焼き鳥屋さんで定番メニューの「鶏皮(鳥皮)」。

その名の通り、鶏の皮のことで、そのジューシーさや独特な食感で、焼き鳥屋さんや居酒屋さんの大人気メニューです。

鶏皮は焼鳥の中でも脂が多く、高カロリーな部位です。

そんな鶏皮ですが、実は高カロリーの裏にたくさんのダイエット効果があると言われていて、食べ方次第では痩せることも可能な食べ物だったのです!

鶏皮のダイエット効果とより痩せるコツ、注意点などを紹介します。

鶏皮のカロリーは?

有名な焼き鳥屋さんの鶏皮のカロリー(1本あたり)

  • 鳥貴族:約299kcal(タレ)、約282kcal(塩)
  • やきとり竜鳳:約103kcal(タレ)、約97kcal(塩)
  • 大吉:記載なし
  • 秋吉:記載なし

ネット上の情報をもとに、有名な焼鳥屋さんの鶏皮のカロリーを紹介しました。

お店によって味付けやレシピが異なるので、差はありますが、平均的に1本あたり、タレが約161kcal、塩が約98kcalと言われています。

焼鳥の他の部位のカロリー(1本あたり)

  • モモ:約97kcal
  • ねぎま:約80kcal
  • 砂肝:約34kcal
  • ぼんじり:約170kcal
  • ハツ:約72kcal
  • レバー:約41kcal
  • つくね:約91kcal

焼き鳥の他の部位のカロリーを紹介しました。

このように比べてみても、鶏皮のカロリーが高いことがわかります。

ちなみにこの鶏皮はカロリーが高くても工夫次第で痩せやすい焼き鳥ですが、それでもカロリーが高いことには変わりありません。

このカロリーをカットして太りづらくするには、運動をしたりカロリーカット系のダイエットサプリを摂取したりといった工夫も必要でしょう。

高カロリーな鶏皮で痩せる理由

リノール酸がコレステロール値・中性脂肪を下げてくれる

脂肪には、大きく分けて飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があります。

飽和脂肪酸は、コレステロール値を増加させますが、反対に不飽和脂肪酸には、コレステロール値を下げてくれる働きがあると言われています。

コレステロール値が高くなると、中性脂肪を増やしたり、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの原因になります。

鶏皮には、不飽和脂肪酸が含まれているので、体内のコレステロール値を下げてくれ、肥満や深刻な病気などのリスクを低減してくれます。

脂質が多く腹持ちが良い

鶏皮を食べると、その脂の量の多さに気付くと思います。鶏皮に脂が多いのは、脂質を多く含んでいるためです。

脂質が多い食べ物は太るというイメージが定着しているのですが、適度な脂質はむしろダイエットに効果的と言われています。

適度な脂質がダイエットに効果的な理由は、脂質は消化されにくく、長時間お腹の中にとどまるので、腹持ちが良くなり、結果的に1日の摂取カロリーをカットすることができるからです。

ただし、あくまで体にとって適度な量の脂質が良いわけで、脂質を摂取しすぎるともちろん太る原因になりますので、注意が必要です。

タンパク質が豊富

鶏皮には、ダイエットの強い味方であるタンパク質も多く含まれています。

タンパク質には、体の筋肉の生成を助けてくれる働きがあり、筋肉が作られることによって、体の代謝がアップし、1日の消費カロリーを多くしてくれます。

ダイエット中は、筋肉をつけると体重が重くなると敬遠されがちですが、適度に筋肉をつけることによって、高いダイエット効果を発揮してくれるので、おすすめです。

ナイアシンが糖質を分解してくれる

鶏皮にはナイアシンという成分が含まれています。

あまり聞き慣れないナイアシンですが、ナイアシンには、摂取された糖質を分解してくれる効果があります。

糖質はご飯やパン、麺などの主食に多く含まれ、体に脂肪が蓄積される原因の成分です。

ナイアシンは、そんな糖質を分解してくれ、脂肪に変換されにくくしてくれるため、痩せやすい体を作ってくれます。

ダイエット中に鶏皮を食べる際の注意点

タレのカロリーに注意

先ほど、鶏皮のカロリーを紹介しましたが、タレと塩では、タレの方が断然カロリーが高くなっています。

さらに、タレには大量の塩を使用していて、塩分による食欲増進効果もあり、ついつい食べ過ぎてしまう原因にもなります。

食べ過ぎてしまう原因になるだけでなく、塩分には体にむくみを生じさせてしまう働きもあるので、鶏皮に限らず、焼鳥を食べる際は、できるだけタレではなく塩で食べると、カロリーや食べる量を抑えることができ、むくみにくくなり痩せることができます。

コレステロール値が高い

鶏皮はコレステロール値が高い食べ物です。

コレステロールは、中性脂肪をためたり、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの病気の原因になる成分です。

人の体はコレステロールが必要と言われていますが、摂取し過ぎると、体に悪影響を及ぼしてしまうので、摂り過ぎには注意するようにしましょう。

とはいえ、2~3本程度であれば、全く問題ない量なので、食べ過ぎなければ大丈夫です。

腹持ちは良いが食べ過ぎるとお腹を壊す原因に

鶏皮には脂質が含まれているので、消化されにくく、腹持ちが良いと紹介しましたが、鶏皮を食べ過ぎてしまうと、お腹の中で消化不良を起こし、お腹を壊す原因になります。

確かに腹持ちが良く、食事の量を減らせるため、カロリーをカットでき、痩せやすくなりますが、食べ過ぎには注意するようにしましょう。

鶏皮のダイエット効果を高める方法・コツ

居酒屋では豆腐も食べる

鶏皮には悪玉コレステロールが多く含まれ、摂取し過ぎると太る原因になります。

コレステロールを摂取し過ぎた時は、豆腐を食べるようにしましょう。

豆腐の原料である大豆には、植物性たんぱく質が豊富に含まれており、体内の悪玉コレステロールを低下させてくれる働きがあると言われています。

居酒屋さんには豆腐料理のメニューが多くあるので、おすすめの方法です。

枝豆を食べる

枝豆は低カロリー・高タンパクで、ダイエットに万能な食べ物です。

鶏皮のタンパク質と枝豆のタンパク質の効果が相まって、高いダイエット効果を発揮します。

また、枝豆にはカリウムという成分も多く含まれており、むくみを解消してくれる効果もあります。

枝豆は低カロリーなので、そこまでカロリーを気にしなくていいのもおすすめの理由の一つです。

お酒は低カロリーなものを選ぶ

せっかく鶏皮を食べて痩せようとしているのに、お酒で太ってしまったら意味がないですよね。

お酒は基本的に高カロリーなため、ダイエット中は控えてもらいたいのですが、付き合いなどでどうしても飲まないといけない時もあります。

そんな時は、低カロリーなお酒を飲むようにしましょう。

低カロリーなお酒(1杯あたり)

  • ウーロンハイ:約117kcal
  • ハイボール:約102kcal
  • 梅酒ロック:約97kcal
  • マッコリ:約84kcal

低カロリーなお酒を紹介しました。

お酒を飲む時はこれらのお酒にするようにしましょう。

高カロリーな鶏皮も食べ方次第で痩せれる!

鶏皮のカロリーを紹介しました。焼き鳥の部位の中でも高カロリーで、一見ダイエットに向いていないと思われがちの鶏皮ですが、実は食べ方次第では痩せることができるのです。

もちろん何も考えずに食べてしまうと太ってしまうので、今回紹介した注意点や食べ方の工夫を参考に、ダイエット中でも鶏皮を美味しく食べてください!