牡蠣は低カロリー・低糖質でその上、ダイエット効果が多くあり、ダイエットに向いている食べ物と言えます。
しかし、そんな牡蠣でも食べ方次第では太る原因にもなります。
今回は、牡蠣のカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める方法などを紹介します。
低カロリー・低糖質な牡蠣でも食べ方次第では太る?
牡蠣は低カロリー・低糖質な上に、ダイエット効果もたくさんあり、ダイエットに向いている食べ物と言われています。
牡蠣は、「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価が高く、ダイエット効果以外にも健康効果、美容効果など様々な効果を期待することができるので、積極的に食生活に取り入れたい食べ物です。
そんな、痩せることができると言われている牡蠣ですが、少なからず太る要素も含まれているので、食べ方次第では太る原因にもなります。
今回は、牡蠣のカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める方法などを紹介します。
牡蠣のカロリー
牡蠣のカロリーは、大きさによって異なりますが、平均的に1個(20g)あたり「約12kcal」と低カロリーです。
例えば、牡蠣を5個(100g)を食べたとしても60kcalと大変低カロリーになっています。
牡蠣以外の貝類のカロリー(100gあたり)
- アワビ:約73lcal
- シジミ:約51kcal
- ホタテ:約72kcal
- ホタテの貝柱:322kcal
- ※アワビは1個150gの質量
このように他の貝類と比較すると、さほどカロリーは変わりませんが、これは低カロリーな貝類と比較しているからです。
ご飯1杯がおよそ250kcalとされているので、全食品の中で比較すると、牡蠣はとてもカロリーと言えます。
ただし、この数値は牡蠣自体のカロリーなので、調理法によってはこれよりもカロリーが高くなることもあるので注意しましょう。
牡蠣の糖質量
牡蠣の糖質量は、大きさによって異なりますが、平均的に1個(20g)あたり「約1g」と低糖質です。
牡蠣を5個(100g)食べたとしても、糖質量は5gほど。
牡蠣以外の貝類の糖質量(100gあたり)
- アワビ:約4.0g
- シジミ:約4.3g
- ホタテ:約1.5g
- ホタテの貝柱:約7.6g
- ※アワビは1個150gの質量
牡蠣以外の食材と比較してみると、一見牡蠣の糖質量が高いように見えますが、アワビ、シジミ、ホタテの糖質量は魚介類の中でも随一の糖質の低さを誇ります。
貝類・魚介類の中では、普通かもしれませんが、全食品の中で見ると、牡蠣の糖質はかなり少ないと言えるでしょう。
牡蠣は糖質量が少ないので、糖質制限ダイエットに最適な食べ物とも言えます。
牡蠣にはダイエット効果が沢山ある
鉄分が代謝を上げてくれる
牡蠣には鉄分が豊富に含まれています。
鉄分といえば、貧血への効果が真っ先に思い浮かび、ダイエット効果があることはあまり知られていないのですが、実は鉄分はダイエットにも高い働きかけをしてくれるのです。
鉄分が不足すると、血液中の酸素が欠乏し、血液の流れが悪くなるので、体の代謝が落ち、太りやすい体を作ってしまいます。
そこで、牡蠣による鉄分を補給してあげると、血液中の酸素が増え、代謝が良くなり、痩せやすい体を作ることができると言われています。
タウリンがコレステロール値を下げてくれる
牡蠣には、タウリンという成分も豊富に含まれています。
タウリンは、栄養ドリンクに配合されていることが多いのですが、ダイエット効果もある栄養なのです。
タウリンを摂取すると、血液中のコレステロール値が減少します。
血液中のコレステロールが減少すると、ドロドロだった血液がサラサラになるため、血液の循環が良くなります。
