マグロには、赤身やトロなどの部位があり、部位によってカロリーが異なります。
トロのカロリーは、赤身のカロリーのなんと2.5倍以上にも!
さらに低カロリーな赤身も、食べ方次第では太る原因にも。
今回は、マグロのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める方法などを紹介していきます。
鮪(まぐろ)は部位によっては高カロリー!低カロリーな部位は?
マグロといえば、お刺身やお寿司塩焼きなど、たくさんの食べ方があるお魚です。
お魚の中でも、比較的定番で、食べる機会が多いかもしれません。
そんなマグロですが、どのくらいカロリーがあるのでしょうか?
マグロのカロリーは部位ごとに違っていて、痩せれる部位もありますし、反対に太る部位もあります。
ただし、痩せれる部位だからといって、何も考えずに食べるのはNG!マグロにも太る要素が含まれているため、食べ方次第では太る原因にもなります。
今回は、マグロのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める方法などを紹介します。
マグロのカロリー
マグロの部位ごとのカロリー(100gあたり)
- 赤身:約125kcal
- トロ:約344kcal
- ※100gはおよそ、8切れ分です
マグロの赤身のカロリーは、100gあたりおよそ「125kcal」ほどと、全食品の中でも低カロリーと言うことができます。
マグロの赤身とトロのカロリーを比較してみると、なんとトロのカロリーは赤身の2.5倍以上にもなります!
トロは、赤身よりもカロリーが高いだけではなく、脂質も多いため、太りやすいと言われています。
マグロの料理別のカロリー
- 寿司(1貫あたり):赤身「約44kcal」トロ「約65kcal」
- マグロカツ(1人前あたり):約312kcal
- マグロステーキ(1人前あたり):約207kcal
マグロ以外の魚料理のカロリー
- 鮭の塩焼き(1人前あたり):約110kcal
- サンマの塩焼き(1人前あたり):約221kcal
- ブリの照り焼き(1人前あたり):約314kcal
マグロは刺身で食べると、低カロリーですが、調理することによって、カロリーがプラスされ、高カロリーになってしまいます。
マグロの料理別の糖質量
マグロに含まれる糖質量は、「0g」です。
糖質が含まれていないので、糖質制限ダイエットにはもってこいの食べ物です。
マグロの料理別の糖質量
- 寿司(1貫あたり):赤身、トロ 約10.6
- マグロカツ(1人前あたり):約10.5g
マグロ自体の糖質量は0gですが、調理法によっては糖質量がプラスされます。
調理法によっては、かなりの高糖質になることもあるので、食べ方には注意しましょう。
お寿司の場合は、ご飯の糖質が高いため、糖質制限ダイエットには向いていないので、気をつけましょう。
マグロのダイエット効果
たんぱく質が代謝を高めてくれる
マグロはたんぱく質が豊富に含まれる食べ物です。
たんぱく質には、体の筋肉生成を促す働きがあり、良質な筋肉が作られるのを助けてくれる効果があります。
良質な筋肉が作られることにより、体の代謝が高まり、1日の消費カロリーを多くすることができ、痩せやすい体を作ることができると言われています。
マグロの赤身は、低カロリー・低糖質・高タンパクとダイエットの三拍子が揃った食べ物なのでおすすめです。
DHA・EPAが脂肪を燃焼してくれる
マグロには、DHA・EPAという成分が豊富に含まれています。DHAやEPAは、不飽和脂肪酸という油の一種で、油というと太るイメージですが、このDHAやEPAはダイエットに良い油なのです。
DHAやEPAには、体に蓄積された脂肪を燃焼してくれる働きがあり、頑固な脂肪を排出し、痩せることができます。
また、DHAやEPAには、血液中のコレステロール値を下げ、血液をサラサラにしてくれるので、基礎代謝を高めてくれる働きもあり、ダイエットの強い味方と言えます。
EPAが満腹中枢を刺激してくれる
EPAには、満腹中枢を刺激してくれる働きもあります。
EPAによって満腹中枢が刺激されると、少量で満腹になることができるので、1日の摂取カロリーを減らすことができ、痩せることができると言われています。
また、この際に、咀嚼回数を増やすことを意識してあげると、より満腹感を感じることができ、効果的になります。
ダイエット中のマグロの注意点
ダイエット中は赤身を
先ほども紹介しましたが、マグロのトロの部位は赤身よりもカロリーが高く、太りやすくなってしまうため、ダイエット中はおすすめしません。
また、脂質も赤身よりもかなり多く、カロリー以上に太る原因になるので、ダイエット中にマグロを食べる際は、赤身を選ぶようにしましょう。
ただし、赤身を選んだからといって、何も考えずに食べると太ってしまいます。
食べ過ぎてしまったり、調理法によっては高カロリーになるので、注意が必要です。
調理法によってはDHA・EPAの効果が低くなる
先ほど紹介したDHAやEPAは、ダイエットに欠かせない栄養分なのですが、油に溶けやすいというデメリットがあります。
マグロの調理法には様々ありますが、マグロを油で揚げたり、油で焼いたりすると、DHA・EPAが油に溶け出してしまいダイエット効果を低くしてしまうので注意するようにしましょう。
マグロのダイエット効果を高める食べ方・コツ
刺身で食べると効果が高い!
マグロの食べ方として、刺身で食べるのが一番ダイエットに良いです。
その理由は、刺身はカロリーが一番低い食べ方だからです。
塩焼きやカツなどにすると、やはりどうしてもマグロのカロリーにその調理法のカロリーがプラスされてしまいます。
しかし、刺身だと醤油のカロリーくらいしかプラスされるものがないので、一番低カロリーに食べることができるのです。
わさびをつけましょう
マグロにはわさびをつけて食べてあげると、より高いダイエット効果を発揮します。
わさびをつけると良い理由は、わさびには解毒代謝酵素のGSTという成分の働きを活性化させる効果があり、体の不要な老廃物や毒素を排出してくれるため。
また、わさびには血流を良くして、代謝を高めてくれる働きもあるので、痩せやすい体を作ることができます。
マグロには痩せれる部位と痩せれない部位がある!
マグロのカロリー・糖質量を紹介しました。
紹介したように、マグロの赤身は低カロリー・低糖質・高タンパクな上に、DHAやEPAが豊富なので、ダイエットに効果的と言われています。
しかし、トロは赤身の2.5倍以上高カロリーで、太ってしまうので注意するようにしましょう。
ここで注意して欲しいのが、赤身はダイエットに向いているからと言って、何も考えずにむやみやたらに食べてしまうとカロリー過多となり太ってしまうということです。
今回紹介した、注意点を守り、わさびをつけて食べるなどの、効果を高める方法を実践してみてください。