グミはカロリーがそこまで高くなく、ダイエットに向いているお菓子だと言われています。

しかし、カロリーは良くても、糖質の量がご飯やパン並みに高く、ダイエットには向いていなく、太るということが最近わかりました。

ダイエット中にグミを食べる際の工夫と注意点を紹介します。

グミダイエットは痩せる?太る?

みなさんは、「グミダイエット」というダイエット法があるのをご存知でしょうか?

グミダイエットは、普段食べているおやつをグミに変えるという間食ダイエットの一つです。

グミは他のお菓子と比べ、低カロリーなため、グミダイエットを実践すると痩せることができると言われていますが、実際はどうなのでしょうか?

グミのカロリーは?

グミのカロリーはどのくらいでしょうか?代表的なグミのカロリーはこのようになっています。

  • 明治 「果汁グミ ぶどう」(1袋 51g)
    カロリー 168kcal
  • 春日井製菓 「つぶグミ」(1袋 85g)
    カロリー 298kcal
  • カンロ「ピュレグミ グレープ」(1袋 56g)
    カロリー 193kcal
  • UHA味覚糖「コロログミ」(1袋 48g)
    カロリー  129kcal
  • 明治 「ポイフル(Poifull)」(1箱 53g)
    カロリー  182kcal
  • 「ハリボー ゴールドベア(HARIBO GOLD BEAR)」
    カロリー  179kcal  (※50g換算)

グミのカロリーは、商品によって違いはありますが、平均すると1袋あたりおよそ190kcal前後。

決して低いとは言えないカロリーですが、他のスナック菓子などと比べると低カロリーです。

低カロリーのグミや、ダイエットを謳ったグミも販売されていますし、カロリーだけ見るとダイエットに適しているように思われがちですが、実は落とし穴があったのです。

グミのカロリーをなるべく抑えるためには、今回紹介する工夫を実践することがおすすめですが、予算が許せば、カロリーカット系のサプリを取り入れることも効果的です。

グミの糖質は?

グミの糖質量(炭水化物量)はどのくらいでしょうか?代表的なグミの糖質はこのようになっています。

  • 明治 「果汁グミ ぶどう」(1袋 51g)
    炭水化物(糖質) 39.3g
  • 春日井製菓 「つぶグミ」(1袋 85g)
    炭水化物(糖質) 71.4g
  • カンロ「ピュレグミ グレープ」(1袋 56g)
    炭水化物(糖質) 45.4g
  • UHA味覚糖「コロログミ」(1袋 48g)
    炭水化物(糖質) 32.9g
  • 明治 「ポイフル(Poifull)」(1箱 53g)
    炭水化物(糖質) 43.7g
  • 「ハリボー ゴールドベア(HARIBO GOLD BEAR)」
    炭水化物(糖質) 40g  (※50g換算)

グミダイエットの落とし穴というのが、この糖質量。

コンビニやスーパーで買える市販の人気グミ商品を平均すると、40~50g前後の糖質が含まれています。

グミのほとんどが糖質ということになります。

ダイエット用のグミでも、1袋あたりおよそ16~20g以上あるものが多く、ダイエットに向いていないと言えるでしょう。

この糖質量を抑えるには、カロリー同様に工夫した食べ方もしくは、糖質カット系のサプリもあるので、そちらを使うのも手です。

グミと他の食品とのカロリー・糖質量の比較

  • ご飯(お茶碗1杯150gあたり)
    カロリー252kcal 糖質 約55g
  • 食パン(60g 6枚切り1枚)
    カロリー158kcal 糖質 約28g
  • さつまいも(中半分 70g)
    カロリー92kcal 糖質 約20g

グミのカロリー自体はそこまで高くなくても、グミの糖質量の高さをおわかり頂けたでしょうか?

普通のグミだと主食以上の糖質になり、ダイエット用のグミでも、糖質が多い食べ物の代表格である、パンやさつまいもなどに負けず劣らずの糖質量なのです。

グミはカロリーが低くても糖質量で太る

紹介したように、グミは他のおやつと比べると低カロリーですが、糖質量は他のおやつよりもかなり高めになっていて、ダイエットには向いていないと言えるでしょう。

糖質をたくさん摂ると、体内の血糖値が急上昇します。

この急上昇した血糖値を下げようと、膵臓からインスリンが分泌され、このインスリンの働きで大半の糖質はエネルギーに変換されます。

しかし、エネルギーに変換されずに余った糖質は、インスリンによって脂肪へと変換されます。

人の体は生きていく上で、糖質が必要ですが、摂り過ぎると脂肪として蓄積され、太ってしまうのです。

ダイエット中にどうしてもグミを食べたい場合の工夫

1、糖質量が少ないものを選ぶ

先ほども紹介したように、グミを食べると太るのは、カロリーではなく糖質が原因です。

グミの糖質量が高いのは、水飴や砂糖、果汁が含まれているため。

糖質が原因で太るなら、糖質の少ないグミを選べば良いのです。

グミを買う際は、裏の食品表示を確認して、糖質量の少ないものを選ぶようにしましょう。

この時に、カロリーも低いグミを選べると、より効果が高くなりますよ!

