最近、チアシードという食べ物が話題になっています。
チアシードとは、チアという植物の種子のことで、「人の生命維持にはチアシードと水があれば足りる」という言葉があるほど、栄養が優れているスーパーフードです。
そんなチアシードですが、低カロリー・低糖質で、さらにダイエット効果も多いので、ダイエットに向いている食べ物と言われています。
しかし、チアシードは正しい食べ方をしないと、ダイエット効果がなくなってしまい、痩せることができなくなってしまいます。
今回は、チアシードのカロリー・糖質量、チアシードが持つダイエット効果、正しい食べ方、効果を高める食べ方などを紹介します。
チアシードのカロリー
チアシードのカロリーは、100gあたり「約486kcal」ほどと言われています。
この数値は、一見高カロリーに思えますが、チアシードは水分を含むと約10倍膨らむと言われています。
1食大さじ1杯あたり(10g)「約50kcal」ほどなので、1食分で換算すると低カロリーということができます。
ただし、チアシードをそのまま食べるということは少なく、ドリンクや食べ物に入れて摂取するため、一緒に食べる食べ物や飲み物分のカロリーが上がるということは覚えておいてください。
チアシードの糖質量
チアシードの糖質量は、100gあたり「約6.4g」ほどと言われています。
1食大さじ1杯あたり(10g)「約0.8g」と低糖質なので、糖質制限ダイエットにも向いている食材です。
ただし、先ほどカロリーの部分でも紹介しましたが、ドリンクや食べ物に加えるため、その分糖質量が増えるので、注意するようにしましょう。
チアシードのダイエット効果
量が多いのに低カロリー・低糖質
チアシードは、最初の状態では1粒1粒が小さいです。
ゴマみたいな見た目をしており、量が少ななく、本当にダイエットに向いているの?と疑問に思われる方も多いと思います。
しかし、チアシードは水を含むと約10倍もの量に膨らむため、大さじ1杯でもかなりの量になります。
それに加え、カロリーや糖質量が低いのでダイエットに最適なのです。
グルコマンナンが豊富で満腹感があり、腹持ちが良い
チアシードには、「グルコマンナン」という食物繊維が豊富に含まれています。
グルコマンナンとは、こんにゃくにも含まれている成分で、満腹感と腹持ちの良さがメリットです。
低カロリー・低糖質なチアシードを食べて、満腹感を得ることができ、さらに腹持ちも良いため、食事を少量で済ませることができます。
その結果として、1日の摂取カロリーを大幅にカットできるという仕組みです。
便秘の解消にも
先ほど紹介したグルコマンナンには、満腹感を出し、腹持ちをよくしてくれる働きだけでなく、便秘を解消してくれる働きもあります。
グルコマンナンには整腸作用があるので、摂取されると腸内環境を整え、便秘を解消してくれます。
便秘が解消されることによって、体内に蓄積された老廃物や毒素を体外に排出してくれるので、痩せやすい体になることができると言われています。
α-リノレン酸がコレステロール値を下げてくれる
チアシードには、「α-リノレン酸」という成分も豊富に含まれています。
このα-リノレン酸には、血液中のコレステロール値を下げてくれる働きがあります。
血液中のコレステロール値が減少すると、体内の中性脂肪も減るため、肥満防止に効果的と言われています。
また、コレステロール値が下がるということは、血液がサラサラになるということなので、血液循環が良くなり、代謝アップ効果も期待することができます。
覚えておきたいチアシードの正しい食べ方・注意点
必ず水に浸ける!
チアシードをそのまま食べ物などにふりかけて食べる方もいらっしゃるのですが、この食べ方はせっかくのチアシードの効果をなくしてしまうだけでなく、体に害になるので止めるようにしましょう。
そのままのチアシードを食べても、量が少ないので、お腹がいっぱいにならず、食事の量を減らすことができないということになります。
また、水を吸っていない状態で体内に入ると、体内の水分を吸収しようとし、体の水分が持って行かれ、ひどい場合だと脱水症状になることも。
チアシードの食べ方は、チアシードとその10倍の量の水を用意し、水にチアシードを浸し、12時間冷蔵庫で冷やします。
その後、飲み物や食べ物に混ぜて食べるというのが正しい食べ方なので、覚えておいてください。
お湯ではなく水につけるようにする
先ほど、チアシードは水に浸けると紹介しましたが、お湯に浸けるのはチアシードの効果をなくしてしまうことになるので止めるようにしましょう。
チアシードは、熱に弱く40度以上になると栄養素が失われ、ダイエット効果や美容効果などがなくなってしまうと言われています。
チアシードのダイエット効果を高める食べ方・コツ
ヨーグルトと一緒に食べるのがおすすめ!
チアシードのダイエット効果を高める食べ方としてオススメなのが、ヨーグルトに混ぜて食べる方法です。
水で膨らませたチアシードをヨーグルトに入れて食べるだけの簡単レシピです。
チアシードに含まれるグルコマンナンの整腸作用と、ヨーグルトに含まれる乳酸菌の整腸作用が相まって、さらに高い便秘解消効果を期待することができるのです。
食前に摂取する
チアシードでダイエットをしたいなら、チアシードを食前に食べることをおすすめします。
その理由は、チアシードには満腹感があるので、食前に低カロリーなチアシードを食べることによって、高カロリーな食事の量を減らすことができ、結果的に摂取カロリーを大幅にカットすることができるためです。
また、チアシードは腹持ちも良いため、食事の後もお腹が空いて間食を食べるということも減らせるので、おすすめしたい方法です。
低カロリー・低糖質なチアシードでも間違った食べ方をするとダイエット効果がなくなってしまう
チアシードのカロリー・糖質量、チアシードが持つ様々なダイエット効果、食べ方の注意点などを紹介しました。
紹介した通り、チアシードは低カロリー・低糖質で、満腹感がある、腹持ちが良い、便秘解消効果がある、代謝アップ効果があるなど、たくさんのダイエット効果があり、痩せることができる食材と言われています。
しかし、そんなスーパーフードと呼ばれる万能なチアシードだからこそ、どんな食べ方をしても痩せれると思われがちですが、水に浸けなかったり、お湯に浸けてしまったりなどの間違えた食べ方をすると効果がなくなってしまう原因になります。
ダイエット中にチアシードを食べる場合は、今回紹介した正しい食べ方を守り、効果を高める方法を実践して食べてみてください!