桃は低カロリー・低糖質でな上に、脂肪燃焼効果、むくみ解消効果、代謝アップ効果などもあり、ダイエットに効果的なフルーツです。
しかし、食べ過ぎたりすると、果糖が多いので太る原因にも。
今回は、桃のカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める方法などを紹介します。
桃は低カロリー・低糖質だけど食べ方次第では太る?
みなさんは、桃はお好きですか?
桃はとても甘いので、いかにも高カロリーで太りそうなイメージを持つ方が多いフルーツです。
しかし、実は桃は意外にも低カロリー・低糖質で、ダイエット効果も多いため、ダイエットに効果的な果物と言われています。
ただし、桃にもカロリーが含まれていて、太る要素もいくつかあるので、食べ方を間違えてしまうとかえって太る原因にもなってしまいます。
今回は、桃のカロリー・糖質量、桃のダイエット効果、ダイエット中の注意点、効果を高める食べ方などを紹介します。
桃のカロリーは?
桃のカロリーは、品種や大きさによって異なるのですが、100gあたり「約40kcal」ほどと言われています。
桃1個(212g)あたりだと、「約85kcal」と言われていて、低カロリーです。
仮に8等分して桃を食べるのであれば、1つ「10kcal」程度ということになります。
桃以外のフルーツのカロリー(1個あたり)
- ぶどう(1房204gあたり):約120kcal
- 梨(1個255gあたり):約110kcal
- りんご(1個255gあたり):約138kcal
このように比較してみても、桃のカロリーが低いということが分かります。
間食にお菓子やスイーツなどを食べるよりも、桃を食べた方が低カロリーですし、健康効果や美容効果も見込めるので、栄養が偏りがちなダイエット中は特におすすめです。
桃の糖質量は?
桃の糖質量は、品種や大きさによって異なるのですが、100gあたり「約8.9g」ほどと言われています。
1個(212g)あたりだと、「約19.0g」と言われていて、低糖質です。
8等分して食べる場合は、1つ「2.4g」程度ということになります。
桃以外のフルーツの糖質量
- ぶどう(1房204gあたり):約31g
- 梨(1個255gあたり):約26.5g
- りんご(1個255gあたり):約33.4g
このように、他のフルーツの糖質量と比較してみても、桃の糖質量が低いことがわかります。
桃はカロリーや糖質が低いので、ついつい食べ過ぎてしまいがちですが、桃には果糖と呼ばれる糖分が入っていて、この果糖は脂肪になりやすいので、食べ過ぎには注意が必要です。
あくまで食べ過ぎには注意というだけなので、適量であればそこまで心配はいりません。
桃が持つミラクルダイエット効果
桃は低カロリー・低糖質なだけでなく、様々な栄養を持ったダイエット向きの果物です。
ダイエット中は過度な食事制限により栄養が偏りがちなので、桃の栄養はダイエット中はとても有益です。
ここでは、主な桃のダイエット効果を5つ紹介します。
1、カテキンが脂肪燃焼を促してくれる
桃には、「カテキン」という成分が含まれています。
カテキンというと、緑茶カテキンが有名で、緑茶にしか含まれていない成分と思われがちですが、桃にもカテキンが入っています。
このカテキンには、脂肪燃焼効果を促してくれる作用があり、体に蓄積された脂肪を排出してくれるので、ダイエットに効果的です。
また、カテキンには抗酸化作用という、若返り効果もあり、細胞や内臓を若返らせてくれ、働きを活発にしてくれるので、代謝が良くなり、痩せることができると言われています。
2、ナイアシンが脂質や糖質を分解してくれる
桃には「ナイアシン」という成分も豊富に含まれています。
このナイアシンには、食べ物から摂取された脂質や糖質を分解してくれる働きがあります。
人が太る原因で多いのが、この脂質や糖質なので、これらが体に吸収される前に分解し、吸収されにくくしてくれるので、痩せやすい体を作ることができるという仕組みです。
3、ペクチンが便秘を解消してくれる
「ペクチン」とは、食物繊維の一種です。
このペクチンには整腸作用があり、腸内環境を整えてくれる働きがあるので、便秘を解消してくれるのです。
便秘が解消されると、体の老廃物や毒素が便と一緒に排出されやすくなるので、痩せることができると言われています。
