほどカロリーの消費量が多くなり、脂肪が燃えて痩せやすくなるということなんですね。
褐色脂肪細胞のある場所
では、褐色脂肪細胞が体のどこにあるかというと
- 肩甲骨まわり
- 首の後ろ
- わきの下
の3か所。とくに、肩甲骨まわりは褐色脂肪細胞が多く集まっています。
そのため、肩甲骨を動かして褐色脂肪細胞を刺激してあげることで、より多くのカロリーを消費できます。
肩甲骨は、いつでもどこでも動かせます。家事や仕事の合間を見つけて肩甲骨を動かして、ダイエットに役立てましょう。
肩甲骨まわりを動かすストレッチ
最後に、肩甲骨まわりを動かして褐色脂肪細胞を刺激するストレッチがご紹介します。
床に長座した状態で行いますので、テレビを見ながらでもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
手順は次のとおりです。
- 床に長座して両手を体のやや後ろに置き、だらけた態勢をとる
(だらけると肩が鎖骨よりも上に上がります) - 床を押して胸を張って肩を下ろし肩甲骨を寄せる
- 手順1の状態に戻る
- 手順1~3を10回3セット行う
以上となります。
やればやるほど褐色脂肪細胞が刺激されますので、どんどん肩甲骨を動かしてカロリーを消費していきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?誰ででも簡単にできる方法だったんじゃないでしょうか?
ダイエットは、当然のことながら食事制限と運動を続ければ、だんだん痩せていきます。
ただし、これらを続けることは容易なことではありません。
そこで今回のジッとしていてもカロリーを消費できる方法なら、簡単に続けることができます。
ぜひ、初心者用のダイエット法として取り入れてみてくださいね。