スパムと言えば、加工した肉なので、どうしてもカロリーが高いというイメージがありますよね。
実際、スパムはカロリーが高く、塩分量も多いので、太る要素がいくつもあります。
しかし、実はスパムはダイエット効果も持っているので、食べ方にさえ工夫すればダイエットにも応用ができ、とあるダイエット法との相性が抜群なのです。
今回は、スパムのメリットやデメリットなどを見ながら、スパムを上手にダイエットに取り入れる方法を紹介していきたいと思います。
カロリーや糖質量、塩分量なども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
スパムのカロリーは?
スパムのカロリーは、商品にも寄りますが、100gあたりで「約320kcal」ほどです。
これは100gあたりのカロリーですが、小さい缶詰(198g)では「633kcal」、大きい缶詰(340g)では「1088kcal」と、スパムはかなりカロリーが高いことが特徴です。
では、他の肉食品のカロリーはどうなっているのでしょうか。
スパム以外の肉料理のカロリー(100gあたり)
- ハンバーグ:521kcal
- 牛ヒレステーキ:140kcal
- 牛リブロースステーキ:211kcal
- ウインナ-ソーセージ:321kcal
- ベーコン:405kcal
このように他の肉料理と比べても、スパムは高カロリーと言えます。
肉類に限らず、加工食品になるとカロリーが高くなてしまう傾向があり、塩分量もまた高くなってきます。
仮に1缶まるまる食べてしまうと、カロリーだけでなく、塩分や脂質の過剰摂取となってしまうので、太らないためにも適度な量を守って食べることが大切です。
スパムの糖質量は?
スパムの糖質は、100gあたり「約2.0g」ほどです。
小さい缶詰(198g)だと「約3.9g」、大きい缶詰(340g)だと「約7.8g」ほど、ということになります。
スパム以外の缶詰の糖質(1缶あたり)
- カニ缶(165g):0.1g
- サンマの水煮(150g):0.2g
- ツナ缶(80g):0.2g
- イワシの蒲焼(100g):9.0g
- サンマの味噌煮(150g):15.4g
- スイートコーン(110g):19.6g
このように比較して見てみると、素材をそのまま缶詰にしているものは糖質が低い傾向があります。
反対に、糖質が高くなっている缶詰は、甘辛い味付けをしているものが多く、砂糖使用量も多くなっているので気を付けましょう。
スパムも、カニ缶やツナ缶、サンマの水煮ほどではありませんが、缶詰の中で糖質が低く、全食品と比較しても低糖質な分類になります。
そのため、スパムは糖質制限ダイエットに向いているのです。
スパムダイエットの注意点
スパムはカロリーだけじゃなく塩分量も多い
スパムはカロリーが高いだけでなく、塩分量も多いので注意が必要です。
例えば、スパム100g中の塩分量は「3.4g」、ベーコンは2.0g、ウィンナーは1.9g、ハムは2.5gとなっており、その他の加工食品よりも塩分が高いことがわかります。
厚生労働省が定めている、1日あたりの塩分摂取量の目標値は男性が8g、女性が7gとされており、仮に大きい缶詰のスパムを1つ食べてしまうと、11.56gにもなってしまい、それだけで塩分摂取の目標値を超えてしまうのです。
そのため、スパムを食べ過ぎることは、塩分の過剰摂取につながるので注意が必要です。
満足感が得られず食べ過ぎてしまいカロリー&塩分過多に
また、脂肪分が高いにも関わらず、炭水化物やたんぱく質が多い食品よりも、スパムは満腹感が得られにくいということもデメリットと言えます。
スパムはソテーすると生臭さもとれ、たくさん食べてもあまりお腹が一杯にならないため、ついつい食べ過ぎてしまいます。
カロリーが高いだけでなく、塩分、脂肪分が高いことがスパムの特徴なので、食べ過ぎるとダイエットはおろか健康にも支障をきたしてしまうかもしれません。
スパムは、糖質制限ダイエットには向いている
カロリーや塩分の高いスパムですが、糖質に関しは、100gあたりで「2.0g」と、かなり低糖質と言えます。
小さい缶詰(198g)をまるまる1個食べても「約3.9g」、大きい缶詰(340g)をまるまる1個食べても「約7.8g」ほどということになります。
糖質制限ダイエットというと、糖質を限りなく0にしないといけないと思っている方も少なくないのですが、適度な糖質はダイエット成功のためにも、リバウンドしないためにも必要です。
糖質を一切カットしてしまうと確かに体重は落ちますが、一時的であり、すぐに停滞期が訪れてしまい、太りやすく痩せづらい体質となってしまうのです。
1食あたり、最低20gは糖質を摂取し、40gまでの範囲で抑える「低糖質ダイエット」が最もおすすめです。
スパムのダイエット効果を促進させるレシピ・工夫
では、スパムのダイエット効果を、より高めるためにはどんなレシピが最適なのでしょうか。
スパムを相性の良い糖質制限ダイエット中に食べるとした場合は、アボカド料理と組み合わせるのがおすすめです。
アボカドには、植物性油脂が豊富に含まれており、味の濃いスパムとよくマッチします。
アボカドには、コレステロールを減少させる作用や血液をサラサラにする効果が期待でき、アボカドが塩分量の高さをカバーしてくれます。
どちらも高カロリーの食材ですが、適量を食べることでダイエットの効果をより高めてくれることになるでしょう。
ただし、やはり食べ過ぎはカロリーオーバーになってしまいかねないので、1日の1食に置き換えて食べるようにした方が失敗するリスクが少ないと言えます。
スパムは高カロリーでも工夫次第でダイエットに応用できる
スパムのカロリー・糖質、スパムのダイエット効果、ダイエット中の注意点などを紹介しました。
高カロリーのイメージが強く、ダイエットには向いていない思われがちなスパムですが、実は工夫次第でダイエットに効果があることが分かりました。
確かにスパムは塩分が高いのですが、糖質は低いため、上手に低糖質な食材と組み合わせれば糖質制限ダイエットの強力な味方になり、健康的に楽しく痩せることができます。
今回は低糖質で味の相性が良いということでアボカド料理に組み合わせる方法を紹介しましたが、低糖質でダイエット効果を期待できる食材であれば、どんな食べ物でも大丈夫です。
その際は、摂取カロリーが、高くなり過ぎないように注意するようにしましょう。
ぜひ、スパムを使用した低糖質ダイエットを実践してみてください。