梨は低カロリー・低糖質でダイエットに効果的なフルーツと言われています。
ただし、そんな低カロリーな梨でも食べ方次第では太ってしまうので注意が必要です。
今回は、梨のカロリー・糖質量、ダイエット効果、梨ダイエットの方法、梨を食べる時の注意点、などを紹介していきます。
梨はダイエット向きの食べ物!しかし食べ方次第では太る?
梨といえば、低カロリー・低糖質でさらに、高いダイエット効果が多くあるため、ダイエットに向いているフルーツと言われています。
梨にはダイエット効果以外にも、健康効果や美容効果などもあり、積極的に食べたいフルーツの一つです。
しかし、そんなダイエットに最適と言われる梨でも、食べ方次第では太ってしまう原因にもなるので、注意が必要です。
今回は、梨のカロリー・糖質量、梨のダイエット効果、梨ダイエットの注意点、効果を高める食べ方などを紹介します。
梨のカロリー
梨のカロリーは、品種や大きさによって異なっているので、差はあるのですが、1個あたり(255g)平均「約110kcal」ほどと言われています。
梨以外のフルーツのカロリー
- りんご(1個 255g):約138kcal
- ぶどう(1房 204g):約120kcal
- マンゴー(1個 195g):約125kcal
このように、他のフルーツのカロリーと比較してみても、梨のカロリーが低いことが分かります。
梨が低カロリーな理由は、梨のほとんどが水分でできているため。梨のみずみずしさは、美味しいだけでなく、低カロリーを実現しているのです。
梨の糖質量
梨に含まれる糖質量は、カロリー同様品種や大きさによって異なるのですが、1個あたり(255g)平均「約26.5g」ほどと言われています。
梨以外のフルーツの糖質量
- りんご(1個 255g):約30.1g
- ぶどう(1房 204g):約32g
- マンゴー(1個 195g):約30.4g
このように他のフルーツの糖質量と比較してみても、梨の糖質量は低いということが分かります。
梨は低糖質なので、糖質制限ダイエットにも向いていると言うことができます。
梨にはダイエット効果もある
カリウムがむくみを解消してくれる
梨には、むくみを解消してくれるカリウムという成分が豊富に含まれています。
体がむくむ原因は様々ありますが、特に多いのが塩分の多摂取によるもの。
塩分の摂取が多くなると、体のミネラル分が高くなり過ぎてしまい、それを正常に戻そうと水分が補給されます。
その水分が体の部位に溜まることによって、むくみが引き起こされるという仕組みです。
カリウムには、利尿作用があり、その余分な水分を排出してくれるので、むくみが解消され、痩せることができるのです。
ソルビトールがお通じを良くしてくれる
梨には、糖の一種である「ソルビトール」という成分が豊富に含まれています。
ソルビトールには、便を柔らかくしたり、腸内の蠕動運動を促してくれる働きがあり、便秘を解消してくれます。
便秘が解消されると、体に溜まった老廃物や毒素を排出しやすくなるので、痩せやすい体を手に入れることができます。
ペントザンが脂肪を分解してくれる
梨には、「ペントザン」という成分も豊富に含まれています。
このペントザンには、体に蓄積された脂肪を分解・排出してくれる働きがあり、痩せることができると言われています。
また、ペントザンには、腸内環境を整えてくれる効果や、美容効果もあるので、ダイエット以外の面でもおすすめの栄養素です。
こんな食べ方は太る!梨ダイエットの注意点
梨ジュースには糖分が含まれているので注意
梨ダイエットを行うにあたって、梨ジュースでは効果がないのか疑問に思われる方も多いと思います。
梨ジュースにもダイエット効果はあるのですが、飲みやすいように糖分や添加物が入っているものが多く、太ってしまう原因になります。
梨ダイエットを行う際は、そのままの梨を食べるようにすると、より痩せやすくなります。
「洋ナシ(ラフランス)」にも注意
梨に似た果物で「洋ナシ(ラフランス)」がありますが、洋ナシは普通の梨と比べてカロリーや糖質量がやや高めになっています。
洋ナシ(ラフランス)のカロリー(1個 250gあたり)
- 洋ナシのカロリー:約115kcal
- 洋ナシの糖質量:約30g
同じ質量で比較すると、普通の梨よりカロリーが9kcal、糖質が4gほど高いことが分かります。
これくらいの違いなら、問題ないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、確かに1日あたりで見るとそこまで違いはないのですが、毎日積み重ねると大きな違いになってきます。
ダイエット中に洋ナシを食べるときは、カロリーや糖質量に注意して食べるようにしましょう。
アスパラギン酸が含まれていて、食べ過ぎると体を冷やして太る原因になる
梨には、「アスパラギン酸」という成分が含まれていて、疲労回復などに効果的なのですが、このアスパラギン酸を摂り過ぎると、体を冷やしてしまう原因になります。
体が冷えると、内臓まで冷えてしまい、内臓の働きが鈍くなります。
内臓の働きが鈍くなると、1日の消費カロリーが少なくなり、太りやすい体になってしまうので、梨の食べ過ぎには注意するようにしましょう。
梨のダイエット効果を高める食べ方・方法
梨の皮も食べる
梨の皮には、梨の身よりも食物繊維やソルビトール、カリウムなどの栄養分が豊富に含まれているので、ダイエット中に梨を食べる際は、皮も一緒に食べるようにすると、さらに高いダイエット効果を発揮してくれます。
しかし、皮には農薬などが付いていることも多いので、食べる前にしっかりと水で洗うようにしましょう。
梨ヨーグルトがおすすめ
梨のダイエット効果を高める方法として、梨とヨーグルトを混ぜた「梨ヨーグルト」で食べるのをおすすめします。
梨ヨーグルトは、梨の高いダイエット効果に、ヨーグルトが持つダイエット効果がプラスされるので、より高いダイエット効果を期待することができます。
ヨーグルトのダイエット効果
- 乳酸菌の整腸作用で、便秘を改善してくれる
- カルシウムが脂肪吸収を妨げてくれる
- 乳酸菌が悪玉菌を減らし、血液をサラサラにしてくれるので、代謝が良くなる
梨×ヨーグルトはダイエット効果も抜群ですが、カロリーがその分高くなります。
できる限りヨーグルトは、糖分が控えめの低カロリーなものにしましょう。
低カロリー・低糖質な梨にも注意が必要!
梨のカロリー・糖質量、梨ダイエットの注意点などを紹介しました。
紹介した通り、梨は低カロリー・低糖質で、その上高いダイエット効果がいくつもあるので、一般的にはダイエット向きの果物と言われています。
しかし、そんな梨でも食べ方次第では太る原因になるので、今回紹介した、「ダイエットにはジュースを用いない」、「洋ナシにカロリーや糖質量に気を付ける」などの注意点を守り、ダイエット効果を高める方法を駆使して、上手にダイエットを行ってみてください。
梨には、ダイエット効果以外にも、疲労回復効果や夏バテ予防効果、二日酔い効果、美容効果などがあるので、日頃の食生活に積極的に取り入れて、健康的なダイエットを行いましょう。
他のフルーツについてはこちらの記事で解説しています。合わせてチェックしてみて下さい。