かき揚げとは、魚介類や野菜を細かく切って合わせた、お蕎麦やうどんのお供として鉄板の天ぷらの一種です。
かき揚げは、蕎麦屋やうどん屋では、置いてあるお店も多く、よく食べるという方も多いのではないでしょうか?
そんなかき揚げですが、多くの具材にたくさん衣をつけて揚げているので、やはり高カロリーなイメージですよね。
しかし、実際には、食べ方にさえ注意すれば、痩せることも可能な食品なのです。
今回は、かき揚げのカロリーと、高カロリーなかき揚げでも痩せれる理由、ダイエット中にかき揚げを食べる時の注意点などを紹介します。
かき揚げのカロリーは?
有名店のかき揚げのカロリー
- 丸亀製麺 野菜かき揚げ:456kcal
- はなまるうどん ヘルシーかき揚げ:162kcal
かき揚げ1個あたりのカロリーは、お店や商品によってレシピや具材、大きさなどが違うため、差はありますが、平均的に「約234kcal」と言われています。
丸亀製麺の野菜かき揚げは、サイズが大きく、具材もたくさん入っているため、高カロリーになっていますが、その分食べ応えがあり、かき揚げだけでお腹がいっぱいになるほど満腹感があります。
はなまるうどんのヘルシーかき揚げは、その名の通りヘルシーでカロリーがかなりカットされています。このヘルシーかき揚げは、油分を47%カットしてあるため、この低カロリーを実現できているのです。
かき揚げ以外の天ぷらのカロリー
- えび天:約58kcal
- とり天:約113kcal
- イカ天:約104kcal
- 磯辺揚げ:約86kcal
このように比較してみても、かき揚げのカロリーは突出して高いことがわかります。
なぜ、こんなにもかき揚げのカロリーが高いかというと、大きさやボリュームがあり、具材を他の天ぷらよりも多く使用しているためです。
カロリーが高いため、ダイエット中には敬遠されがちですが、その分満腹感があり、食事の量を減らせるなどのいい面もあるのです。
かき揚げの糖質量は?
有名店のかき揚げの糖質量
- 丸亀製麺:37.4g
- はなまるうどん:18.8g
カロリー同様に、糖質量もお店や商品によって、差はあるのですが、かき揚げ1個あたりの平均的な糖質量は、「約6.1g」と言われています。
丸亀製麺とはなまるうどんのかき揚げの糖質量を比較すると、丸亀製麺のかき揚げの糖質量は、はなまるうどんのかき揚げの糖質量の「約2倍」ほど。はなまるうどんは油分をカットしているので、その分低糖質になっています。
かき揚げ以外の天ぷらの糖質量
- えび天:約1.53g
- とり天:約4.03g
- イカ天:約1.63g
- 磯辺揚げ:約3.07g
他の天ぷらの糖質量を紹介しましたが、カロリーと同じくかき揚げの糖質量の高さがわかります。
かき揚げの糖質量が高い理由として、やはり具材の多さ、大きさにボリュームがあるなどが挙げられます。
高カロリーなかき揚げで痩せれる理由
紹介した通り、かき揚げは高カロリー・高糖質で、いかにもダイエットには向いていなく、太ると思われがちですが、実はかき揚げにはたくさんの具材が含まれており、それぞれにダイエット効果があり、食べ方次第では痩せることもできるのです。
玉ねぎが脂肪燃焼してくれる
かき揚げに含まれるケルセチンという成分には、体に溜まった脂肪を燃焼してくれる働きがあります。
玉ねぎは、たくさんある野菜の中でもケルセチンの含有率がトップクラスの野菜です。
ケルセチンには、脂肪を燃焼してくれる働きだけでなく、脂肪吸収を抑えてくれたり、体内のコレステロール値を下げてくれる働きなどがあり、玉ねぎはダイエットに向いている食べ物なのです。
にんじんのβカロチンが体の代謝を高めてくれる
かき揚げのにんじんに含まれるβカロチンには、体の代謝を高めてくれる働きがあり、摂取することによって、痩せやすい体を作ってくれます。
人の体には、細胞を傷つけるとされる活性酸素が存在しています。活性酸素によって傷つけられた細胞は正常に働くことができなくなるので、その分体の代謝が下がります。
そこで、βカロチンを摂取してあげることによって、βカロチンには抗酸化作用という働きがあるため、その活性酸素を取り除いてくれます。
その結果、細胞が正常に働けるようになり、体の代謝が上がり、1日の消費カロリーが上がるため、痩せやすくなるという仕組みです。
エビに含まれるビタミンEがコレステロール値を下げてくれる
かき揚げにはエビが入っていることが多いですが、このエビにもダイエット効果があると言われています。
エビには、ビタミンEという栄養分が多く含まれています。
このビタミンEには、中性脂肪の原因である、コレステロール値を下げてくれる働きがあり、痩せることができます。
ダイエット中のかき揚げの注意点
めんつゆや醤油のカロリーに注意!
