宮崎を代表するご当地グルメの「チキン南蛮」。

チキン南蛮は、揚げた鶏肉の上にタルタルソースがたっぷりとかかっているので、見るからに高カロリーで、ダイエットには不向きな食品というイメージが強いでしょう。

そんなチキン南蛮ですが、元々はダイエット向きの鶏肉から作れており、食べ方と工夫次第では、ダイエット向きの食品になるとも言われています。

今回は、チキン南蛮のカロリー・糖質量、ダイエット向けな食品に変える食べ方・方法、ダイエット中の注意点などについて紹介します。

チキン南蛮のカロリーは?

まずはチキン南蛮のデータを確認していきましょう。

チキン南蛮のカロリーは、もちろんお店や作り方によって異なりますが、1人前分(235g)でおよそ「約600kcal」ほどです。

チキン南蛮以外の鶏肉料理のカロリー(100gあたり)

  • 鶏もも肉の唐揚げ:233kcal
  • 手羽先:252kcal
  • フライドチキン:245kcal
  • 竜田揚げ:265kcal

チキン南蛮は、100gあたりで直すと「255kcal」になるので、その他の鶏肉料理と比べてもあまり変わらないカロリーと言うことができます。

甘い南蛮漬けのソースやタルタルソースを使っている割には、そこまでカロリーは高くないとも言えるでしょう。

チキン南蛮の糖質は?

チキン南蛮の糖質は、1人前(235g)でおよそ「約11.5g」ほどです。

チキン南蛮以外の鶏肉料理の糖質(100gあたり)

  • 鶏もも肉の唐揚げ:3.5g
  • フライドチキン:1.7g
  • 手羽先:5.0g
  • 竜田揚げ:3.5g

鶏肉は、全般的に糖質が少ない特徴があります。

チキン南蛮は、100gあたりの糖質は、「4.8g」ほどなので、カロリー同様に糖質も他の鶏料理とほぼ同く、低糖質と言えます。

チキン南蛮の糖質は、タルタルソースに含まれている砂糖や、衣として使用する小麦粉や片栗粉が大きく占めています。

高カロリーなチキン南蛮が持つダイエット効果

紹介したように、チキン南蛮は他の揚げた鶏肉料理とあまり変わらないカロリーではありますが、全食品の中では高カロリーな部類に入ります。

それにも関わらず、高カロリーなチキン南蛮がダイエット向きと言われる理由を3つ紹介します。

意外と糖質は少ない

小麦粉や片栗粉を使用していますが、調理の際に余分な粉は、はたいて落として作るので使用量はかなり少ないのです。

さらにこの糖質量は、衣や揚げ方、タルタルソースに工夫をすることで、さらにカットすることが可能です。

タンパク質が豊富

タンパク質は筋肉などの維持には欠かせないものなのですが、ダイエット中は不足してしまいがちです。

筋肉量が落ちてしまうと、基礎代謝の減少などを引き起こしてしまいます。

基礎代謝が減少してしまうと、痩せたくても痩せれない体質になってしまうので、チキン南蛮に含まれるタンパク質はダイエットにとても有益なのです。

お酢により内臓脂肪が減少する

元々ダイエットにお酢が良いとは言われていましたが、最近の研究の結果では、お酢に内臓脂肪を減少させる効果があることが分かっています。

1日30mlほど摂ると良いと言われていますが、チキン南蛮は平均して1人前で25ml程度使用されていることが多いので、ダイエットに十分な効果が見込めます。

ダイエット中にチキン南蛮を食べるときの注意点

チキン南蛮をダイエット中に食べる時の注意点は主に3つあります。

タルタルソースは少なめに

チキン南蛮のカロリーを大幅に引き上げているのがタルタルソースなので、出来るだけ少なめにしてあげるとカロリーを抑えることが出来ます。

また、タルタルソースは自分で作るほうが低カロリー・低糖質にすることができます。

一緒に糖質を摂らないようにする

チキン南蛮は、カロリーが高いのにダイエット中に食べても良いと言われる理由は、糖質が少ないからです。

しかし、チキン南蛮にご飯など糖質の多いものを一緒に食べてしまったら意味がなくなってしまうので、ご飯の量を減らすか、ご飯は食べないようにすることが必要です。

チキン南蛮をダイエットメニューに変える方法

チキン南蛮は、工夫さえすれば、ダイエット向けのメニューに変わります。

ここでは、主に3つダイエット向けに変える方法・調理法を紹介します。

チキン南蛮の肉の種類を変える

チキン南蛮は、鶏肉で作りますが、その多くはもも肉を使われます。

もも肉は、ジューシーで確かに美味しいのですが、カロリーが少し割高になってしまいます。

そこで、もも肉を鶏むね肉に変えたり、もも肉なら皮を取ってしまうなどするとカロリーを大幅に引き下げることが出来るので、自宅で作る場合には実践したいポイントです。

ノンフライヤーで揚げずに作る

チキン南蛮に使う肉の種類を変えることもそうですが、そもそも揚げないという選択もあります。

少なめの油で「揚げ焼き」のようにすると、油の量が少なくて済むのでヘルシーになります。

ノンフライヤーを持っている方であれば、ノンフライヤーで調理することで完全に油をカットすることが出来て、出来上がるチキン南蛮のカロリーは、かなり少なくなります。

タルタルソースの工夫

チキン南蛮のカロリーは、タルタルソースがそのカロリーを高めている訳ですが、タルタルソースがおいしさのポイントでもあるので、たっぷり付けたいと思う方も多いでしょう。

そこで、タルタルソースに一工夫するのです。

市販のタルタルソースは、具材が少なかったりするものが多いので、具材の量を増やしてマヨネーズの量を減らせば、カロリーをカットすることができます。

チキン南蛮は工夫次第でダイエットの味方に

チキン南蛮のカロリー・糖質、チキン南蛮が持つダイエット効果、食べる際の注意点、チキン南蛮をヘルシーに食べる方法などを紹介しました。

チキン南蛮は、揚げている上に、タルタルソースを使用する食品なので、ダイエットには適さないものというイメージが強いのですが、意外と糖質は少なく、調理法の工夫の仕方が沢山あるメニューなのです。

もちろん、毎日チキン南蛮を食べるとなると大変ですが、カロリー・糖質などをしっかりと意識した上で食べる分には、タンパク質も豊富なので必ずしも避けなければならない食品ではないということです。

チキン南蛮をダイエット中に食べるときは、今回紹介した方法をぜひお試しください。