ウイスキーを炭酸水(ソーダ)で割って作る「ハイボール」。
ハイボールは焼酎などと同じく蒸留酒なので、低カロリー・低糖質です。
糖質制限ダイエット中の方にとっては欠かせないハイボールですが、飲み方次第ではカロリーが低くても太ります。
今回はハイボールのカロリー・糖質、太らない飲み方を紹介します。
ハイボールは正しく飲めば痩せるお酒
ダイエット中はお酒を飲んではいけないと思っていませんか?
実はダイエット向きなものだけを選択すれば、太ることなくお酒を飲むことができます。
さまざまな種類がありますが、今回はハイボールに着目して、ダイエット中の飲み方、ハイボールのカロリー・糖質などを紹介します。
間違った飲み方をしてしまうと簡単にリバウンドの原因となってしまうので、正しい知識が必要です。
では、早速みていきましょう。
ハイボールのカロリーは?
ハイボールのカロリーは、350mlあたりでおよそ「50kcal」です。
その他のお酒1杯分のカロリーは以下の通りです。
- ハイボール以外のお酒のカロリー(1杯あたり)
- ウイスキー:約47kcal(30ml)
- ビール:約141kcal(350ml)
- 日本酒:約196kcal(180ml)
- 焼酎:約197kcal(100ml)
- 梅酒:約162kcal(100ml)
お酒には大きく分けて蒸留酒・醸造酒・混成酒の3種類があります。
蒸留酒は焼酎・ウイスキー・ウォッカ、醸造酒はビール・日本酒・ワイン、混成酒はリキュール・梅酒などを言います。
このうち、カロリーが高いのは醸造酒・混成酒となるので、蒸留酒であるハイボールは比較的に低カロリーです。
このハイボールのカロリーは、0kcalの炭酸水を仮定しているので、もし甘いソーダなどを使用した場合は、当然その分カロリーは高くなります。
ハイボールの糖質量は?
ハイボールの糖質は、なんと「0g」です。
この数値は、あくまでウイスキーを炭酸水で割ったものの糖質であり、加糖のソーダであったり、レモンやライムが加われば、糖質は0ではなくなります。
ハイボール以外のお酒の糖質(1杯あたり)
- ウイスキー:0g(30ml)
- ビール:約10g(350ml)
- 日本酒:約8.8g(180ml)
- 焼酎:0g(100ml)
- 梅酒:約21.5g(100ml)
糖質量を見ても分かるように蒸留酒は糖質量が0gなので、ダイエット中に飲むなら蒸留酒です。
比べてみると分かるように、醸造酒や混成酒は糖質量が非常に高く、特に糖質制限ダイエット中の方は、蒸留酒以外の選択肢は無しでしょう。
ハイボールは糖質制限ダイエット中にぴったり
ウイスキーや焼酎などの蒸留酒は、製造される過程の中で余分なものを全て除いたお酒です。
そのウイスキーから使った、余分なものが一切入っていないハイボールは、非常に太りにくいお酒と言えるでしょう。
特に糖質に関しては、炭酸水だけで割れば、基本的にゼロなので、糖質制限ダイエット中の方にぴったりのお酒なのです。
ただし、いくら夕食を低糖質なお酒と料理で済ませても、朝食昼食を含めて1日で多量に糖質を摂ってしまっていては意味がなくなってしまうので、注意しましょう。
ダイエット中にハイボールを飲む際の注意点
コークハイ・ジンジャーハイはNG
ハイボールにはジンジャーエールで割った「ジンジャーハイボール」、コーラで割った「コークーハイ」などいくつか種類はありますが、その分だけカロリーや糖質が高くなるので、ダイエット中は控えましょう。
おつまみのカロリー・糖質に注意
ハイボールがいくら低カロリー・低糖質だからと言っても、飲みの席ではおつまみという誘惑があります。
おつまみはお酒に合うように濃いめに作られていることも多く、一度食べると止まらなくなってしまう可能性があります。
おつまみを食べる際には、肉やお魚、チーズなど、糖質が低いものを選ぶようにしましょう。
飲み過ぎると脂肪が増えやすくなる
ハイボールは、アルコール度数の高いウイスキーで作られているので、炭酸水との割合によっては濃くなってしまったり、何杯も飲むと体内のアルコールが多くなってしまいます。
アルコールを飲み過ぎてしまうと、肝臓はアルコールを先に分解し、おつまみなどを後回しにして分解します。
すると、おつまみが脂肪になりやすくなってしまうので、適量を飲むことが大切です。
缶ハイボールは、カロリー・糖質が高い
コンビニやスーパーでなどで販売されている缶ハイボールは、レモンやライムを加えなくても、飲みやすい味を実現するために、居酒屋などで出されるものよりも糖分が多く、高カロリーの商品が多くなっています。
コンビニで買う場合には、なるべく濃いめのものにすると、少し糖質は低くなります。
ただ基本的にはダイエット中にハイボールを飲むときは、居酒屋、またはボトルを購入して自分で作りましょう。
ハイボールダイエットのコツ・工夫
糖質の低いおつまみを選ぶ
低カロリー・低糖質なハイボールを飲むのであれば、おつまみも糖質の低いものを選びましょう。
糖質の低いおつまみ
- ゆで卵(味玉)、冷奴、チーズ、アボカド、焼き鳥、豚肉・牛肉料理、あたりめ、モツ煮込み、枝豆、オニオンスライス、イカそうめん、刺身、鶏の唐揚げ(▲)、たこわさ、アーモンド、漬物、馬刺し、サラダなど…
間違えても、ラーメン屋ご飯ものなどの、〆は食べないようにしましょう。
日本製のハイボールがおすすめ
何も加えず、ウイスキーと炭酸水で飲む際に、もともとハイボール好きの方ならいいのですが、そうでない方は、苦手に思う方もいるかもしれません。
海外製のウイスキーや安いウイスキーで作る場合は、特にそうなのですが、アルコールの味がガツンとくるのでレモンやライムがないと、苦手な人は飲めないかもしれません。
そこでおすすめなのが、日本製のウイスキーです。
日本製のウイスキーは、爽やかな風味があり、ほんのり酸味を感じることができます。
特に「白州」という銘柄は、爽やかな味がして飲みやすいですよ。
低カロリー・低糖質なハイボールは飲み方に注意すれば太らない!
ハイボールのカロリー・糖質、ダイエット中にハイボールを飲む際の注意点・コツなどを紹介しました。
ハイボールは、他のお酒に比べるとカロリーが低く、糖質もほとんどありません。
そのためダイエット中には安心して飲むことができ、食事の前に飲むことで食べ過ぎを防止する効果もあります。
しかし、過度な飲み過ぎは、肝臓が正しく機能しなくなってしまうので、カロリーが低くても太る原因となってしまいます。
また、コンビニに売っている缶ハイボールは濃いめのものが多いので、注意しましょう。
ダイエット中の飲み会は、ぜひ低カロリー・低糖質なハイボールを飲むようにしてみはいかがでしょうか。