デザートといえば、高カロリーで、ダイエットの天敵と思っていませんか?

確かに、デザートには高カロリーのものが多いですが、中には低カロリーのものもあります。

その中でも、杏仁豆腐は、低カロリーで、その上多くのダイエット効果があり、一般的にはダイエットに向いているデザートと言われています。

しかし、そんな杏仁豆腐でも食べ方次第では太る原因になってしまいます。

コンビニやスーパーでもお手軽に購入できる「杏仁豆腐」のカロリー・糖質量、ダイエット効果、効果を高める方法、そして注意点などを紹介していきます。

杏仁豆腐のカロリー

杏仁豆腐のカロリーは、お店や商品によって、味付けやレシピが異なるので、差はあるのですが、平均的に1人前(330g)あたり「約194kcal」ほどと言われています。

杏仁豆腐以外のデザートのカロリー(1人前あたり)

  • ショートケーキ(118gあたり):約366kcal
  • カステラ(100gあたり):約320kcal
  • ドーナツ(60gあたり):約224kcal

このように他のデザートと比較してみると、杏仁豆腐のカロリーが低いことがわかります。

ショートケーキを杏仁豆腐と同じ質量にして計算すると、なんと、5~6倍の差があります。

間食での摂取カロリーの目安は、「200kcalまで」と言われていますが、他のデザートはカロリーオーバーをしていても、杏仁豆腐は200kcalを超えていないので、太りにくいデザートと言うことができます。

杏仁豆腐の糖質量

杏仁豆腐の糖質量は、お店や商品によって、レシピや味付けが異なるので、差はあるのですが、平均的に1人前(330g)あたりの糖質量は、「約44.7g」ほどと言われています。

杏仁豆腐以外のデザートの糖質量(1人前あたり)

  • ショートケーキ(118gあたり):約46.5g
  • カステラ(100gあたり):約31.3g
  • ドーナツ(60gあたり):約30g

杏仁豆腐のカロリーは、デザートの中でも群を抜いて低いものでしたが、糖質となると決して低いとは言えなくなります。

杏仁豆腐の1人前の糖質量は、シロップやフルーツを使用しているものが多いので、高めの糖質になってしまっています。

低カロリーな杏仁豆腐にはダイエット効果も多い!

オレイン酸の働きで満腹感を得ることができる

杏仁豆腐には、「オレイン酸」が豊富に含まれています。

このオレイン酸は、オリーブオイルなどにも含まれている油で、油と言うとダイエットの敵と思われがちですが、実は体内の満腹中枢を刺激してくれ、満腹感を得ることができるのです。

杏仁豆腐は、このオレイン酸で、満腹感を感じることができるので、少量で満腹になることができ、食事の量が減らせるので、1日の摂取カロリーをカットする効果が見込めます。

リノール酸には代謝をアップしてくれる働きがある

杏仁豆腐に含まれる「リノール酸」には、代謝をアップしてくれる働きがあります。

リノール酸を摂取すると、血中のコレステロール値を下げてくれ、血液がサラサラになります。

血液がサラサラになると、血液の循環が良くなり、老廃物や毒素が排出されやすくなったり、細胞や内臓に酸素が運ばれやすくなります。

その結果、代謝が良くなり、1日の消費カロリーがアップし、痩せやすい体を作ることができるという仕組みです。

隠れダイエットの味方!鉄分が豊富

杏仁豆腐には、「鉄分」も豊富に含まれています。

鉄分といえば、貧血を予防・改善してくれる働きが真っ先に思い浮かび、ダイエットとの関連性はあまり知られていませんが、実はダイエットには欠かせない栄養分です。

体内で鉄分が不足すると、血液中の酸素の量が欠乏します。血液中の酸素が欠乏すると、細胞や内臓に酸素が上手く行き渡りにくくなるため、細胞や内臓の働きが鈍くなり、代謝が落ちてしまいます。

そこで、鉄分が多く含まれる杏仁豆腐を食べることによって、血液中の酸素が増え、細胞や内臓まで酸素が行き渡りやすくなるので、代謝が良くなり、痩せやすくなると言われています。

カルシウムが豊富

カルシウムもダイエット効果があまり知られていない栄養素の一つですが、カルシウムを摂取することによって、高いダイエット効果を発揮してくれます。

カルシウムを摂取すると、体が脂肪を吸収するのを妨いでくれます。

食べ物を食べても、脂肪を吸収しにくくなるので、体に脂肪が付きづらくなり、痩せることができます。

カルシウムは、骨や歯を強化・成長してくれる働きもあり、一石二鳥の栄養素です!

