ホクホクで温かくて、寒い季節に恋しくなる「焼き芋」。
焼き芋はカロリー・糖質が高いイメージがありダイエット中は避けられがちですが、工夫さえすれば太りづらくすることが可能です。
焼き芋が好きな方のために、焼き芋のカロリー・糖質、太らない食べ方・タイミング・コツなどを紹介します。
高カロリー・高糖質な焼き芋でも食べ方次第では太りにくくできる ?
焼き芋とは、さつまいもを焼いた食べ物で、特有の甘さが絶品の食べ物です。
冬になると石焼き芋の車が街を走りますよね。
そんな焼き芋ですが、高カロリー・高糖質で、それ以外にも太る要素が多くあるので、ダイエットには向いていないと思われることが多い食べ物です。
しかし、焼き芋にもダイエット効果があり、食べ方次第では太りにくくすることができるのです。
今回は、焼き芋のカロリー・糖質量、ダイエット中の注意点、焼き芋が持つダイエット効果、太りにくくする食べ方・コツなどを紹介します。
焼き芋のカロリーは?
焼き芋のカロリーは1本あたり(300g)「約489kcal」で、100gあたりに換算すると「約163kcal」と、高カロリーな食べ物と言えます。
焼き芋以外のさつまいもスイーツのカロリー(100gあたり)
- スイートポテト:約226kcal
- 芋けんぴ:約206kcal
- 芋羊羹:約135kcal
このようにさつまいもを使ったスイーツの中では、焼き芋のカロリーは低いことが分かります。
スイートポテトや芋けんぴ、芋羊羹などは砂糖やバターなどの材料を使用しているのに比べ、焼き芋はそのままのさつまいもを焼いているだけのため、この中では低カロリーになっています。
ただし、あくまでもさつまいもを使用したスイーツの中では低カロリーということであり、食品全体で見ると、焼き芋もカロリーが高いと言うことができます。
焼き芋の糖質量は?
焼き芋の糖質量は1本あたり(300g)「約106.5g」で、100gあたりに換算すると「約35.5g」と、カロリー同様に糖質も高めです。
焼き芋以外のさつまいもスイーツの糖質量(100gあたり)
- スイートポテト:約31g
- 芋けんぴ:約38g
- 芋羊羹:約37g
このように高糖質な焼き芋を使ったスイーツと比較してみると、大差がないので、焼き芋も高糖質と言うことができます。
焼き芋はカロリーも糖質も高く、かなり太りやすくなっているので、ダイエット中に食べる場合は注意するようにしましょう。
工夫なしで食べたいだけ食べていたら確実にデブを加速させてしまいます。
ダイエット中の焼き芋の注意点
血糖値が上昇しやすい
焼き芋は、体内の血糖値を上昇させやすい食べ物です。
血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げようとします。
しかし、このインスリンには糖質を脂肪に変える働きもあるため、糖質が脂肪に変換され、体に脂肪として蓄えられやすくなり、太る原因になるのです。
味に飽きてバターや砂糖をつけがち
焼き芋はとても美味しいですが、量が多く、ずっと食べているとその味に飽きてしまいがちです。
そこで、味を変えるためにバターや砂糖などをつけて食べてしまう方も多いのですが、これはダイエット中の方にとっては、絶対してはいけない行動です。
高カロリーな焼き芋に、バターや砂糖のカロリーがプラスされてしまい、さらに高カロリーになってしまって、太る原因になるので注意するようにしましょう。
そんな焼き芋にもダイエット効果があった!
ポテトプロテインが満腹中枢を刺激してくれる
焼き芋には、「ポテトプロテイン」という成分が豊富に含まれています。
このポテトプロテインには、満腹中枢を刺激してくれる働きがあります。
満腹中枢が刺激されると、少量で満腹感を得ることができるので、間食や食事の量を減らせ1日の摂取カロリーをカットすることができます。
ビタミンCが代謝を高めてくれる
焼き芋には、「ビタミンC」というビタミンも豊富に含まれています。
その量、なんとりんごの約10倍!
