「ダイエットをしていても、なかなか痩せない…。なぜ?」ダイエット中、そう思うことは多々あって、その痩せない原因も様々です。
ですが、そんな原因の中に、ちょっと恐ろしい原因も潜んでいるんです。
その痩せない原因とは「有害金属」。有害金属のせいで燃えない脂肪がつくられ、ダイエットをしてもなかなか痩せられなくなってしまうんだとか。一体どういうことなんでしょうか?
ということで今回は、なかなか痩せない原因になる有害金属と燃えない脂肪の関係と、燃えない脂肪を燃やす方法をご紹介します。
有害金属とは?
私たち人間の体にはミネラルが欠かせません。なぜなら、ミネラルは筋肉や神経の働きを調整したり、炭水化物や脂肪、タンパク質をエネルギー代謝するために必要だからなんです。そんなミネラルには、鉄や銅、亜鉛などの金属が含まれているんですよ。
でも、鉄や銅のような同じ金属でも、非常に強い毒性があり、体に害を及ぼす有害金属があって、中には体の中にたまりやすいものがあるんです。例えば、
- 水銀
- 鉛
- 砒素
- カドミウム
- ベリリウム
などは、体にたまりやすい有害金属です。これらは体に害を及ぼすため、決して体の中には入れたくないと、誰もが思うと思います。でも、有害金属を体の中に入れなくするのは、まったくもって不可能なんだとか。
というのも有害金属は、おもに産業によってだされた排気ガスや光化学スモッグなどによって、土や海水などに入り込みます。海水は雨雲をつくって雨を降らしますので、雨にも有害金属が含まれています。そのため有害金属は、ほとんどの食べ物の中に入っているので、必ず食事などで食べ物を口にする私たちにとって、有害金属を体の中に入れないというのは無理なことなんですね。
なので、有害金属を体の中に入れないというよりも、体の中に入ってたまってしまった有害金属を外へ排出するということに、意識をすることが大切なんです。
有害金属が燃えない脂肪をつくる
私たちの生活が便利になるにつれて産業が発展し、先ほどご紹介したような有害金属にさらされるようになりました。なので、私たちの体の中にも有害金属は少なからずたまっているわけです。
有害金属は、水に溶けにくい性質があるのだとか。そのため、有害金属が体の中にはいると、同じように水に溶けにくい脂肪に蓄積されて、脂肪と結合してしまうそうなんです。
こうした有害金属がたまった脂肪は「不燃脂肪」と呼ばれ、運動などして燃えにくくい性質があるんです。つまり、体に有害金属がたまればたまるほど、その体はダイエットをしてもなかなか痩せにくい体になってしまうんですね。
さらに、有害金属が体の中に蓄積されると、体内に活性酸素が生み出されます。以前、「芸能人も愛用の水素水!ダイエット・美容・健康に良い5つの効果」の中でもご紹介したように、活性酸素は、私たちの体の細胞を傷つけるため、老化や病気の原因になります。
このように体内に有害金属が入ると、ダイエットだけではなく健康にも害が及ぶので、体にたまった有害金属は、速やかに体の外へ排出する必要があるんですね。
有害金属を排出して燃えない脂肪を燃やす方法
ここまでご紹介してきたように、現在、私たちの身のまわりは、体に有害金属がたまりやすい環境になっています。ですが、人間には有害金属を代謝させる機能は備わっていないため、体から有害金属を排出させるのは難しく、これも体に有害金属がたまりやすい原因になっているんですね。
では、どうしたら体から有害物質を排出できるんでしょうか。といことでここからは、体にたまった有害物質を排出させ、燃えない脂肪を燃やす方法をご紹介します。
1.有害金属を排出するデトックス成分を摂る
まずはじめにご紹介するのは、デトックス効果(解毒作用)のある食べ物を食べて、体から便などと一緒に、体から排出させる方法です。
とくに、これからご紹介する2つの成分はデトックス効果が高く、燃えない脂肪を再び燃えやすくさせる働きがあるんですよ。
クロロフィル
クロロフィルとは、グリーンスムージーなどで脚光を浴びていて、植物の葉っぱ成分を合成する葉緑素のことをいいます。つまり、植物の葉っぱが緑色をしているのは、クロロフィルのせいなんですね。
このクロロフィルは、食物繊維よりも分子が小さく、その大きさは食物繊維の数千分の1。そのため、食物繊維では入れなかった小腸の谷間にも入り込み、掃除をする働きを持っているんです。さらには、有害物質として有名なダイオキシンやその他の有害金属を吸着させる働きがあるため、クロロフィルには有害金属を排出させる効果が期待できるんですよ。
ちなみに、クロロフィルが含まれている食材には、次のようなものがあります。
- ワカメ
- 海苔
- ほうれん草
- 小松菜
- ニラ
- パセリ
- しそ
- 春菊
どれも緑色をしているものばかりですね。
ここで気を付けたいのが、これらの食材の食べ方です。クロロフィルは固い細胞壁の中に閉じ込められているので、そのまま食べてもクロロフィルを吸収する量が少なくなってしまいます。