2、しょっぱいグミは選ばない

最近は、コンビニやスーパーなどに行くと、グミの品揃えに驚かされます。

甘いグミだけでなく、梅味などのしょっぱいグミも販売されており、グミ好きにはたまらないですよね。

しかし、しょっぱいグミには、塩分が含まれており、塩分には食欲増進を促す効果があるので、食べ過ぎてしまう恐れがあります。

3、食べる量を決めておく

グミは、1粒1粒小さいですし、手軽に食べれるのでついつい止まらなくなり、食べ過ぎてしまい、カロリーや糖質の摂り過ぎということになります。

事前に、「今日は1袋の半分まで」など決めておくことによって、無意識のうちに食べ過ぎてしまうということを防げて、カロリーや糖質の摂り過ぎを防ぐことができます。

4、一気に食べずにこまめに食べる

グミって美味しくて、手軽に食べることができるため、一気に一袋食べてしまうということもあるのではないでしょうか?

しかし、グミはお腹が空いた時にこまめに食べるのをおすすめします。

一気に食べてしまうと、満腹中枢が刺激されて満腹感を感じる前に食べきってしまい、カロリーを摂り過ぎになってしまいます。

こまめに食べることによって、満腹中枢が刺激されるまでの時間をきちんと取れるので、余計に食べてしまうということを防ぐことができます。

5、烏龍茶を一緒に飲む

烏龍茶には、サポニンという成分が含まれています。

このサポニンには、糖質が脂肪に変わるのを防いでくれる効果があるので、ウーロン茶を一緒に飲むと良いでしょう。

また、烏龍茶にはウーロン茶重合ポリフェノールという成分も含まれ、体内のコレステロール値や、中性脂肪を下げてくれる効果もあります。

普段ジュースなどを好んで飲んでいる方は、烏龍茶を飲むようにしましょう。

6、果汁入りのグミを選ぶ

グミには、果汁入りのものと無果汁のものがあります。

果汁には、ビタミンをはじめとするたくさんの種類の栄養があります。

果物にもよるのですが、ダイエット効果のある栄養素が含まれている果汁も多くあります。

どうせグミを食べるのなら、ダイエット効果のある「果汁入り」のグミを選ぶようにしましょう。

  • 《ビタミンB群》
    体に脂肪を溜め込ませないようにする。
    オレンジ、パイナップル、ライチ、グレープフルーツなどに多く含まれます。
  • 《パントテン酸》
    脂肪酸の代謝を助け、体内のコレステロール量を一定に保ってくれる効果がある。
    イチゴ、レモン、ぶどう、りんごなどに多く含まれます。

糖質は高いが適量で抑えればダイエット効果はある!

咀嚼回数が多く満腹感がある

グミは弾力があり、たくさん噛まないと食べれませんよね。

このたくさん噛むという行為がダイエットと深く関係があるのです。

人の体は、咀嚼回数が多ければ多いほど、満腹中枢が刺激され、満腹感を得るようにできています。

1粒で30回以上噛むようにすると、少量で満腹になり、食事の量を減らせるため、1日の摂取カロリーを減らすことができ、痩せやすい体を作ることができます。

ノルアドレナリンによる脂肪燃焼効果

先ほども紹介したように、たくさん噛むことによって満腹中枢が刺激されます。

満腹中枢が刺激されると、ノルアドレナリンというホルモンが分泌され、このノルアドレナリンが脂肪燃焼・分解を促してくれるので、痩せることができます。

たくさん噛むことによって小顔効果

グミをたくさん噛むことによって、顔の筋肉が鍛えられ、フェイスラインのシェイプアップに繋がり、小顔効果を期待することができます。

顔周りの筋肉はなかなか鍛えることが難しいのですが、この方法ならグミを食べるだけなのでおすすめです。

ダイエットではハードグミが万能!

グミのダイエット効果を紹介しましたが、全ての観点から見ておすすめしたいのがハードグミです。

ハードグミは、普通のグミよりも弾力があり、噛み応えがあるので、自然とたくさん噛むことになり、満腹中枢が刺激されるため、小顔効果にも繋がる万能なグミです。

最近では、柔らかい食べ物が多いため、顎が弱くなっている人が多いそうです。

日頃から噛み応えがあるものをたくさん噛むことを意識すると、健康な体を手にいれることができますよ。

グミは低カロリーでもダイエット中はご注意を

グミはカロリーは低いですが、糖質量が多いのでダイエットにはあまりおすすめできません。

どうしてもダイエット中にグミを食べたい場合は、糖質が少なく、しょっぱくないもの、そしてソフトではなくハードタイプのグミを選ぶようにしましょう。

グミはコンビニやスーパーで低価格で売っているので、気軽に食べやすいですが、ついつい食べすぎてしまうことがないように注意しましょう。

きちんと工夫をして、食べ過ぎなければ、安心して食べることができますよ!