スペイン料理のアヒージョは、高カロリーです。そして、そのカロリーの大半は、オリーブオイルが占めています。
つまり、このオリーブオイルと加わるバゲットに工夫をすれば、一気にダイエット向きに変得れるのです。
今回は、アヒージョのカロリー・糖質、ダイエット向きに変える食べ方を紹介します。
高カロリーなアヒージョでダイエットができる?
「アヒージョ」とは、スペイン発祥の料理で、オリーブオイルに好きな野菜やエビ、タコなどの海鮮系の具材を入れるだけの簡単料理です。
アヒージョは、見た目からして、油に浸っている具材をバゲットにつけて食べるので、高カロリーそうに見えます。
実際、アヒージョは何も考えずに食べてしまうと、オリーブオイルのカロリーとバゲットの糖質で、確実に太ってしまうので、注意が必要な料理です。
しかし、そんなアヒージョにも、実はダイエット効果があり、今回紹介する工夫した食べ方をすれば、限りなくカロリーをカットすることができ、ダイエット向き料理に変えることが可能なのです。
ダイエット中にアヒージョを食べたいという方のために、アヒージョのカロリー・糖質量、ダイエット向きに変える食べ方などを紹介します。
アヒージョのカロリー
アヒージョのカロリーは、作り方やレシピ、具材によって異なりますが、一般的に1人前あたり「約329kcal」ほどと、高カロリーです。
そこに、フランスパンのバゲット(1枚あたり約21kcal)を付け合わせると、より高カロリーになってしまいます。
アヒージョ以外の食品のカロリー(1人前)
- ご飯:約250kcal
- パン:約317kcal
- うどん:約242kcal
- そば:約304kcal
このようにカロリー高めの主食類と比較してみても、アヒージョのカロリーが高いことが分かります。
このアヒージョのカロリーは、オリーブオイルがそのほとんどを占めています。
カロリーが高いので、ダイエット向きではないように思えますが、この高カロリーの原因となっているオリーブオイルをなんとかできれば、一気に低カロリーに変わります。
アヒージョの糖質量
アヒージョの糖質量は、作り方やレシピ、具材によって異なりますが、一般的に1人前あたり「約2.0g」ほどと言われており、低糖質です。
アヒージョ以外の商品の糖質量(1人前あたり)
- ご飯:約55.2g
- パン:約53.6g
- うどん:約52g
- そば:約40.8g
このように比較してみても、アヒージョの糖質が低いことがわかります。
オリーブオイルには糖質は含まれていませんし、具材も海鮮系や肉類など低糖質なものを使用しているので、アヒージョはここまで低糖質なのです。
しかし、いくらアヒージョの糖質が低いからといって、オリーブオイルが大半を占めるカロリーは、主食以上に含まれているわけですから、工夫もせずに食べ過ぎると、もちろん太る原因になるので注意しましょう。
アヒージョはバゲットが進んでしまうので注意!
アヒージョとバケットの相性って最高ですよね。
アヒージョを食べると、どうしてもバゲットが進んでしまい、ついつい食べ過ぎてしまい、摂取カロリーがオーバーしてしまう原因になります。
バゲットに含まれるニンニクには、食欲を増進してしまう効果もあるので、事前にどれくらいの量のバゲットを食べるかを決めておき、それ以上は食べないようにするなどの工夫が必要です。
アヒージョは、オリーブオイルを吸ってしまい、高カロリー・高糖質になってしまうということをまずは覚えておきましょう。
そんなアヒージョにもダイエット効果があった!
