とうもろこしは、野菜の一種でありながらも味は甘いため、カロリーや糖質が低いのか高いのか分かりにくい食べ物です。

実際、とうもろこしは、やや糖質は高いのですが、低カロリーでダイエット効果もあるため、ダイエット向きの食べ物と言われています。

とうもろこしのカロリー・糖質、注意点などを紹介します。

とうもろこしのカロリーや糖質って低いの?高いの?

甘くて美味しい「とうもろこし」。

茹でたり焼いたり様々な食べ方のある野菜です。

とうもろこしは野菜ですが、味自体は甘いため、カロリーや糖質量が低いのか高いのか分かりにくい食べ物です。

そんなとうもろこしですが、実際には低カロリーな上に、ダイエット効果が多く、糖質こそやや高いですが、ダイエットに向いている食べ物と言われています。

しかし、いくらダイエットに向いているトウモロコシとはいえ、食べ物なので食べ方・種類を間違えると太る原因にもなります。

今回は、とうもろこしのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める食べ方などを紹介します。

とうもろこしのカロリー

とうもろこしのカロリーは、茹でるか焼くかによってカロリーが大きく変わってきます。

とうもろこしの調理別のカロリー

  • 茹でとうもろこし(1本 可食部 100gあたり):約99kcal
  • 焼きとうもろこし(1本 可食部 136gあたり):約136kcal

とうもろこし以外の野菜のカロリー

  • トマト(1個 165gあたり):約31kcal
  • ナス(1個 72gあたり):約16kcal
  • きゅうり(1本 98g あたり):約14kcal

このように他の野菜のカロリーと比較すると、とうもろこしのカロリーは高いと思われますが、主食にしている国もあるほど、腹持ちが良く、栄養満点の食べ物です。

主な主食のカロリー(1食あたり)

  • ご飯(1膳150g):約250kcal
  • 食パン(6枚切り2枚):約316kcal
  • うどん(1玉230g):約242kcal
  • そば(1人前260g):約296kcal

このように、主な主食と比べてみると、大きくカロリーに差が出ます。

とうもろこしは野菜ですが、主食として見ると、低カロリーと言うことができるのです。

とうもろこしの糖質量

とうもろこしの糖質量は、カロリー同様茹でるか焼くかで数値が異なります。

とうもろこしの調理別の糖質

  • 茹でとうもろこし(1本 可食部 100gあたり):約15.1g
  • 焼きとうもろこし(1本 可食部 136gあたり):約25.1g

とうもろこし以外の野菜の糖質量

  • トマト(1個 165gあたり):約3.1g
  • ナス(1個 72gあたり):約4g
  • きゅうり(1本 98g あたり):約1.9g

カロリー同様、とうもろこしは野菜などの食べ物と比べると高糖質です。

なぜ、とうもろこしの糖質量は高いかというと、それはとうもろこしの甘さによるもの。

とうもろこしには糖が含まれているため、糖質が高くなっているのです。

とはいえ、これは野菜と比べた場合で、ご飯1膳(160g)で59gほどの糖質が含まれているので、主食と比べると低糖質なのです。

とうもろこしのダイエット効果

食物繊維が便秘を解消してくれる

とうもろこしには、食物繊維が豊富に含まれています。

とうもろこしの食物繊維量は、含有量が多いと言われているごぼうをも凌ぎます。

食物繊維を摂取すると、腸内環境が整えられ、便秘を解消してくれるので、体に溜まった老廃物や毒素が効率よく排出され、痩せやすい体を作ることができます。

また、食物繊維には水分を含むと膨らむ効果もあり、お腹の中で膨らむことにより、少量で満腹感を得ることができるので、摂取カロリーを抑え、痩せることができます。

ビタミンB1が糖質の代謝を高めてくれる

とうもろこしに含まれるビタミンB1というビタミンが豊富に含まれています。

このビタミンB1には、摂取された糖質をエネルギーに変換する働きがあり、本来脂肪になりやすい糖質を脂肪になる前にエネルギーとして代謝してくれるので、痩せやすくなると言われています。

