冷麺といえば、焼肉屋さんの定番メニューで、焼肉屋さんに行ったら必ず注文するという方も多いのではないでしょうか?
そんな冷麺ですが、さっぱりとした味わいな上に、ヘルシー・低カロリーでダイエットに向いている食べ物だと思われがちですが、実は太りやすくダイエットに向いていない食べ物なのです。
冷麺は低カロリーなのになぜ、ダイエットに向いていないのでしょうか?
冷麺がダイエットに向いていない理由を紹介します。
冷麺のカロリーは?
代表的な焼肉屋さんの冷麺のカロリー
- 安楽亭:約556kcal(1人前あたり)
- 叙々苑・牛角・安安:記載なし
ネット上の情報をもとに、代表的な焼肉屋さんで食べることができる冷麺のカロリーを紹介しました。
冷麺のカロリーは、お店によって味付けなどのレシピが違うので、差はありますが、平均的に1人前あたり約471kcalと言われています。
焼肉屋さんの他のメニューのカロリー
- ビビンバ:約671kcal(1人前あたり)
- クッパ:約612kcal(1人前あたり)
- カルビ:約571kcal(1人前あたり)
焼肉屋さんで食べることができる他のメニューのカロリーを紹介しました。
他のメニューと比べると、冷麺は低カロリーと言うことができます。
低カロリーな冷麺が太りやすい理由
GI値が高い
冷麺は低カロリーですが、原材料に小麦粉を使用しているため、GI値が高くなっていて、太りやすい食べ物です。(韓国風はそば粉を使用しており、GI値が低い)
GI値とは、糖質を摂取した後に、体内の血糖値が増減する割合を数値で表したものです。
GI値が高いと、体内の血糖値が急上昇しやすくなるため、糖が脂肪へと変換されやすくなり、太る原因になります。
反対にGI値が低い食べ物は、血糖値の上昇が緩やかになり、糖が脂肪に変換されにくくなるので、痩せやすい体を作ることができるという仕組みです。
食欲増進してしまう
冷麺には、具材のキムチやスープなどに唐辛子などの香辛料が使用されていることが多いです。
この唐辛子などの香辛料には、食欲を増進する働きがあり、ついつい食べ過ぎてしまい、カロリーを摂取し過ぎることに繋がるため、太るという恐れもあります。
これは冷麺だけに限ったことではなく、香辛料を使用した辛いものなど全般に言えることで、特に焼肉屋さんは辛いメニューが多いので、注意するようにしましょう。
糖質量が高い
冷麺はカロリーは低いのですが、そば粉や小麦粉などを使用しているため、糖質量が高くなっています。
糖質量が多いと、体内でインスリンというホルモンの分泌が活発になり、糖が脂肪に変わりやすくなってしまい、体に脂肪が蓄積され、太る原因になります。
冷たさでついつい食べ過ぎてしまう
冷麺は、その名の通り冷たい食べ物で、その冷たさが人気の理由の一つです。
しかし、この冷たさにも太る原因が隠されていたのです。
人の体は食べ始めから20分以上経たないと満腹感を感じることができないと言われています。
ビビンバやクッパなどは熱くて、食べるのに時間がかかるので良いのですが、冷麺は冷たく、スルスルと食べれてしまうので、満腹感を感じる前についついたくさん食べてしまい、カロリーを余分に摂取してしまうことに繋がります。
太らない冷麺の食べ方
韓国風よりも盛岡風
焼肉屋の冷麺には大きく分けて、韓国風と盛岡風に分かれています。
韓国風と盛岡風の違いは、麺の原料の違いと言われています。
・韓国風…主にそば粉を使用。
・盛岡風…主にじゃがいものデンプンを使用。
盛岡風の方が、韓国風と比べると麺にコシがあり、噛み応えがあるので、咀嚼回数が必然的に増え、少ない量で満腹感を得ることができ、摂取カロリーをカットすることができます。
一方で、韓国冷麺は柔らかい麺を使用しているので、あまり噛まなくても食べれてしまい、たくさん食べても満腹感を得づらいので、食べ過ぎて、カロリーの多摂取となってしまい、太る原因になります。
酢をプラスに入れる
冷麺を食べる時は、酢をプラスに入れるようにしましょう。
酢には、酢酸やクエン酸という有機酸が豊富に含まれており、この酢酸やクエン酸が腸内環境を整えてくれるので、便秘を解消してくれます。
また、お酢には利尿作用があり、体に蓄積された老廃物や毒素も尿と一緒に流れてくれるので、むくみを解消してくれる効果があります。
食後ではなく食前か食中に
冷麺は焼肉の食後ではなく、食前か食中に食べるようにしましょう。
食前か食中に食べるべき理由は、食後に冷麺を食べてしまうと、お肉など他のものでお腹がいっぱいですが、その食べやすさによって、ついつい食べ過ぎてしまうため。
食前や食中に冷麺を食べることによって、お肉を食べる前のカサ増しとなり、食べる量を減らせるので、摂取カロリーを減らすことができます。
冷麺は低カロリーでも注意が必要!
冷麺のカロリーと、太らないための冷麺の食べ方を紹介しました。
冷麺に限らず、低カロリーというだけで、ダイエットに向いていると思う方も多いのですが、その裏には太る要素が隠されているということも多いので注意が必要です。
できれば、ダイエット中の焼肉や冷麺は控えて欲しいのですが、どうしてもダイエット中に冷麺を食べたい場合は、今回紹介した注意点とコツを上手に活用して、取り入れてみてくださいね!