高カロリー・高糖質で太りやすいアヒージョも、実はダイエット効果を持っています。
このオリーブオイルや具材に含まれるダイエット効果を最大限に活かして、カロリー&糖質をカットする方法を実践すれば、アヒージョは一気にダイエットメニューに変わります。
アヒージョに期待できるダイエット効果を紹介します。
オリーブオイルがコレステロール値を下げてくれる
アヒージョに含まれるオリーブオイルには、不飽和脂肪酸の一種である「オレイン酸」という成分が豊富に含まれています。
このオレイン酸には、血液中のコレステロール値を減らしてくれる働きがあります。血液中のコレステロール値が下がると、体内の中性脂肪も減らすことができるので、肥満に効果的と言われています。
ニンニクが脂肪を燃焼してくれる
アヒージョにはニンニクが使用されていることが多いです。
ニンニクに含まれる、ニオイ成分である「アリシン」には、脂肪を燃焼してくれる働きがあります。
脂肪が一度体についてしまうと、なかなか除去することが難しいのですが、ニンニクを食べるだけの簡単な方法なので、おすすめです。
唐辛子が代謝を高めてくれる
多くのアヒージョには、唐辛子が使用されており、ダイエットに効果的と言われています。
唐辛子に含まれる「カプサイシン」は辛味成分で、摂取することによって、体温が上がります。
体温が上がると、内臓も温められ、内臓の働きが活発になるので、代謝が上がり、1日の消費カロリーを増やすことができると言われています。
またカプサイシンには、ニンニクと同じく脂肪を燃焼してくれる働きがあります。
ニンニクとカプサイシンのダブルの脂肪燃焼効果を期待することができます。
アヒージョをダイエットメニューに変える方法
バゲットをブランパンに変える
アヒージョの付け合わせとして、バゲットが有名ですが、バゲットはフランスパンなので高カロリー・高糖質で、食べ過ぎると太る原因になってしまいます。
ダイエット中のアヒージョでも太りにくくする食べ方として、一番良いのはバゲットを食べずに具材だけ食べる方法なのですが、パンをどうしても食べたい場合は、バゲットではなくブランパンに変える方法をおすすめします。
ブランパンは、バゲットより量を食べても、低カロリー・低糖質で済ませることができるのでおすすめです。
- 《ブランパンのカロリー・糖質量(1個あたり)》
- カロリー:約64kcal
- 糖質量:約2.3g
オリーブオイルを付ける量を減らす
先ほども紹介しましたが、アヒージョのカロリーの大半は、オリーブオイルのカロリーです。
アヒージョのカロリーの大半がオリーブオイルのカロリーということは、オリーブオイルを付ける量を減らせば、カロリーを大幅に減らすことができるということです。
確かにオリーブオイルをたっぷりとつけたほうが美味しいですが、今はダイエット中です!我慢して、オリーブオイルを付ける量を減らしましょう。
レモンをかけて食べる
ダイエット中にアヒージョを食べても太りにくくする食べ方として、レモンをかけて食べる方法をおすすめします。
レモンに含まれる「クエン酸」には、脂肪が体に吸収されるのを抑えてくれる働きがあるので、アヒージョの大量の脂肪分が体内に吸収される前に排出してくれるので、ダイエットに効果的です。
高カロリーなアヒージョでも食べ方次第ではダイエット向きに!
アヒージョのカロリー・糖質量、アヒージョをダイエット向きメニューに変える方法、食べ方の注意点などを紹介しました。
紹介した通り、アヒージョのカロリーは、オリーブオイルによって高くなっており、バゲットを一緒に食べることで糖質も高くなっているのでした。
しかし、そんなアヒージョにも、コレステロールを下げてくれたり、脂肪を燃焼してくれるなどのダイエット効果もあります。
アヒージョは、高カロリーの原因となるオリーブオイルと、高糖質の原因となるバゲットさえなんとかすれば、今度は反対に低カロリー・低糖質になり、ダイエット効果が豊富な料理に生まれ変わります。
ダイエット中にアヒージョを食べる際は、今回紹介した、「バゲットをブランパンに変えて低糖質にする」、「オリーブオイルをつける量を減らす」、「レモンをかけて食べる」などの太りにくくするコツを試して食べてみてください!