かき揚げなどの天ぷらに、醤油をかけたり、またはめんつゆにつけて食べたり、様々な食べ方があります。
確かに、めんつゆや醤油をつけた方が美味しくはなるのですが、めんつゆや醤油にもカロリーが含まれているので、かき揚げのカロリーにプラスされ、より高カロリーになってしまいます。
かき揚げを食べる時は、できるだけめんつゆや醤油をかけないで食べるようにしましょう。
揚げてから時間が経ったものは体に良くない
お店で食べる時や自宅で作った時では、比較的揚げたてのかき揚げを食べることができるのですが、スーパーなどで購入して食べる時は、揚げてから時間が経っていることが多いですよね。
揚げてから時間が経つと、油が酸化し、それを体内に取り入れることによって、病気や太る原因になったりします。
かき揚げを食べるのならば、揚げたてのものを食べることをおすすめします。
かき揚げのダイエット効果を高める食べ方
大根おろしをかけて食べる
かき揚げを食べる時は、大根おろしをかけて食べることをおすすめします。
大根おろしには、消化酵素であるアミラーゼが豊富に含まれており、かき揚げの糖質や炭水化物をいち早く消化してくれるため、痩せやすい体を作ることができます。
先ほど、めんつゆや醤油をかけずに食べる方法を紹介しましたが、それでは物足りないという方にオススメの方法です。
ヘルシー簡単かき揚げレシピを作る!
ごぼうと生姜のオリーブオイルかき揚げ
- 材料 2人分
- 玉ねぎ 1/2個
- にんじん 1/2本
- エビ 適量
- ごぼう 1/2本
- 生姜:1/4本
- オリーブオイル 適量
- 天ぷら粉 150cc
- 冷水 70cc
ヘルシーかき揚げの作り方
- 1.野菜をお好みの大きさに切る。
- 2.ボウルに天ぷら粉、冷水を入れ、そこに野菜を入れ混ぜ合わせる。
- 3.フライパンにオリーブオイルを入れ、170℃くらいまで熱し、揚げる。
- 4.サクサクになるまで揚げたら、油を切って完成。
ヘルシーかき揚げのポイント
サラダ油ではなく、オリーブオイルを使用しているので、カロリーを抑えることができます。
また、オリーブオイルは、サラダ油よりも酸化しにくい性質があるので、揚げてから時間が経っても安心。
具材には食物繊維豊富なごぼう、体を温めてくれ代謝を高めてくれる生姜を使用していて、低カロリーでヘルシーなかき揚げになっています。
高カロリーなかき揚げでも食べ方次第では痩せれる!
かき揚げのカロリーを紹介しました。
かき揚げは高カロリー・高糖質なため、ダイエットに向いていないと思われがちですが、実はダイエット効果がたくさんあり、食べ方を間違えなければ、痩せることができる食べ物なのです。
ダイエット中にかき揚げを食べる場合は、めんつゆや醤油はかけない、揚げてから時間が経ったものは食べないなどの注意点を守り、工夫をして食べてみてください!