手羽先といえば、焼き鳥屋や居酒屋ではおなじみのメニューで、手羽先が大好き!という方も多いのではないでしょうか?
そんな手羽先ですが、油で揚げている上に、甘辛いタレを絡めているため、どうしても高カロリーになってしまっています。
しかし、その反面、手羽先にはダイエット効果が多く、食べ方次第では、むしろダイエットに向いている食べ物とも言えます。
高カロリーな手羽先がダイエットに向いている理由、ダイエット中の正しい太らない食べ方を紹介します。
手羽先のカロリーは?
有名店の手羽先のカロリー
- 世界の山ちゃん:約123kcal(1本あたり)
- 鳥貴族:約191kcal(1本あたり)
ネット上の情報をもとに、焼き鳥の有名店での手羽先のカロリーを紹介しました。
紹介した有名店の手羽先のカロリーは、味を美味しくするための特性のタレを使っており、カロリーが高めになっていますが、シンプルな味付けの手羽先は、一本あたりの平均的なカロリーが『約106kcal』と言われています。
焼き鳥屋さんでの他のメニューのカロリー
- 砂肝:《塩》34kcal、《タレ》42kcal(1本あたり)
- レバー:《塩》33kcal、《タレ》41kcal(1本あたり)
- ハツ:《塩》64kcal、《タレ》72kcal(1本あたり)
- ぼんじり:《塩》107kcal、《タレ》113kcal(1本あたり)
- 皮:《塩》153kcal、《タレ》161kcal(1本あたり)
このように、砂肝やレバー、ハツ、ぼんじりなど一般的な焼き鳥のメニューと比べても高カロリーなことがわかります。
焼き鳥の皮は高カロリーで有名なメニューですが、鳥貴族でいうと、実は皮よりも手羽先のほうが高カロリーになっているのです。
高カロリーでも手羽先が痩せれる理由
糖質が低い
手羽先は、油で揚げているためカロリーは高いのですが、糖質量は1本あたり約1.1gととても少ないのです。
糖質の量が多い食べ物を食べると、インスリンというホルモンの分泌が活発となり、糖が脂肪になりやすくなるため、太ります。
反対に、糖質量が少ないと、摂取した後に糖が脂肪に変換されにくくなるため、太りづらくなります。
タンパク質が豊富
手羽先にはタンパク質が豊富に含まれています。
たんぱく質は、体の筋肉の生成を助けてくれる働きがあり、筋肉が作られることによって、体の代謝がアップするため、消費カロリーが高くなり、痩せることができます。
特に女性はダイエット中に筋肉をつけることを敬遠しがちですが、実は筋肉はダイエットの強い味方であり、ダイエット中こそ筋肉をつけた方が良いと言えるでしょう。
腹持ちが良い
手羽先には、脂質が多く含まれています。脂質が多い食べ物を食べると、脂質によって消化吸収のスピードが遅くなります。
消化吸収が遅くなると、長時間お腹の中にとどまっていることになるため、腹持ちが良くなるので、次の食事の量を減らすことができ、1日の摂取カロリーをカットすることに繋がります。
満腹感がある
手羽先は骨の周りに身が付いているので、食べるのに時間がかかります。
人の体はゆっくりと食べることによって、早く食べた時よりも満腹感が増すと言われています。
手羽先は食べにくく、必然的に食べるのに時間がかかるのですが、手羽先に限らず全ての食事でゆっくりと味わって食べることを意識すると、自然と食べる量が減り、カロリーをカットすることができるので、痩せやすい体を作ることができますよ!
ダイエット中に手羽先を食べる際の注意点
タレのカロリーに注意
先ほど手羽先のカロリーを紹介しましたが、実は手羽先自体のカロリーはそこまで高くなく、タレがカロリーの大半を占めています。
手羽先を食べる際は、できるだけ塩味のものを選ぶと、より低カロリー・ヘルシーに手羽先を楽しむことができます。
塩分に注意
手羽先のタレには、塩分が多く含まれています。
塩分には、食欲を増進してしまう働きがあり、ついつい食べ過ぎてしまうことに繋がります。
気付いたら食べ過ぎていたということになる前に、事前に食べるのは何本までと決めておくと、食べ過ぎてしまうのを防ぐことができます。
コレステロールが多い
鶏肉にはコレステロールが多く含まれています。コレステロールは、人間の生命活動に欠かせない成分ですが、摂り過ぎてしまうと、中性脂肪の増加の原因になり、太ってしまいます。
また、コレステロールの摂り過ぎは、太るだけでなく、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞など深刻な病気のリスクを高めてしまうので、摂り過ぎに注意するようにしましょう。
手羽先のダイエット効果をさらに高める方法
タンパク質が豊富な卵を一緒に食べる
手羽先には豊富なタンパク質が含まれると紹介しましたが、卵を一緒に食べるとより高い筋肉生成の働きを発揮します。
焼き鳥屋や居酒屋では、卵料理を注文できるところが多いので、実践しやすく、おすすめです。
ただし、卵にもコレステロールやカロリーが多く含まれるので、多く食べれば良いというわけでありません。適量を食べるようにしましょう。
コレステロール値を下げてくれる青魚を食事に取り入れる
手羽先には、ダイエット効果がたくさんありますが、油を使っているため、カロリーとコレステロール値が高いのが、ダイエットでは気になるところです。
そこで、手羽先を食べた日は、食事の中に青魚を取り入れるようにしましょう。
青魚にはDHAやEPAという成分が含まれており、体内のコレステロール値を下げてくれる働きがあります。
昼食に手羽先を食べたときは、朝食か夕食に青魚を。居酒屋で手羽先を食べるときは、しめ鯖や刺身など、魚系のメニューを一緒に注文することをおすすめします。
高カロリーな手羽先で美味しくダイエットを!
手羽先のカロリーと、高カロリーなのにも関わらずダイエットに向いている理由を紹介しました。
手羽先をはじめとする肉類は、基本的には高カロリーなため、ダイエットには向いていないと思われがちですが、実際には糖質が少なく、栄養が豊富なため、ダイエットに向いているものが多いのです。
ただし、手羽先はダイエットに向いているからといって、高カロリーなことには変わりありません。
何も考えずに食べ過ぎてしまうともちろん太ってしまうので、紹介した注意点を意識して、手羽先ダイエットを行ってくださいね!