そのため、これらの食材を食べる時は、加熱処理をしたり、ミキサーなどを使って細かくすることで、細胞壁の中かクロロフィルが出てくきます。ですので、クロロフィルを効果的に摂るには、先ほど登場したグリーンスムージーにほうれん草などを入れて飲むことが、いちばん良いんですよ。
ケルセチン
ケルセチンは、野菜や果物に含まれているフラボノイドの一種で、脂肪から排出された有害金属をとらえて、体の外へ排出させる効果があるといわれています。また、ケルセチンには脂肪の燃焼効果を高めると同時に、体に脂肪がたまるのを抑え、さらには体にたまっている活性酸素も除去することから、ダイエットやアンチエイジング効果もあるんですよ。
先述したように、ケルセチンは野菜や果物に含まれているんですが、次の野菜や果物に多く含まれています。
- タマネギ
- リンゴ
- 蕎麦
- ブロッコリー
- ほうれん草
- サニーレタス
- モロヘイヤ
- ケール
- パセリ
とくにケルセチンが多く含まれているのが、タマネギとリンゴ。そして、ほうれん草とパセリはクロロフィルも含まれていますので、一石二鳥ですよね。
ちなみに、ケルセチンは油と一緒に調理をすると吸収が良くなりますので、先ほどご紹介した野菜や果物を、何かの料理の食材として使うと良いですよ。
2.汗をかく
有害金属を排出させるには、汗をかくことも効果的です。というのも汗には2種類あって、汗腺から出る汗と皮脂腺から出る汗があるんです。
先述したように、有害金属は脂肪にたまりやすいので、皮脂腺から汗を出すことで、皮脂腺から出る汗と皮脂と一緒に、有害金属を排出することができるんですね。
では、どうしたら皮脂腺から汗を出すことができるんでしょうか。
簡単な方法としては、あたり前のことですが運動をすることです。運動をすれば体の中から温まってきて、次第に皮脂腺から汗が出るようになります。
でも、さらに皮脂腺から汗をかくのに効果的な方法があるんです。それは、遠赤外線を使って体の中から温める方法です。例えば、以前「効果テキメン!岩盤浴ダイエットで痩せやすい体になる3つのコツ」の中でご紹介した岩盤浴は、遠赤外線を利用した温熱浴ですので、皮脂腺から汗をかいて有害金属を排出するに適しています。
これからの時期は、だんだん汗をかきやすくなってきます。ですので、ダイエットのために運動して脂肪を燃やすついでに、しっかり汗をかいて有害金属を排出して、燃えない脂肪を燃やすのも良いですよね。
3.プチ断食をする
私たちの体にたまっている脂肪は、何かの理由で食べ物を口にできなくなった時のエネルギー源として、体にためられます。つまり、プチ断食を始めると体に必要なエネルギーを食事から得られなくなるので、脂肪を分解して生命を維持するためのエネルギーとして使われるようになります。
この脂肪が分解される時に、脂肪についている有害金属が脂肪から離れ、血液中に放出されます。ですが、一度離れた有害金属は、またすぐに別の脂肪にまたくっついてしまうんですね。そこで重要となるのが、プチ断食をしている時に摂るビタミンやミネラル、そして食物繊維です。
ミネラルは、脂肪についている有害金属をはがして、有害金属と合体します。そして食物繊維は合体した有害金属を包み込んで、便などと一緒に体の外へ排出し、燃えない脂肪を燃えやすくできるんです。
ちなみに、有害金属を排出するためのプチ断食のやり方は、以下のように紹介されています。
◆プチ断食のやり方
三日間、食事の代わりに、ビタミン・ミネラル、食物繊維の豊富な特製ジュースを朝、昼、晩に飲む。◆特製ジュースの作り方
ニンジン:1/4(50g)
リンゴ:1/4(50g)
にがり:小さじ半分(2.5ml)
水:100ml
レモン:少々(出典:新科学と健康と雑学)
プチ断食といっても、やり過ぎてはダイエットどころか、健康にも悪影響を及ぼします。ですので、月に1回のペースでよいと思いますので、よかったらチャレンジしてみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私たちは、生活が便利になって喜んでいる反面、知らず知らずのうちに、有害金属を含んだ食材を口にしてしまっているということで、とでも恐ろしいことです。
といっても、有害金属が体に入らないように対策しようとしても、それは難しいこと。なので、体に有害金属が入って、脂肪と結合して燃えない脂肪がつくられ、ダイエットをしてもなかなか痩せない体になってしまうんですね。
燃えない脂肪を再び燃えるようにするには、その原因となる体にたまった有害金属を、体の外へ排出するしかありません。そのためには、今回ご紹介した方法にチャレンジするのが、最も良い方法です。
すべての方法をする必要はありません。あなたのできるのもからで構いませんので、有害金属を排出してダイエットに役立てていきましょう。