また、ペクチンには、水分を含むと膨らむ性質があり、お腹の中で膨らむと、少量で満腹感を感れるので、摂取カロリーを少なくすることができ、ダイエットに効果的です。
4、カリウムがむくみを解消してくれる
桃には「カリウム」という成分も豊富に含まれています。
このカリウムには、頑固で厄介なむくみを効率良く解消してくれる働きがあります。
むくみが生じる原因は、塩分の摂り過ぎによるものが多いです。
塩分を摂り過ぎることによって、体内の塩分濃度を中和しようと水分が補給され、その水分がその部位に溜まることによってむくみが生じます。
カリウムには、利尿作用があり、尿と一緒にその塩分や水分を排出してくれるので、むくみが解消されるという仕組みです。
5、ポリフェノールが代謝を高めてくれる
桃に含まれる「ポリフェノール」には、抗酸化作用という働きがあります。
抗酸化作用とは、簡単に言うと若返り効果のことで、老化した部位を若返らせてくれます。
人の細胞や内臓は活性酸素によって傷つけられ、老化します。
細胞や内臓が老化すると、本来の働きが鈍くなり、代謝が落ち、太りやすくなります。
しかし、ポリフェノールの抗酸化作用で、活性酸素が取り除かれると、細胞や内臓が本来の働きを取り戻し、代謝が高まり、1日の消費カロリーが増えるので、痩せやすい体を作ることができるという仕組みです。
ダイエット中の桃の注意点
低カロリーで低糖質、さらにはダイエット効果をいくつも持つ桃は、まさにダイエットに最適な果物のように思えます。
確かに桃は、ダイエットの心強い味方と言えるのですが、もちろん注意点もあります。
ダイエット中に桃を食べる時は、2つの点に注意しましょう。
毎食に桃を食べるのはNG
いくら低カロリー・低糖質でダイエットに良い桃だからといって、毎食に桃を食べるのは太る原因になるので注意しましょう。
確かに、桃はカロリーが低いので、毎食食べれば摂取カロリーを減らせ痩せれると思いがちですが、栄養バランスが崩れ、太りやすい体質になってしまいます。
桃は朝食として食べて、他の食事で足りない栄養を補うという摂取方法をおすすめします。
果糖が中性脂肪に変換されやすい
桃の甘さの理由は、果糖という糖が豊富に含まれているため。
実は、この果糖は普通の砂糖よりも脂肪がつきやすいと言われています。
果糖は、中性脂肪になりやすく、メタボリックシンドロームの原因にもなります。
1日に何個も食べるようなことはせず、適度に食べるようにし、十分に食べ過ぎには注意するようにしましょう。
桃のダイエット効果を高める食べ方
ヨーグルトと一緒に食べる
桃とヨーグルトを一緒に食べると、よりダイエット効果が高くなると言われています
。桃に含まれるペクチンの整腸作用と、ヨーグルトに含まれる乳酸菌の整腸作用が相まって高い効果を期待することができます。
ヨーグルトに切った桃を入れて食べるだけなので、時間がない方にも簡単でおすすめです。
ピーチティーがおすすめ!
桃のダイエット効果を高める方法として、ピーチティーがおすすめです。
紅茶にも、ポリフェノールが含まれているので、桃のポリフェノールと合わさって、より高い効果を発揮してくれます。
また、紅茶にはカフェインという成分も含まれています。このカフェインには、利尿作用があり、むくみの解消に効果があります。
ピーチティーは低カロリーでダイエット効果も高いので、ついつい飲み過ぎてしまいがちですが、カフェインが豊富で、摂り過ぎると健康に悪影響を及ぼすので、適量を飲むようにしましょう。
低カロリー・低糖質な桃でも食べ方次第では太る!
桃のカロリーと糖質量、桃の持つダイエット効果、食べる時の注意点、効果を高める方法などを紹介しました。
桃は低カロリー・低糖質なのに加え、脂肪燃焼効果や、便秘解消効果、むくみ解消効果、代謝アップ効果など多くのダイエット効果があるので、ダイエットに向いている食べ物です。
しかし、これはあくまでも適量を食べた時の恩恵であって、桃を食べ過ぎたりすると、太る原因にもなるので注意が必要です。
桃をダイエット中に食べる場合は、ヨーグルトと一緒に食べたり、ピーチティーにして飲んだりすると、よりダイエット効果を高めることができます。
ダイエット中は是非、今回紹介したことを参考にしてみてくださいね!