キックボクシングを始めたいと思っている人は、キックボクシング自体が好きというより、以下のような目的を持って始めることがほとんどだと思います。
・健康維持
・鍛えたい
・ダイエット
いずれにしてもキックボクシングがその目的達成に向いていると考えているから、選択したはずです。
実は、ひとくちにキックボクシングといっても、その目的によって最適なやる場所というものがあります。
本記事では、キックボクシングを始めるにあたって、あなたがどこでやるのが最適かを目的別に解説していきます。
キックボクシングをやれる場所は非常に多い
日本ではまだまだ馴染みが薄いキックボクシングですが、実はやれる場所は年々増えています。
大多数の人が真っ先に思い浮かべるのはキックボクシングジムだと思いますが、一般のフィットネスジムでもレッスンの中にキックボクシングを導入していますし、昨今話題の暗闇スタジオでもキックボクシングを取り入れています。
つまり、キックボクシングは想像以上に多くの場所でやることができるのです。
ただ場所によってそれぞれ特徴があり、それに伴って顧客ターゲットも異なっています。
そのため、自分が求めている成果を得るためには、どこでもいいわけではありません。
事前に特徴をおさえて、キックボクシングを始める場所を決めるのがおすすめです。
目的別で見るキックボクシングをやれる場所と特徴
キックボクシングをやれる場所は多岐に渡っていますが、基本的には以下が代表的な場所になります。
- キックボクシングジム
- 一般のフィットネスジム
- 暗闇キックボクシングスタジオ
それぞれの特徴を順番に解説します。
キックボクシングジム
昔ながらのジムから最新の設備を備えた真新しいジムまでありますが、大体はトップに会長がいて、所属するプロ・アマチュアの選手と、一般の会員という形態を取っています。
本格的な場所ということで怖がる人もいますが、試合に出るわけでなければ一般の会員となるので、スパーリング等の対人形式の練習を強制されることはなく、厳しくされることもありません。
教えてくれるのは会長もしくはトレーナーであることがほとんどで、選手相手とは違って檄を飛ばされたり、怒鳴られたりということもまずないと思って大丈夫です。
※古いジムだとそういったことも未だにあるようなので、事前に口コミなどの確認は必ずしておきましょう・・・。
会長やトレーナーは選手相手へ試合に勝つことを目的として普段から指導しているので、一般会員にもパンチやキックの打ち方(フォームや呼吸の使い方)など、キックボクシングを専門的に細かく教えてくれるのが良いところと言えます。
また、営業時間内であればいつ来てもいいフリータイム形式を採用しているところが多いので、仕事や家庭の都合に合わせやすいのもメリットです。
デメリットは基本的に自主練習となっているため、自分のモチベーション次第でどのくらいやるかを決められてしまうこと。
自分で自分を追い込めるなら問題ありませんが、そうでないなら良くも悪くも自分でさじ加減できてしまうので、ダイエット目的にはあまり向かないと思います。
身体を鍛え強くなりたい人が選択するべきなのが、キックボクシングジムではないでしょうか。
一般のフィットネスジム
フィットネスジムにおけるキックボクシングは、スタジオレッスンのプログラムのひとつとして提供されています。
そのため、いつでもやれるわけではなく、レッスンのある日時でのみ可能となっています。
また、毎日キックボクシングのレッスンが入っているとも限らず、1週間の中で数回組まれている程度ということがザラです
※僕が働いていたフィットネスジムもそうでした。
以上のことから、キックボクシングを集中的にやりたいのであれば、そもそもフィットネスジムは向いていません。
その代わり、会費はフィットネスジムの利用代が含まれているので、ジムにあるトレーニング器具等は全て利用可能です。
また、スタジオレッスンも豊富なので、「キックボクシングだけでは飽きるので色々やりたい！」という人には最適かもしれません。
ただしキックボクシングをやるという主旨からは外れてしまうため、個人的にはあまりおすすめできる選択肢ではないです。
暗闇キックボクシングスタジオ
暗闇で行うフィットネスが流行りだしたのはかなり前からですが、現在はキックボクシングを専門的に行えるスタジオもあります。
これの最大の特徴でもありメリットは、レッスン中は暗く他人が見えにくいため、自分の表情などを気にせず一心不乱にやれること。
特に女性は自分がどう見られているか気になりがちな人が多いですが、暗闇であればそこに気を遣う必要がありません。
また、レッスン中はインストラクターの指示に従ってひたすらパンチやキックを打ち込むことになるので、運動量はかなりのものです。
ダイエット目的であれば暗闇キックボクシングスタジオが最適でしょう。
反面、基本的に打ち方のフォームなどは問われないので、キックボクシングで強くなりたいとか上手くなりたいという人には向いていません。
インストラクターもキックボクシングのプロ選手ではない人がほとんどなので、キックボクシングに関する質問は専門外のはずです。
見学・体験は必ず受けるべき
ここまでキックボクシングをやるにあたり、目的別で最適な場所について解説してきました。
最後にひとつおさえておきたいのは、どこにしろ入会前には必ず見学・体験をするべきということです。
どんな宣伝があっても、いざ入会してみたら宣伝とは異なる点があったり、重大な条件・注釈がついていた・・・実態は違うことがあるのは珍しくありません。
入会は簡単でも退会は手続きが面倒な場合が多いので、自分がイメージしていた通りかは、しっかり確認しておきましょう。
また、実際にその場所に行くことで、どんな雰囲気かも掴めます。
それが無用なトラブルを避けることに繋がりますし、時間とお金を無駄にせず済みます。
キックボクシングはそれぞれの目的に応じて誰もが気軽に始められるものなので、始めてみたいと思っている人はぜひ本記事を参考に、自分が良いと思える場所でやってみてくださいね。