血液循環が良くなると、体の隅々まで酸素が供給されるので、痩せやすい体になることができます。
たんぱく質が豊富
牡蠣には、たんぱく質が多く含まれています。
たんぱく質には、筋肉の生成を助けてくれる働きがあり、ダイエットには必須の栄養分です。
たんぱく質によって、良質な筋肉が作られると、代謝が良くなり、1日の消費カロリーが高くなるので、痩せることができると言われています。
ビタミンEの抗酸化作用
牡蠣に含まれるビタミンEには、抗酸化作用という働きがあります。
抗酸化作用とは、老化した部分を若返らせてくれる働きのことで、老化した細胞や内臓を若返らせることで、それらの本来の働きを取り戻せるので、1日の消費カロリーを増やすことができます。
ダイエット中の牡蠣の注意点
カキフライはNG
牡蠣の食べ方として、カキフライはNGです。
牡蠣のカロリーや糖質は低いですが、フライにしてしまうことによって、カロリーや糖質がグンと高くなってしまいます。
また、生牡蠣や茹で牡蠣にかける醤油やポン酢にもカロリーや糖質が含まれているので、そういった面にも注意が必要です。
- カキフライのカロリー(1個29.7gあたり):約57kcal
- カキフライの糖質量(1個29.7gあたり):約7g
ダイエット中の生牡蠣はできるだけ避ける
ダイエット中は生牡蠣を避けた方が良いと言われています。
ダイエット中に生牡蠣を避けた方が良い理由は、牡蠣には、食中毒を起こす菌がたくさん含まれています。
牡蠣に火を通すと、食中毒になる可能性が少なくなるのですが、一方で生牡蠣はあたりやすいと言われています。
食中毒になると、下痢になり、腸内で栄養が十分に吸収されにくくなるので、食べたものをできるだけ脂肪として蓄えようという働きが起こり、太りやすくなってしまうという仕組みです。
牡蠣のダイエット効果を高める食べ方・方法
レモンをかけて食べる
牡蠣を食べる際は、レモンを絞ってかけて食べると、さらに痩せやすくなると言われています。
レモンには、体の消化酵素の働きを助けてくれる効果があり、消化不良などのトラブルなどを防いでくれるので、痩せやすい体を作ってくれます。
「牡蠣の生姜煮」というレシピがおすすめ
牡蠣は、カキフライ以外であれば、どんな調理法でもダイエット効果を期待できますが、ダイエットにおいて理想的な食べ方で推奨したいのが、「牡蠣の生姜煮」です。
生姜のダイエット効果と牡蠣のダイエット効果はとても相性が良いのです。
- 《材料》
- 牡蠣(加熱用) 500g
- 日本酒 大さじ3
- 生姜千切り お好みの量
- 濃口醤油 大さじ1
- 本みりん 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 片栗粉 適量
牡蠣の生姜煮の作り方・レシピ
1.片栗粉で牡蠣を洗う
2.鍋に洗った牡蠣と日本酒を入れて、牡蠣がぷくっとするまで炒る。
3.そこに本みりん、醤油、砂糖、生姜の千切り入れ、牡蠣に火が通るまで煮て、煮汁がなくなったら完成
牡蠣の生姜煮のダイエットポイント
生姜には、体を温めてくれる働きがあり、体の代謝を高めて痩せやすい体を作ってくれる効果があります。
生姜の代謝アップ効果と、牡蠣のダイエット効果が合わさってさらに高いダイエット効果を期待することができます。
低カロリー・低糖質な牡蠣でも食べ方に注意!
牡蠣のカロリー・糖質量を紹介しました。
紹介したように、牡蠣は低カロリー・低糖質で、ダイエット効果も多く含まれているので、ダイエットに効果的と言われています。
しかし、そんな牡蠣でも食べ方次第では太る原因にもなるので、今回紹介した注意点を守り、上手にダイエットを実践してみてください。
ただし、牡蠣の食べ過ぎはカロリーオーバーになるだけでなく、牡蠣にはプリン体が多く含まれれていて、健康を害してしまう可能性もあるので、注意するようにしましょう。