このビタミンCには、「DHEA」という若返りホルモンの分泌を促してくれる働きがあります。
このDHEAというホルモンが分泌されると、老化した内臓や細胞が若返り、働きが活発になり、代謝がアップするので、痩せやすい体を作ることができると言われています。
安眠効果があり、痩せ体質になれる
焼き芋を食べると、安眠を促進してくれると効果があります。
人の体は、質の良い睡眠を取ると、痩せることができると言われています。
人は寝ている間にもカロリーを消費していて、質の良い睡眠をとると、この消費カロリーの量を増やすことができるのです。
焼き芋を食べると、質の良い睡眠が期待できるので、太りにくくできる効果が期待できます。
ヤラピンが便秘を解消してくれる
焼き芋には「ヤラピン」という栄養素も豊富に含まれています。
このヤラピンには、腸のぜん動運動を促してくれる働きがあると言われています。
腸のぜん動運動が促進されると、腸の働きが活発になり、便秘が解消されます。
便秘が解消されると、体に蓄積された老廃物や毒素が排出されやすくなるので、太りにくくなることができます。
ダイエット中の焼き芋でも太りにくくする食べ方・コツ
皮ごと食べる
焼き芋にすると、皮が硬く、焦げによる苦味が出てくるので、焼き芋で食べる場合は特に、皮を取って食べてしまう方が多いのですが、ダイエット的にはかなりもったいないです。
焼き芋の皮にも、ダイエット効果のある成分が豊富に含まれています。
身と一緒に食べることによって、さらに太りにくくすることができると言われています。
1日に半分の焼き芋を夕食前に食べる
ダイエット中に焼き芋を食べても太りにくくする食べ方として、1日に半分の量を夕食前に食べるという方法をおすすめします。
その理由は、先ほども紹介しましたが、焼き芋は満腹感がある食べ物です。
夕食の前に焼き芋を食べることによって、焼き芋でお腹がいっぱいになり、食事による摂取カロリーを減らすことができます。
また、朝食や昼食の前ではなく、夕食の前が良い理由は、統計的に1日の中で1番摂取カロリーが高いのが夕食です。
夕食の前に焼き芋を食べると、朝食や夕食の前に食べた時よりも多くのカロリーをカットできるためです。
ただし、1日1本食べてしまうと、カロリーが高過ぎてしまい、太ってしまう原因になるので、1日に半分の量に抑えるようにしましょう。
お供の飲み物は紅茶がおすすめ!
焼き芋を食べる時のお供の飲み物は紅茶がおすすめです。
紅茶がおすすめな理由は、紅茶には糖分を分解してくれる働きがあり、脂肪をつきにくくしてくれるので、糖分が多い焼き芋との相性が抜群なためです。
紅茶のカロリーは、100mlあたり「約1kcal」で、カロリーを気にしなくて良いのもメリットです。
水や牛乳、コーヒーなどを飲んでいたという方は、これからは紅茶をお供として飲んでみてください。
高カロリー・高糖質な焼き芋でも食べ方次第では太りにくくすることができる!
焼き芋のカロリー・糖質量、焼き芋が持つダイエット効果、ダイエット中の注意点と太りづらい食べ方などを紹介しました。
紹介した通り、焼き芋のカロリーや糖質量は高く、それ以外にも「血糖値が上昇しやすい」、「味付けが欲しくなる」などの太る要素が含まれているので、ダイエット中は注意が必要な食べ物です。
しかし、そんな焼き芋にも「満腹感がある」、「代謝を高めてくれる」、「安眠を促し痩せやすい体質を作ってくれる」、「便秘を解消してくれる」などのダイエット効果もあるので、食べ方次第では太りにくくすることができます。
ダイエット中に焼き芋を食べる場合は、今回紹介した「皮ごと食べる」、「1日半分を夕食の前に食べる」、「紅茶を一緒に飲む」などの太りにくくする食べ方を実践して食べてみてください!