皆さんは、梅干しに対して、「太る」というイメージはあるでしょうか?
梅干しは昔から健康に良いというイメージが根強く、日本人にとっては欠かせない一種のソウルフードなので、梅干しに対して、太ったり身体に悪かったりするイメージを持っている人は少ないのではないでしょうか?
確かに梅干しは、健康面のメリットが多く、風邪の予防にも効果があると言われていて、最近では胃がんにも効能があるとまで言われています。
また、カロリー自体も低く、整腸作用なども期待できるので、ダイエットにも応用が可能です。
ただし、そんな健康的なイメージの梅干しも、食べ方によっては反対に太ってしまうこともあるので、ダイエット中の方は注意が必要です。
今回は、気になる梅干しのカロリー・糖質量、低カロリーな梅干しでも太ってしまう食べ方、正しい梅干しダイエットの方法などを紹介します。
梅干しのカロリーは?
梅干しのカロリーは、お店や商品によって、レシピや味付けなどによって異なるため、差はあるのですが、梅干し1個あたりの平均的なカロリーは、「約3kcal」と言われています。
梅干しは、食べ物の中でもトップクラスの低カロリー食品と言えます。
梅干し以外のおにぎりの具のカロリー
- 鮭:約110kcal(切り身1切れあたり)
- 昆布:約3.3kcal(10gあたり)
- 辛子明太子:約32kcal(Mサイズ1本)
梅干しと言えば、おにぎりの定番の具材なので、他のおにぎりの具材とカロリーを比較してみました。
梅干し以外のおにぎりの具材のカロリーと比較してみても、梅干しのカロリーが低いことが分かります。
そのカロリーの低さから、ダイエットに向いていると決めつけてしまう方も多いのですが、食べ方次第では太ってしまうので、ダイエット中は注意が必要です。
梅干しの糖質量は?
梅干しの糖質量は、お店や商品によって、レシピや味付けが異なるため、差はあるのですが、梅干し1個あたりの平均的な糖質量は、「約0.7g」ほどと言われています。
梅干し以外のおにぎりの具の糖質量
- 鮭:約0.1g(切り身1切れあたり)
- 昆布:約7g(10gあたり)
- 辛子明太子:約0.75g(Mサイズ1本)
梅干し以外のおにぎりの具の糖質量と比較してみても、梅干しの糖質量は比較的に低めということが分かります。
低カロリーな梅干しで太る理由
なぜ、低カロリー・低糖質な梅干しでも食べ方次第では太ってしまうのでしょうか?
低カロリーな梅干しに隠された、太る理由と気をつけたいことを紹介します。
塩分量が多く、食欲が増進され食事の量が増える
梅干しは、大量の塩で漬けているので、非常に塩分量の多い食べ物です。
塩分には、食欲を増進してしまう働きがあるため、ついつい食べ過ぎてしまい、カロリーの摂り過ぎにも繋がる可能性があります。
梅干しだけを食べ続けるのであれば、低カロリーなのでまだマシですが、他のものと一緒に食べてしまうとカロリー過多になってしまうので注意が必要です。
もし、ダイエット中に梅干しを食べるのならば、塩分控えめのものを選ぶようにすると、太りにくくすることができます。
味付けが濃いので、ご飯が欲しくなる
梅干しは、白いご飯との相性が抜群です。
梅干しは、味付けが濃いため、ご飯が欲しくなります。
梅干し自体のカロリーはかなり低いのですが、一緒にご飯を食べてしまうと、ご飯のカロリーがプラスされてしまうので、結果的に高カロリーになってしまい、太る原因になってしまいます。
間食として梅干しをつまむ程度ならご飯を食べるのを我慢できるのでまだ良いのですが、食事の際に梅干しを食べてしまうと、ご飯を食べ過ぎてしまいますので、注意が必要です。
むくみの原因になる
先ほども紹介しましたが、梅干しは塩分量が高い食べ物です。
塩分量が高いと、食欲が増進してしまうだけでなく、体がむくんでしまう原因にもなります。
体の塩分量が多くなると、塩分量を調節しようと、塩分量が多くなった部位に水分を届けるのですが、その部分に水分が溜まってしまい、むくんでしまうという仕組みです。
塩分を摂り過ぎたと思ったら、カリウムというむくみ解消効果のある成分を積極的に摂取してあげるのがおすすめです。
ダイエット中の梅干しでも太りにくくする食べ方
間食に1個食べるようにする
ダイエット中でも梅干しを食べたくなる時があると思います。
そこで食べるのを我慢してしまうと、ストレスが溜まり、反対に太る原因になってしまう可能性もあります。
そこで、ダイエット中に梅干しを食べる時は、食事中ではなく、間食に食べることをおすすめします。
なぜ食事中ではなく、間食で食べるのが良いかというと、食事中に梅干しを食べるとご飯を食べ過ぎてしまい、カロリーをついつい摂り過ぎてしまうためです。
注意点として、梅干しは1日1個までと決めておきましょう。
梅干しを2個以上食べてしまうと、塩分量が多いため、食欲増進やむくみの原因にもなってしまうためです。
とうもろこしのひげ茶を飲む
先ほど、梅干しには塩分量が多く含まれるため、体がむくんでしまう原因になると紹介しましたが、とうもろこしのひげ茶(コーン茶)を飲むと、むくみの解消を促してくれます。
とうもろこしのひげ茶には、利尿作用があり、尿と一緒に塩分や水分が排出されるので、むくみが解消されやすくなるという仕組みです。
また、トウモロコシのひげ茶には、食物繊維も豊富に含まれているので、便秘を解消してくれ、痩せやすい体を作ってくれる効果もあります。
塩分少なめの梅干しを作る
梅干しを食べても太りにくくする方法として、塩分量の少ない梅干しを選ぶという方法があります。
しかし、お店で買うとなると、なかなか塩分量が少ない梅干しと出会うことができません。
なかなか塩分控えめの梅干しが見つからないという方には、ご自宅で塩分控えめ梅干しを作ることをおすすめします。
この方法は、自分で塩分量を調節できるのでおすすめです。
低カロリーな梅干しでも注意が必要!
梅干しのカロリー・糖質量、太りにくくする食べ方を紹介しました。
梅干しは小さくて低カロリーでついついダイエット中でも食べ過ぎてしまいがちですが、梅干しには太る要素がたくさん隠されており、太ってしまう原因になります。
ダイエット中でも安心して梅干しを食べるために、今回紹介した、間食に食べる、とうもろこしのひげ茶を飲む、塩分控えめ梅干しを作るなどの太りにくくする食べ方を実践してみてください!