つけ麺は、ラーメンと比べて麺がスープを吸っていない分低カロリーに思われがちです。

しかし、実際にはラーメンよりも太りやすいと言われています。

なぜ、つけ麺はラーメンよりも太りやすい食べ物と言われているのでしょうか?その理由を紹介します。

つけ麺のカロリーは?糖質は?

つけ麺のカロリーは、大勝軒やtstsu、やすべえ、六厘舎など有名店には記載がありませんが、一般的なつけ麺でいうと、200gでおよそ「650kcal」。

300gだと、「約880kcal」になります。

  • ラーメン:約420kcal(1人前あたり)
  • 油そば:約600kcal(1人前あたり)

このようにラーメンや油そばと比較すると、つけ麺のカロリーが高いことがわかります。

つけ麺の糖質量は、麺200gで「約72g」。麺300gだと、「約110g」です。

  • ラーメン:約69g(1人前あたり)
  • 油そば:約55g(1人前あたり)

糖質量も、つけ麺が一番多いということがわかります。

このように、カロリーや糖質の面で見ると、つけ麺が一番太りやすということが明らかです。

つけ麺がラーメンより太る理由

つけ麺は太麺が多い

つけ麺がラーメンよりも太りやすい原因として、麺の太さが挙げられます。

ラーメンよりもつけ麺の方が太麺が使用されていることが多いです。

細麺よりも太麺の方が、カロリーや糖質が高いのは明らかですよね。

また、つけ麺はラーメンやまぜそばなどよりも具が少なく、ついつい大盛りなどを食べてしまうのも原因です。

冷たいから沢山食べれてしまう

基本的につけ麺の麺は冷たいものが多いです。

実は、この麺の冷たさにも太りやすい理由が隠されていました。

ラーメンは熱く、時間をかけないとなかなか食べれないのに対し、つけ麺の麺は冷たく、一気に食べてしまいがちです。

人の体は、食べ始めから20分以上経たないと満腹感を感じることができません。

20分経つまでは、いくら食べてもお腹がいっぱいにならず、一気に急いで食べてしまうと、ついつい必要以上に食べ過ぎてしまい、カロリーや糖質の摂り過ぎになってしまうのです。

つけ麺のスープはラーメンより濃い

つけ麺のスープは、ラーメンのように麺がスープを吸うことがないので、その分味付けが濃くなっています。

つけそばをスープにつける時に、つけすぎてしまうと、その分カロリーも増えてしまい、太る原因になりますので注意が必要です。

ダイエット中の高カロリーつけ麺の食べ方

できる限り麺は温盛にする

ダイエット中につけ麺を食べる時は、温盛(あつもり)を注文しましょう。

温盛とは麺が熱いもののこと。麺を温盛にすることにより、麺が熱いので、食べるスピードが遅くなります。

食べるスピードが遅くなると、満腹中枢が満腹感を感じるまでの時間を確保することができるので、必要以上に食べ過ぎてしまうことがなくなり、カロリーと糖質の摂取量を減らすことができます。

よく噛む

ダイエット中につけ麺を食べる時は、よく噛んで食べるようにしましょう。

人の体は、咀嚼回数を増やすことによって、満腹感を感じることができます。

1口で30回以上噛むことを意識すると、少量で満腹感を得ることができるので、カロリーや糖質の量を減らすことができるだけでなく、その後の食事量も減らすことができます。

最初は30回以上噛むのはなかなか大変かもしれませんが、慣れれば意識しなくても自然と30回以上噛むことをするようになっているはずです。

 つけ麺を食べた後は烏龍茶を飲む

つけ麺を食べた後は、烏龍茶を飲むと太りにくくなります。

その理由は、烏龍茶には体内の血糖値を下げる効果があるため。

つけ麺は高糖質のため、食べると体内の血糖値が上がり、糖が脂肪に変換されます。

しかし、烏龍茶を飲むことによって、血糖値を下げてくれるので、太りにくくなります。

スープ割は我慢

つけ麺のカロリーと糖質のほとんどが、麺とスープです。

スープも飲みたい気持ちはわかりますが、スープ割りを頼まないようにしましょう。

もちろん、そのままスープを飲むということも我慢しましょう。

また、つけ麺と一緒にライスを食べる方も多いですが、ご存知の通り、ご飯のカロリーと糖質量がプラスされてしまい、太る原因になりますので、我慢しましょう。

ダイエットにおすすめの味付け

1位 塩ベースのつけ麺

塩にはカロリーが含まれていないので、ダイエット中につけ麺を食べるなら、塩つけ麺がおすすめです。

しかし、塩には食欲増進を促す効果があるので、注意が必要です。

また、塩を摂り過ぎると、体のむくみの原因となります。食べ過ぎないようにしましょう。

2位 醤油ベースのつけ麺

塩に次いで、カロリーが低い醤油味が第2位です。

カロリーは低いですが、気をつけたいのは醤油に含まれる塩分。

カロリーが低いからといって、食べ過ぎてしまうと、塩分過多になってしまい、太る原因となります。

3位 味噌ベースのつけ麺

味噌のカロリーは、この3つの中ではダントツで高いです。

しかし、味噌の原料である大豆には、大豆ペプチドという成分が多く含まれており、この大豆ペプチドが腸内環境を整えてくれる効果があるので、一概に食べてはダメというわけではありません。

つけめんの具材・トッピングに注意

  • チャーシュー:約35kcal(20gあたり)
  • メンマ:約14kcal(20gあたり)
  • 味玉:約105kcal(1個あたり)

このように見ると、つけ麺の具材にもカロリーが多く含まれているのがわかります。

ついつい追加で頼みがちですが、追加で頼まない様にすると、カロリーをカットできます。

また、ノリやネギは低カロリーで大丈夫そうですが、スープを吸いやすいため、スープを必要以上に摂取してしまう原因にもなりますので、避けるようにしましょう。

高カロリーなつけ麺もたまにはOK

食べたいものを我慢するというストレスも実は、太る原因になります。

たまには、高カロリーのつけ麺を食べてもOKという気持ちが大切です。

しかし、また翌日からは切り替えてダイエットを行うという気持ちがないと太る一方になりますので、注意するようにしましょう。