ココアといえば、味がとても甘く、カロリーも高めということもあり、ダイエット中には敬遠されがちです。
しかし、実はココアは、高カロリーでも様々なダイエット効果を豊富に含んでいるので、非常にダイエット向きな飲み物でもあります。
賢い飲み方さえ知っていれば、美味しいココアを飲んでストレスなくダイエットができるのです。
ただし、間違った飲み方をしてしまうと、高カロリーなのでやはり太ってしまう確率が高くなります。
今回はココアのカロリー・糖質から、ダイエットに効果的な飲み方まで、徹底的に紹介します。
ココアのカロリーは?
ココアには、「純ココア(ピュアココア)」と「調整ココア」があります。
純ココアは、カカオから脂肪分を取り除いたもので、調整ココアは純ココアに加えて乳製品や砂糖が含まれているものです。
当然、調整ココアの方がカロリーは高くなり、ココアと組み合わせる乳製品によってもカロリーは変動します。
ココアのカロリー(1杯180mlあたり)
- 純ココア+普通牛乳:約150kcal
- 純ココア+低脂肪乳:約131kcal
- 純ココア+豆乳:約124kcal
- 純ココア+お湯:約16kcal
- 市販のミルクココア:約230kcal
- カフェLサイズココア:約300~330kcal
純ココアは、大さじ1杯(6g)を180mlの牛乳に対してい入れますが、純ココア自体のカロリーは、6gあたり「約16kcal」です。
ミルクココアの場合は、180mlに対して20g程度必要になるため、カロリーがはるかに高くなります。
カフェで販売されているものは、砂糖や生クリームの量が調整できず、より高カロリーになるのでダイエット中は控えた方が良いでしょう。
ココアの糖質量は?
糖質もカロリーと同じように組み合わせる乳製品によって異なります。
ココアの糖質(1杯180mlあたり)
- 純ココア+普通牛乳:約9.75g
- 純ココア+調整豆乳:約6.33g
- 純ココア+無調整豆乳:約3.4g
- 純ココア+お湯:約1.11g
- ミルクココア:約14.8g
純ココアとミルクココアをどちらも6gを使用した場合、純ココア自体の糖質は「1.1g」、ミルクココア自体の糖質は「4.4g」ほどになります。
このように比較してみると、ミルクココアは純ココアの約4倍もの糖質を含んでいることになります。
純ココア自体の糖質はそれほど高くないので、糖質を上げている主な原因は、牛乳にあります。
つまり、ダイエット中にココアを飲む時は、純ココアと適切な乳製品を選ぶことが重要です。
また、豆乳には調整豆乳と無調整豆乳があり、調整豆乳のほうだと、糖質が高い種類もあるため注意しましょう。
カロリーと糖質は商品によって結構な差が生じるので、購入時に成分をチェックするようにすると良いかもしれません。
ココアダイエットの注意点
ココアは高カロリーなので飲み過ぎ注意
先程も紹介したようにミルクココアや生クリーム付きのココアを飲んでしまうと、カロリーオーバーで簡単に太ってしまいます。
ココアはダイエット効果を豊富に持っているので、ダイエットに向いている部分もありますが、やはりカロリーは高いので、飲み過ぎは禁物です。
ココアは、1日1杯までと事前に決めておきましょう。
ココアは食事と一緒に飲まないこと
ココアダイエットは、飲み方を間違えた場合も逆効果となってしまいます。
ココアは通常の食事と一緒に飲んでも、ダイエットにはなりません。
1日の朝昼晩のうち、1食をココアで置き換えることでカロリーを抑えることができます。
また、普段おやつを食べている人なら、そのおやつの代わりにココアを飲めば、間食を防ぐことも可能です。
ダイエットに良いからと言って、決して毎食ごとに飲むようなことはしないでください。
飲むべきココアは、純ココア+低脂肪乳(もしくは無調整豆乳)
ココアダイエット中に飲むべきココアは、カロリーと糖質を考えて、ミルクココアでなく純ココアにしましょう。
また、純ココアに組み合わせるミルクは、低脂肪乳もしくは無調整豆乳がカロリー・糖質が低く、おすすめです。
純ココア+お湯の組み合わせは、確かにカロリー・糖質が低くなりますが、物足りなさや強い苦みでストレスになる可能性があります。
そうすると何杯も飲んでしまったり、または間食の原因となります。
無理な我慢をするよりは、砂糖や牛乳で多少の甘みを加えたココアを1杯だけ飲む方が効果的です。
ココアが持つミラクルダイエット効果
ココアはミネラルが豊富
ココアにはカルシウム・マグネシウム・亜鉛・ミネラルなどの栄養素が非常に豊富です。
カカオマスポリフェノールは抗酸化作用に優れているため、細胞老化を防ぎます。
加齢による基礎代謝率の低下を抑制し、太りにくい体へサポートしてくれます。
ココアは食物繊維が豊富
食物繊維も豊富でココア1杯に約1.7gが含まれています。
これは、ニンジン1本分の食物繊維と同等の量です。
ココアの食物繊維を摂取すれば、整腸作用が見込めるほか、糖質吸収を抑えられ、脂肪がつきにくくなります。
また、不溶性食物繊維であるカカオリグニンは腸内環境を整え、善玉菌を増やしてくれる働きがあり、基礎代謝率アップに繋がるのでダイエットにも効果的です。
カカオ豆テオブロミンが脂肪分解を促進してくれる
ココアの香り成分である「カカオ豆テオブロミン」には脂肪分解促進・リラックス効果があります。
カカオ豆テオブロミンは、血管や気管も拡張するので血行促進など健康面にも良い成分です。
カロリーが高いからと敬遠されがちですが、ココアは非常にダイエット向きな飲み物であることが分かります。
ココアダイエットの効果を高める方法・飲み方
ココアの砂糖を変える
砂糖を加えてココアを飲みたいけれどカロリーが気になるという人は、カロリーの少ないダイエットシュガーであれば問題ありません。
または、善玉菌を増やす効果があるオリゴ糖・はちみつなどを選択すれば、なお良いでしょう。
カフェでココアを飲む際は、牛乳や砂糖をカロリーの低いものへ変更できる店舗もあるので、そちらを利用すると良いかもしれません。
アイスココアよりホットココア
ココアは冷たいものよりもホットココアの方がダイエット向きです。
ココアを勢いよく飲んでしまうと、腹持ちが良くないので間食などを引き起こしてしまいます。
しかし、ホットココアを少しずつ飲めば、空腹感を和らげることが可能です。
効果を最大限に生かすなら、朝食をココアに置き換えると良いでしょう。
1日の始まりから便通が良くなり、基礎代謝率もアップします。
ココアは高カロリーでも、工夫次第でダイエット向きになる
ココアは、カロリーや糖質が決して低くはありません。
しかし、カルシウムやマグネシウム、ミネラル、食物繊維などなど、ダイエットに効果的な栄養素を豊富に含んでいます。
ココアは飲む種類や飲み方、タイミングなどを工夫すれば、非常にダイエット向きな飲み物へ生まれ変わ流のです。
また、甘いものを飲むことができるので、ストレスなくダイエットが行えるというメリットもあります。
ただし、カロリーが高いことには変わりないので、飲み過ぎてしまうと簡単に肥満の原因になってしまうので、1日1杯を間食もしくは主食に置き換えるなどの注意が必要です。
カフェでココアを飲む際も、カロリーの低いものへ変更できることがあるので、積極的に利用してみましょう。