ダイエット中の杏仁豆腐の注意点

サラサラとしていて食べるスピードが早くなってしまいがち

杏仁豆腐は、食感が柔らかく、ついつい食べるスピードが早くなってしまいがちです。

人の体は、ゆっくり食べれば食べるほど、同じ量でも早く食べた時より満腹感を感じやすくなると言われているので、杏仁豆腐はゆっくりと食べるようにしましょう。

また、杏仁豆腐はあまり噛まなくても食べれてしまいます。

あまり噛まなくても食べれるからこそ、よく噛むということも意識してあげると、より満腹感を感じることができるので、痩せやすくなります。

食事中や食後に食べると太りやすくなる

杏仁豆腐のカロリーは、1人前あたり「約194kcal」ほど。ボリュームの割に、カロリーは低いのですが、食事中や食後に食べてしまうと、食事のカロリーに杏仁豆腐のカロリーがプラスされてしまい、高カロリーになってしまいます。

杏仁豆腐には満腹感があり、腹持ちが良いので、間食に食べてあげると、食事の量を減らせるので、摂取カロリーが少なくなり、痩せやすくなります。

杏仁豆腐は食事中や食後に食べるのではなく、間食として食べることをおすすめします。

糖質は低くないということをお忘れなく

杏仁豆腐は、低カロリーなデザートですが、シロップや砂糖などを使用しているので、糖質量は決して低くありません。

豆腐という名前でも、大豆で作った豆腐のように低糖質ではないのです。

杏仁豆腐はカロリーが低めなことから、ダイエット中も間食で食べてもOKな食品と言えますが、糖質制限ダイエットとの相性はあまり良くないので、気を付けましょう。

杏仁豆腐の太らない食べ方・ダイエット効果を高める食べ方

クコの実(ゴジベリー)をトッピングする

杏仁豆腐に添えられていることが多い「クコの実」。一見、杏仁豆腐の脇役にも見えますが、高いダイエット効果を期待することができます。

クコの実には、脂肪燃焼効果があると言われている、ビタミンB2が豊富に含まれています。

クコの実を食べると、体に蓄積された脂肪を分解・排出してくれるので、痩せることができるのです。

また、クコの実には食物繊維も豊富に含まれており、便秘を解消効果もあるので、ダイエットの強い味方と言えるでしょう。

成城石井やデパ地下などには大体売っているので、自宅で食べるときは是非多めにトッピングしてください。

なるべくシロップはすすらない

杏仁豆腐に含まれる少しのカロリーと糖質は、杏仁豆腐自体ではなく、シロップが大半を占めています。

杏仁豆腐を食べるときは、シロップを避けるようにして食べれば、より低カロリー・低糖質にすることができます。

スプーンで食べるとどうしてもシロップも口の中に入ってしまうので、できれば フォークや穴が空いたスプーンを使用することをオススメします。

低カロリー・低糖質な杏仁豆腐でも食べ方次第では太る!

杏仁豆腐のカロリー・糖質量を紹介しました。

杏仁豆腐は糖質量はやや高いですが、低カロリーな上に、ダイエット効果がたくさん含まれているので、ダイエットに向いているデザートと言えます。

ただし、杏仁豆腐にも太る要素が少なからず含まれていて、食べ方次第では太ってしまう原因にもなりますので、注意が必要です。

ダイエット中に杏仁豆腐を食べる場合は、今回紹介した注意点を守り、食べてみてください!

杏仁豆腐には、ダイエット効果以外にも、美容効果や健康効果もたくさんあり、おすすめのスイーツです。