ビタミンB1によってエネルギーが作られ、体にエネルギーが行き渡ると、体の代謝も上がり、一石二鳥の効果があるのです。

ビタミンB2が脂肪を燃焼してくれる

とうもろこしには、ビタミンB2という成分も豊富に含まれています。

このビタミンB2には、脂肪の燃焼を促進してくれる働きがあり、体に蓄積された頑固な脂肪を効率良く排出してくれます。

また、ビタミンB2にはダイエット効果だけでなく、肌荒れや髪トラブルへの美容効果、目の疲れや充血、生活習慣病への健康効果もあると言われています。

リノール酸がコレステロール値を下げてくれる

とうもろこしには、不飽和脂肪酸という油の一種であるリノール酸が含まれています。

リノール酸は油ということでダイエットに敬遠されがちですが、実はダイエットに強い働きかけをしてくれる成分だったのです。

リノール酸を摂取すると、血中のコレステロール値が下がります。

コレステロール値が減少すると、中性脂肪も減り、痩せやすい体になることができると言われています。

ダイエット中のとうもろこしの注意点

糖質があるということは知っておく

とうもろこしは低カロリーで、ダイエット効果も高いため、ダイエットに向いている食べ物ですが、糖質量はやや高めです。

茹でとうもろこし(1本 可食部 100gあたり)が「約15.1g」、焼きとうもろこし(1本 可食部 136gあたり)が「約25.1g」ほど、糖質が含まれています。

糖質量が高いということは、そのカロリー以上に太りやすいということなので、食べ過ぎないように注意しましょう。

焼きとうもろこしはカロリーがや糖質量が高い

先ほど、茹でとうもろこしと焼きとうもろこしのカロリーと糖質量を紹介しましたが、茹でたものよりも焼いたものの方がカロリーや糖質が高くなります。

その理由は、とうもろこしを焼く際にバターや調味料などで味付けをするため。

その分カロリーや糖質量が高くなってしまうのです。

ダイエット中にとうもろこしを食べる際は、できるだけ焼いたものではなく、茹でたものを食べるようにすると良いでしょう。

とうもろこしのダイエット効果を高める食べ方・コツ

間食ではなく主食として食べる

とうもろこしのダイエット効果を高める食べ方として、間食ではなく主食として食べる方法をおすすめします。

普段食べているご飯やパン、麺類などの主食ととうもろこしを置き換えることによって、その分カロリーをカットすることができるため、痩せやすくなります。

とうもろこしは、他の主食に引けを取らない腹持ちがあるため、おすすめの方法です。

とうもろこしのひげ茶を飲む

とうもろこしのひげの部分は、なかなか使い道がなく、捨てられがちですが、実はひげの部分もにも大変高いダイエット効果があるのです。

とうもろこしのヒゲのダイエット効果

  • 利尿作用のあるカリウムが、むくみを解消してくれる
  • 鉄分が豊富で、代謝をアップしてくれる
  • 食物繊維が便秘を解消してくれる

とうもろこしのひげ茶は、市販でも売られていますが、自宅でも簡単に作ることができます。

今までひげの部分を捨てていたのならもったいないので、これからはひげも有効活用するようにしましょう!

とうもろこしのひげ茶のレシピ(1.5ℓ分)

  • 《材料》
  • とうもろこしのひげ 4本分
  • 水 1.5ℓ

とうもろこしのひげ茶の作り方

1.とうもろこしから、ひげを取り水洗いし、1日天日干しする

2.フライパンでひげを乾煎りする(油を使わずにそのまま炒めること)

3.均一に焦げ茶色になったら火を止める

4.鍋に水を入れ沸騰させたら、炒ったひげを入れ煮出して完成!

とうもろこしは低カロリーでダイエット向きの食べ物!

トウモロコシのカロリー・糖質量を紹介しました。

紹介したようにとうもろこしは低カロリーでダイエット効果が高い食べ物です。

しかし、とうもろこしは糖質が高いため、食べ過ぎたり、何も考えずに食べると太る原因になります。

ダイエット中にとうもろこしを食べる際は、今回紹介した、とうもろこしのひげ茶を飲む、主食として食べるなどの工夫をして食べるようにすると、より高いダイエット効果を期待することができますよ!