スイカは低カロリーでダイエット効果が高い果物(野菜)です。

しかし、低カロリーでも糖質が高く、その他にも太る要素も存在するので、食べ方次第では太ってしまいます。

今回は、そんなスイカのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、ダイエット効果を高める方法などを紹介します。

スイカは低カロリーだが、食べ方次第では太る?

スイカといえば、甘くみずみずしい味わいで、夏などの暑い季節にぴったりの果物(野菜)です。

そんなスイカは、低カロリーでダイエット効果も多いため、ダイエットに向いている果物と言われています。

しかし、スイカは、何も考えずに食べてしまうと、太ってしまう可能性を含むフルーツでもあります。

今回は、スイカのカロリー・糖質量、スイカが持つダイエット効果、スイカを食べる際の注意点、などについて紹介します。

スイカのカロリーは?

スイカのカロリーは、100gあたり「約37kcal」です。

これは100gあたりのカロリーですが、1玉あたりだと重さ・サイズによって大きく異なります。

一般的なスイカの大きさのS玉(3kg前後)でおよそ「666kcal」、大きいと思うほどのスイカの大きさであるL玉(6kg前後)でおよそ「1332kcal」となります。

ちなみにこれは可食部での計算となり、スイカは40%程度は廃棄するのが一般的です。

私たちが普段食べるカットされたスイカは一般的に、S玉の1/8程度(可食部225g)で「82kcal」ほどです。

スイカ以外の果物のカロリー(100gあたり)

  • メロン:約37kcal
  • バナナ:約86kcal
  • 梨:43kcal

このように他の果物のカロリーと比較してみても、スイカのカロリーが低いことがわかります。

スイカの90%は水分でできているため、低カロリーになっていると言われています。

スイカの糖質量は?

スイカの糖質量は、100gあたり「約9.5g」ほどです。

S玉(3kg前後)のスイカ1玉だと「165.6g」、L玉(6kg前後)のスイカ1玉だと「331.2g」、普段食べているカットされたスイカ(可食部225g)だと「20.7g」になります。

スイカ以外の果物の糖質量(100gあたり)

