乳酸菌やビフィズス菌、ガセリ菌など、腸内環境を整えてくれる「飲むヨーグルト」。

低カロリーなだけでなく、便秘の改善や代謝UP、睡眠の質の向上など様々なダイエット&健康効果があります。

ただし、飲むヨーグルトは低カロリーと言っても飲み方次第では太ります。正しい飲み方を紹介します。

飲むヨーグルトは痩せる?太る?

ヨーグルトといえば、乳酸菌やビフィズス菌、ガセリ菌など、腸内環境を整えてくれる菌が含まれているので、健康面はもちろんダイエットにも効果がありそうなイメージがありますよね。

実際にこれらの菌には、ダイエット効果もあり、整腸作用による便秘の改善のほか、寝つきが良くなったり、代謝が良くなって太りづらくなったりと、様々な効果が期待できます。

また、ヨーグルトは基本的に低カロリーなので、太る心配もあまりいらないでしょう。

ただし、これは通常の食べるヨーグルトのことです。

今回紹介する飲むヨーグルトは、低カロリーのものが多く、同様のダイエット効果は期待できるのですが、飲み方次第では太ってしまう可能性もあるので、注意が必要です。

飲むヨーグルトのカロリー

人気の飲むヨーグルトのカロリー(100g当たり)

明治:ブルガリアのむヨーグルト「67kcal」
明治:プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ「44kcal」
雪印メグミルク:「36kcal」
ダノンビオ:ファイバーイン 脂肪0 プレーン・加糖「36kcal」
セブンプレミアム:生きて腸まで届く乳酸菌入りのむプレーンヨーグルト「86kcal」

飲むヨーグルトのカロリーは、商品によって異なりますが、平均すると「約53kcal」です。

1本が大きいタイプのもので180mlほどなので、カロリーだけ見ると問題がないように感じます。

また、低カロリーというだけではなく、最近話題の乳酸菌やビフィズス菌といった、整腸作用のある成分も多いため、ダイエットに効果的と思われがちですが、実は飲み方次第では太るのが、この飲むヨーグルトです。

低カロリーなのに飲むヨーグルトが太る理由

低カロリーでも糖質が高い

飲むヨーグルトは確かに1本当たりは低カロリーと言えます。ただし、糖質は決して低くありません。

糖質を多量に摂取してしまうと、血糖値を高くして太りやすい体質にしてしまうので、少ない量を食べていても太ってしまうという恐れがあります。

甘さを感じるものには大体が糖質を多く含んでおり、飲むヨーグルトも例外ではありません。

食べ物としてみれば糖質の量はそこまで気になりませんが、飲み物としてみた場合は高糖質と言えます。

通常の食事の最後に〆として、飲むヨーグルトとしてしまうと太ってしまう可能性が高くなります。

腹持ちが悪い

飲むヨーグルトを食事と一緒に飲むと太るのであれば、1食を飲むヨーグルトにしてしまえば痩せると思って実践する方もいるようですが、この方法もNGです。

確かに通常の食事と比べれば、カロリー・糖質は低いので、大幅なカロリーカットが可能となりますが、飲むヨーグルトは腹持ちがとても悪いのです。

腹持ちが悪い飲むヨーグルトを主食の代わりに置き換えてしまうと、次の食事のときに空腹になってしまい、食事の際の血糖値上昇率が大きくなってしまいます。

血糖値が急激に上がることによって、肥満ホルモンのインシュリンが分泌されてしまい、脂肪が余分についてしまうので、注意が必要です。

固形のヨーグルトより良い点があまりない

飲むヨーグルトも決してダイエット中NGというわけではありませんが、飲むヨーグルトは満腹感を感じづらく、そして腹持ちも悪いというデメリットがあります。

固形のヨーグルトであれば、飲むヨーグルトよりは満腹感を感じやすく腹持ちも良くなってます。

固形のヨーグルトだと、乳酸菌やビフィズス菌が劣るのでは?と不安になる方もいるかもしれませんが、基本的には一緒なのです。

栄養素が一緒なのであれば、固形の方がダイエット的にも良いので、外出先でも摂取しやすいという部分以外では、飲むヨーグルトにこだわる必要はあまりないかもしれません。

飲むヨーグルト太りづらくする方法・コツ

脂肪0や無糖タイプのものにする

飲むヨーグルトは、大きく分けて加糖のものと無糖のものがあります。

加糖のものは飲みやすく美味しいのですが、その分糖分が多いため、ダイエットには不向きと言えます。

ダイエット中であれば、より低カロリーな無糖タイプのものにしましょう。

無糖タイプの飲むヨーグルトが苦手という人は、せめて脂肪0にするとか、40kcal以下のものにするなどの工夫が必要です。

容量の大きいものは選ばない

飲むヨーグルトは、いくら飲んでもお腹いっぱいにはなりづらいという点もデメリットの一つです。

よくコンビニやスーパーで売っているストローのついた飲むヨーグルトは、ダイエット中に飲むには容量が大きすぎるのですが、それでもお腹いっぱいになりづらいので、ペロリと飲めてしまいます。

こうなってしまうと、いくらもともとが低カロリーでも、カロリーオーバーになってしまいます。

あらかじめ、容量の少ない、R1や恵ガセリ菌SP株にしておくことで、この飲み過ぎを防ぎましょう。

他の食べ物と組み合わせる

飲むヨーグルトの最大の欠点は、腹持ちが悪いことです。

そこで、主食を飲むヨーグルトだけではなく、「飲むヨーグルト+フルーツ」にすることをお勧めします。

フルーツであればそこまでカロリーは高くないので、心配はいりませんし、足りない栄養素を補給することもできます。

できる限り腹持ちの良いものにしたいので、バナナやリンゴがおすすめです。

飲むヨーグルトは飲み方を間違えると太るので注意が必要

飲むヨーグルトを使ったダイエットは、万能な方法ではありませんが、工夫をすれば、手頃にできる点でおすすめのダイエット法といえます。

ヨーグルト飲料は、カロリー自体があまり高いものではないので、腹持ちの問題を解消できれば十分な効果を得られます。

飲むヨーグルトだけで痩せようとするのではなく、他の食べ物と組み合わせて主食と置き換えたり、他のダイエット法に加えて飲んだり、と工夫をすれば痩せることも可能です。

ぜひ飲むヨーグルトでダイエットを行う際には、紹介した注意点を守り、腹持ちの問題を改善したうえで行ってみてください。