スコーンといえば、高カロリー・高糖質というイメージがあり、ダイエット中は避けられがちです。
ただし、スコーンも腹持ちがよくミネラルなどが含まれているので、工夫次第ではダイエットにも応用が可能です。
スコーンのカロリーと糖質を抑える方法、ダイエット中の注意点などを紹介します。
スコーンのカロリーと糖質は、いくらでも抑えれる?
イギリスのスコットランドで良く食べられているスコーン。
日本でも、パン屋やコンビニ、カフェなどでよく見かけますが、小さい割に高カロリーなイメージがあり、ダイエット中の人には向かないと考えられるようです。
しかし、スコーンの特徴を有効に利用したり、工夫次第でいくらでも美味しくヘルシーなダイエット食になったりします。
そしてヘルシーなスコーンは、自宅で作るのも一つの方法ですが、身近なコンビニにも売っているのです。
今回は、ダイエット中にスコーンを食べるという方のために、スコーンのカロリー・糖質を抑える対策法、スコーンに期待できるダイエット効果などを紹介します。
スコーンのカロリーは?
スコーンのカロリーは、大きさや味の種類にもよりますが、平均的な大きさのプレーンのもので「約215kcal(68gあたり)」です。
100gで換算すると「318kcal」程度になります。
スコーンは、小麦粉やバター、卵などが使用されているので、カロリーが高くなっています。
ただし、小麦粉を使用しない場合では、カロリーはもう少し低めになります。
スコーン以外の食品のカロリー(100gあたり)
- ビスケット:約522kcal
- クラッカー:約492kcal
- ベーグル・食パン:約270kcal
このように比較してみると、同じ小麦粉を使うビスケットやクラッカーなどのお菓子よりはカロリーが低く、バンと比べるとバターを多く使う分、スコーンのほうがカロリーが高めになっています。
これはプレーンの場合のカロリーであり、スターバックスに売っているようなチョコレートスコーンなどは、カロリーも更に高くなり400kcalほどになっています。
スコーンの糖質量は?
スコーンの糖質は、大きさや味の種類にもよりますが、平均的な大きさのプレーンのもので「約30g(68gあたり)」です。
スコーン以外の食品の糖質(100gあたり)
- ビスケット:約61g
- クラッカー:62g
- ベーグル:36g
このように比較すると、スコーンの糖質は他のパンやお菓子よりは、マシと言えるでしょう。
ただし、これは高糖質の元になる小麦粉を使った類似食品と比べた場合であり、全食品の中では高糖質と言えるでしょう。
また、これはプレーンの場合であり、ジャムやチョコレートをつけて食べる場合は更に高くなります。
スターバックスに売っているスコーンも様々なフレーバーがありますが、高糖質になっているのは間違い無いでしょう。
ダイエット中にスコーンを食べる時の注意点
スタバなどの甘いフレーバーのスコーンはNG
スターバックスのスコーンは、甘くてコーヒーにも合い、行くと食べたくなる気持ちは分かりますが、ダイエット中であれば、カロリーの高いスコーンは避けるようにしましょう。
スターバックスのスコーンのカロリー(1個あたり)
- アメリカンスコーン チョコレートチャンク:397kcal
- アメリカンスコーン ナッツ:412kcal
- アメリカンスコーン レモン&ポピーシード:427kcal
このように、スタバのスコーンは通常のスコーンの倍くらいのカロリーがあります。
糖質量は公開されていませんが、カロリー同様に通常より高糖質と言えるでしょう。
スコーンと一緒に飲むものに気をつける
スタバなどでスコーンを食べる時には、一緒に飲むドリンクにも注意しましょう。
もし仮にカロリーの高いフラペチーノと一緒にスコーンを食べた場合は、tallサイズの場合で1000kcal近くになってしまいます。
1日の摂取カロリーのおよそ半分くらいになるので、要注意です。
食べるタイミングに注意
ここまで紹介したように、スコーンは高カロリー・高糖質なので、食べるタイミングにも注意しましょう。
スコーンは見た目以上に食べ応えがあるので、食後にはなかなか食べれないと思いますが、仮に「スコーン+1品」を食べてしまうと、確実にカロリーオーバーになってしまうでしょう。
スコーンは、低カロリー・低糖質のものをなるべく選び、かつ15時の間食や朝食の代わりなどに食べるのがおすすめです。
スコーンにもダイエット効果はあるので条件付きで適量はOK
スコーンはケーキよりカロリーが低く、腹持ちがいい
スコーンは高カロリー食品と言えますが、脂質の高さを逆にダイエット効果につなげる方法もあります。
急激な血糖値上昇は、空腹を感じやすくする可能性があると紹介しましたが、血糖値の上昇が脂質によって緩やかになるため、空腹を感じる回数を減らせるとも言われています。
ダイエット中に甘いものを我慢するのは、ストレスになりやすいでしょう。
ケーキなどよりカロリーが少なめのスコーンなら、腹持ちが良いスイーツとして、時々は楽しめそうです。
スコーンにはダイエットに効果のあるミネラルが含まれている
スコーンには、「モリブデン」と「セレン」というミネラルが含まれています。
体内の有害物質を無害にする役割があるモリブデンは、脂質と糖質に対して燃焼させる性質もあると言われています。
一般的な日本人はモリブデン不足にはなりませんが、食事制限中は配慮したい栄養素と言え、それがスコーンなら美味しく摂取できます。
また、セレンには新陳代謝を促す効果があるので、キレイに痩せたい人にも効果的と言えるでしょう。
スコーンをダイエット食に変えるための工夫
スコーンは低糖質のものを「買う」or「作る」
スコーンをヘルシーに食べたいのなら、最近売られるようになった糖質オフのものを選びましょう。
コンビニのファミリーマートにも、ライザップとコラボした低糖質のスコーンが売っています。
また、意外にもスコーンは簡単に調理できるので、ダイエット食として自分で作るのも一つの手段です。
例えば生地におからを使用したレシピであれば、低糖質になり、食物繊維が多く含まれるため少しの量で満腹感を得られるでしょう。
スコーンは200kcal以下のものを選ぶ
スコーンは、腹持ちが良いというメリットはありますが、高カロリー・高糖質という部分が最大のデメリットです。
最近では、低カロリー・低糖質なスコーンもコンビニで売られるようになっているので、そういったものを選べば、カロリー・糖質の弱点は解消され、腹持ちが良いというメリットのみを得られます。
また、スコーンのカロリーは、朝食や昼食と比べれば、圧倒的に低カロリーと言えるので、朝食や昼食に置き換えるという方法もおすすめです。
スコーンは、低カロリー・低糖質なものを選ぶことが重要
スコーンのカロリー・糖質、ダイエット中に気を付けたい食べ方、スコーンが持つダイエット効果を最大限に活かす方法を紹介しました。
スコーンはやはり高カロリー・高糖質なので、スターバックスで売っているような、甘くてソースやトッピングが付いているスコーンは、ダイエット中であれば控えた方がいいでしょう。
とは言え、スコーンにもダイエット効果はあり、腹持ちが良いというメリットもあるので、低カロリーなスコーンを選び、朝食や昼食に置き換えたりすれば、ダイエットにも応用が可能です。
身近なところでは、ファミリーマートに売っている、ライザップとコラボをした「チョコチップスコーン」であれば、糖質は19.8gと控えめなので、おすすめです。
食べる量やフレーバー、材料に配慮しながらスコーンをダイエット食にすれば、甘い物を食べられないストレスからも解消され、楽しくダイエットが続けられるはずです。