  • メロン:約9.9g
  • バナナ:約21.4g
  • 梨:約10.4g

このように他の果物の糖質量と比較してみると、一見低糖質に思われがちですが、果物の糖質量は、食べ物の中で見ると、高糖質と言えます。

スイカはカロリーは低いですが、糖質が高めなので、何も考えずに食べてしまうと、カロリー以上に太る原因になります。

また、この糖質の高さは果糖によるもので、果糖は普通の砂糖よりも脂肪がつきやすいというデメリットもあるので、注意が必要です。

スイカにはダイエット効果もある

リコピンが代謝をアップしてくれる

スイカには「リコピン」という成分が豊富に含まれています。

このリコピンには、抗酸化作用という若返り効果があります。

人の体の老化の原因である活性酸素を除去してくれ、活性酸素によって傷つけられ、老化した細胞や内臓を修復してくれるので、細胞や内臓の働きが活発になります。

細胞や内臓の働きが活発になると、代謝が良くなり、1日に消費カロリーを多くすることができるので痩せれるという仕組みです。

イノシトールが脂肪を燃焼してくれる

スイカに含まれる「イノシトール」という成分には、体の脂肪を燃焼してくれる働きがあります。

イノシトールを摂取すると、血液中のコレステロール値を減少してくれます。

コレステロール値が減少すると、血液がサラサラになり、血液循環が良くなり、脂肪が燃えやすくなるという仕組みです。

また、イノシトールには、脂肪を燃焼してくれる働きだけでなく、脂肪が蓄積されるのを防いでくれる働きもあり、ダイエットに効果的な成分と言うことができます。

マンノシターゼによる糖質分解効果

スイカには、「マンノシターゼ」という糖質消化酵素が豊富に含まれています。

このマンノシターゼを摂取することによって、食べ物から取り入れられた糖質を分解してくれるので、糖質が脂肪として体内に蓄えられにくくなります。

糖質はダイエットの最大の敵と言っても過言ではないので、糖質をいかに対処するかがダイエットの鍵になってきます。

カリウムがむくみを解消してくれる

スイカには「カリウム」という成分が豊富に含まれています。

カリウムには、利尿作用があり、むくみの原因である塩分や水分を尿と一緒に排出してくれるので、むくみを取ることができると言われています。

むくみは体重以上に太って見られる原因になります。

むくみは頑固でなかなか解消するのは難しいのですが、カリウムを摂取すると、効率良くむくみを取ることができるのでおすすめです。

スイカダイエットの注意点

スイカは水分量が多く、食べ過ぎると体を冷やす

スイカの90%は水分でできていると、先ほど紹介しましたが、水分量が多い食べ物をたくさん食べると、体が冷えてしまう原因になります。

体が冷えると、内臓まで冷えてしまい、内臓の働きが鈍くなります。

内臓の働きが鈍くなると、代謝が悪くなり、1日の消費カロリーが減ってしまうので、太りやすくなると言われています。

また、スイカによってお腹が冷えると、下痢になってしまいます。

下痢になると、食べ物を食べても栄養が吸収されにくくなるので、体ができるだけ脂肪を蓄えようとし、太る原因になります。

スイカの食べ過ぎには注意しましょう。

塩をかける場合は少なくする

スイカに塩をかけるとより美味しくなりますよね。

しかし、塩をかけ過ぎてしまうと、太ってしまうと言われています。

スイカに塩をかけ過ぎると太る理由は、塩には食欲増進してしまう働きがあるため。

ついつい食べ過ぎてしまい、摂取カロリーがオーバーしてしまうということに繋がります。

また、塩分を摂取し過ぎると、体がむくんでしまう原因にもなるので、塩のかけ過ぎには注意するようにしましょう。

スイカのダイエット効果を高める食べ方・方法

1、皮も食べる

スイカの皮にも栄養がたくさん含まれていて、ダイエットに効果的です。

しかし、スイカの皮はそのまま食べるのが難しいので、食べずに捨てられがちです。

しかし、そんな栄養満点のスイカの皮を捨ててしまうのはもったいない!

そこで、スイカの皮の簡単で美味しいレシピを紹介します。

「スイカの皮の浅漬け」

  • 《材料》
  • スイカの皮 2~3切れ分
  • だしの素 小さじ1/2
  • 砂糖 小さじ1
  • お酢 小さじ1.5~2
  • 塩 小さじ1/2

スイカの皮の浅漬けの作り方

1.スイカの固い外側の皮を取り除き、お好みの大きさに切る

2.ジップロックに入れ、だしの素、砂糖、お酢、塩を入れ、冷蔵庫で寝かせる

3.半日くらい寝かせたら完成!

2、白湯と一緒に

先ほど、スイカは体冷やし、太りやすい体を招くと紹介しましたが、体を冷やすならば白湯を一緒に飲むという方法をおすすめします。

白湯とは、簡単に言うとお湯のこと。水を沸かせて、50度くらいまでに温度を下げたもので、体を温めて、代謝を高めてくれるだけでなく、様々なダイエット効果があり、おすすめです。

  • 《白湯のダイエット効果》
  • 白湯で内臓を温めることによって、お通じが良くなり、痩せやすくなる
  • 血液やリンパの流れを良くし、むくみを解消してくれる

低カロリーなスイカでも食べ方にご注意を!

スイカのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める食べ方を紹介しました。

スイカは低カロリーなのと、さっぱりとした味わいなため、何も考えずにパクパクと食べてしまいがちです。

しかし、糖質が高かったり、体を冷やしたり、食欲を増進してしまったりと太る要素も含まれているので、食べ方には注意するようにしましょう。

仮に、S玉を1玉まるまるを食べてしまった場合、カロリーは666kcalと許容範囲でも、糖質は165.6gと、およそご飯3杯分にもなってしまいます。

とはいえ、ダイエットだけでなく、健康にも美容にも良いスイカなので、今回紹介した食べ方の注意点を守り、効果を高める食べ方を活用して、是非食生活に上手に取り入れてみてください!