わかめは低カロリー・低糖質で、ダイエット効果も豊富に含まれているため、ダイエットに向いている食べ物です。

しかし、太る食べ合わせと、痩せる食べ合わせがあり、間違えると太ることもあります。

わかめのカロリー・糖質量、ダイエット効果、悪い・良い食べ合わせなどを紹介します。

低カロリー・低糖質なワカメでも食べ方合わせ次第では太る?

海藻類は、栄養満点で、ダイエット効果だけでなく、健康効果や美容効果など様々な効果がある万能な食べ物です。

お味噌汁や酢の物、サラダなど様々な調理法や食べ方があるのも、海藻類の良いところです。

その中でも、わかめは特に低カロリー・低糖質で、ダイエット効果も豊富でダイエットに向いていると言われています。

しかし、そんなわかめでも食べ合わせ次第では太る原因にもなります。

今回は、わかめのカロリー・糖質量、ダイエット効果、太る食べ合わせ、ダイエット効果を高める食べ合わせなどを紹介します。

わかめのカロリー

わかめのカロリーは、100gあたり「117kcal」で、お味噌汁の一般的なわかめの量あたり(約20g)だと「約24kal」ほどと低カロリーです。

わかめ以外の海藻類のカロリー(20gあたり)

  • ひじき:約28kcal
  • 昆布:約28kcal
  • 海苔:約38kcal
  • もずく:約1kcal
  • めかぶ:約3kcal

このように比較してみても、もずくやめかぶよりは高いものの、わかめのカロリーが低いことがわかります。

ただし、いくら低カロリーなわかめでも、調理法や食べ方次第ではカロリーがグンと高くなることもあるので、注意が必要です。

わかめ料理のカロリー(1人前あたり)

  • わかめの味噌汁:約30kcal
  • わかめの酢の物:約19kcal
  • わかめご飯:約273kal
  • 海藻サラダ:約70kcal

わかめの糖質量

わかめの糖質量は、100gあたり「約6.2g」で、お味噌汁の一般的なわかめの量あたり(約20g)だと「約1.2g」ほどと低糖質です。

わかめ以外の海藻類の糖質量(20gあたり)

  • ひじき:約2.6g
  • 昆布:約5g
  • 海苔:約38kcal
  • もずく:0g
  • めかぶ:0g

このように他の海藻類と比較してみても、わかめの糖質量が低いことが分かります。

わかめの糖質量は低いので、糖質制限ダイエットに向いていると言えるでしょう。

また、カロリー同様、調理法や食べ方次第では、糖質量がグンと跳ね上がることもあるので、頭に入れておいてください。

わかめのダイエット効果

セルロースが便秘を解消してくれる

わかめには「セルロース」という食物繊維が豊富に含まれています。

このセルロースには、整腸作用があり、腸内環境を整え、便秘を解消してくれるので、ダイエットに効果的と言われています。

便秘を解消することによって、体内の老廃物や毒素を効率良く排出できるので、痩せやすい体を作ることができると言われています。

アルギン酸が満腹感を出してくれる

わかめには、「アルギン酸」という食物繊維も豊富に含まれています。このアルギン酸は、水分を含むと膨らむ性質があります。

お腹の中で水分を含んで膨らむことによって、少量で満腹感を得ることができ、1日の摂取カロリーを減らすことができるので痩せることができます。

わかめには、セルロースとアルギン酸の2種類の食物繊維が含まれているので、高いダイエット効果を発揮してくれます。

カリウムがむくみを解消してくれる

わかめには、ダイエットに欠かせない成分である「カリウム」が豊富に含まれています。

このカリウムには、むくみを解消してくれる働きがあると言われています。

人の体がむくむ原因は様々ありますが、主な原因は塩分や水分が体に溜まること。

塩分を摂取し過ぎ、体内の塩分濃度が高くなると、それを中和しようと水分が補給されます。

そして、その水分が体の部位に溜まり、むくむという仕組みです。

カリウムには利尿作用があり、その余分な塩分や水分を尿と一緒に排出してくれるので、むくみを解消することができるのです。

ヨウ素が脂肪燃焼を促してくれる

わかめには、「ヨウ素」という成分も豊富に含まれています。

ヨウ素には脂肪を燃焼してくれる働きがあり、今まで体に蓄積されてきた脂肪を排出してくれるので、ダイエットに効果的と言われています。

ただし、ヨウ素の摂り過ぎは、甲状腺に異常をきたすこともあるので、摂り過ぎには注意するようにしましょう。

ヨウ素は体内で不足してもダメですし、摂り過ぎても良くないので、適量を摂取することを意識しましょう。

カルシウムが脂肪の吸収を妨げてくれる

牛乳などに多く含まれている「カルシウム」ですが、わかめにもカルシウムが豊富に含まれていると言われています。

カルシウムといえば、骨や歯の強化やイライラの解消効果が有名ですが、脂肪が体に吸収されるのを防いでくれる効果もあります。

カルシウムによって脂肪が体内に吸収されにくくなるので、体に脂肪がつきにくくなり、太りにくくすることができると言われています。

太る食べ合わせ「わかめ+ネギ」

わかめとネギは、お味噌汁の具の定番といっても過言ではないほど、味の相性が良い食べ合わせですが、実はわかめとネギの食べ合わせはダイエット的には良くなかったのです。

わかめとネギの食べ合わせが良くない理由は、ネギに含まれる「リン」という成分が、わかめに含まれるカルシウムが体内に吸収されるのを妨げてしまうため。

カルシウムにはダイエット効果があるので、ネギと一緒に食べてしまうと、カルシウムのダイエット効果が台無しになってしまうので、わかめとネギを一緒に食べるは避けるようにしましょう。

わかめのダイエット効果を高める食べ合わせ

わかめ+味噌汁+ごま油

わかめのダイエット効果を高めるのならば、わかめのお味噌汁にごま油を数滴垂らして食べる食べ方をおすすめします。

わかめのお味噌汁にごま油の組み合わせが良い理由は、わかめに含まれるヨウ素は、油と一緒に食べると体内への吸収率が上がると言われているからです。

ごま油には、リノール酸やオレイン酸が含まれているので、コレステロール値を下げてくれるなどのダイエット効果があります。

ごま油は高カロリーですが、かけ過ぎなければ、ダイエット効果を期待することができますよ。

わかめ+オクラ+酢

「わかめとオクラの酢の物」もわかめのダイエット効果を高めるレシピです。

オクラには、コレステロール値を下げてくれる、血糖値の上昇を緩やかにしてくれるなどのダイエット効果があるためです。

また、お酢にも脂肪燃焼効果などのダイエット効果があるので、このレシピはかなり相性の良い食べ合わせと言えるでしょう。

低カロリー・低糖質なわかめでも食べ合わせ次第では太る!

わかめのカロリー・糖質量を紹介しました。

紹介した通り、わかめは低カロリー・低糖質でダイエット効果も豊富に含まれているため、ダイエットに向いている食べ物と言えます。

しかし、ネギと一緒に食べてしまうと、わかめのカルシウムが体内に吸収されるのを妨げてしまうため、太りやすくなってしまいます。

ダイエット中にわかめを食べる場合は、今回紹介した、わかめの味噌汁に少量のごま油をかける、わかめとオクラの酢の物にして食べるなど、食べ合わせの良い食べ方を試してみてください!