ローストビーフといえば、最近ではローストビーフ丼が話題になり、全国的に専門店も増え、とても人気の高い食べ物です。

そんな大人気のローストビーフは、牛肉を使用しているので、一見高カロリーに思われがちですが、実は低カロリー・低糖質で、さらにダイエット効果も多く、ダイエットに向いている食べ物だったのです。

しかし、いくら低カロリーと言っても、お肉ということには変わらないので、食べ方・コツが重要です。

そこで今回は、ローストビーフのカロリー・糖質量、ダイエット効果と注意点、効果を高める食べ方・コツなどを紹介します。

ローストビーフのカロリー

ローストビーフは、牛肉なので高カロリーなイメージがありますが、実はそんなこともありません

ローストビーフの部位別のカロリー(100gあたり)

  • バラ肉:約426kcal
  • もも肉:約140kcal

バラ肉を使用したローストビーフはカロリーが高いですが、もも肉を使用したものは低カロリーと言うことができます。

ローストビーフを低カロリーで食べる場合は、もも肉を選ぶようにしましょう。

ローストビーフ以外の牛肉料理のカロリー(100gあたり)

  • 焼き肉(カルビ):約498kcal
  • 牛カツ:約331kcal
  • しゃぶしゃぶ:約413kcal

このように他の牛肉料理のカロリーと比較してみても、ローストビーフのカロリーが低いことがわかります。

お店や既製品のローストビーフを食べる時は、バラ肉で作られたものでないことを確認することが重要です。

ローストビーフの糖質量

ローストビーフの部位別の糖質量(100gあたり)

  • バラ肉:約2.2g
  • もも肉:約2.2g

牛肉や豚肉、鶏肉には糖質が含まれておらず、このローストビーフの糖質量は、調味料やタレなどによるもの。

100gあたり2.2gの糖質量は低い部類と言えるので、糖質制限ダイエットに向いている食べ物です。

もし、それでもローストビーフの糖質量が気になるという場合は、調味料やタレをヘルシーなものの変えれば、より低糖質なローストビーフを食べることができます。

ローストビーフのダイエット効果

ロースビーフは低カロリー・低糖質なだけでなく、ダイエット効果・メリットをいくつも持っています。

今回は、特にダイエット中の方にとって嬉しい効果を5つ紹介します。

1、赤身を使用しているのでヘルシー

ローストビーフに使用される部位は、脂の少ない赤身であることが多いです。その理由は、脂が多い部位を使用すると、ローストビーフが冷めた時に、油が白くかたまり、食べにくくなってしまうため。

ローストビーフは赤みを使用していることが多いので、カロリーが低いだけでなく、脂質が少なくなっているので、太りにくいと言われています。

2、油を使用しない調理法なので太りにくい

ローストビーフは、牛肉の赤身を蒸し焼きにする調理法なので、油を使用していません。

油を使用していないので、低カロリーなのはもちろん、体に脂肪がつくにくく、油を使った調理法よりも痩せやすいのです。

ローストビーフは赤身を使用している上に、油を使わない調理法なので、牛肉料理の中でも最も太りにくい料理とも言われています。

3、鉄分による代謝アップ効果

ローストビーフには、鉄分が豊富に含まれています。

鉄分といえば、貧血への効果が真っ先に思い浮かび、ダイエットとの関係性はあまり知られていないのですが、実はダイエットにも高い効果を発揮してくれます。

体内で鉄分が不足すると、血液中の酸素が欠乏します。

血中の酸素が欠乏すると、酸素が細胞や内臓まで行き渡りにくくなり、細胞や内臓の働きが鈍くなり、代謝が落ちてしまうので、太りやすくなってしまいます。

そこで、ローストビーフから鉄分を補給することによって、血中の酸素が多くなり、代謝が良くなり痩せやすくなると言われています。

4、カルニチンによる脂肪燃焼効果

ローストビーフにはカルニチンという成分が豊富に含まれています。

このカルニチンには、脂肪燃焼効果があり、体内に蓄積された脂肪を排出してくれるので痩せやすくなると言われています。

また、カルニチンには疲労回復効果もあり、ダイエットで疲れがちな体を癒してくれるので、効率良くダイエットを続ける効果も期待できます。

5、たんぱく質が豊富

ローストビーフには、たんぱく質という栄養素も豊富に含まれています。

たんぱく質には、体の筋肉の生成を助けてくれる働きがあります。

たんぱく質によって、良質な筋肉が作られると、体の代謝が上がり、1日の消費カロリーを多くすることができるので、痩せれるという仕組みです。

ダイエット中のローストビーフの注意点

ローストビーフのは、低カロリー・低糖質で、さらにはダイエット効果をいくつも持っている料理と言えますが、注意してほしいことがあります。

ローストビーフを食べて太ってしまったという方は、主にこの注意点を守れていないことが原因となっているので、これから注意点はしっかりと押さえましょう。

タレのカロリー・糖質に注意

ローストビーフは低カロリー・低糖質な食べ物ですが、ローストビーフにかけるタレのカロリーに注意しましょう。

せっかく、ローストビーフは低カロリー・低糖質なのにも関わらず、高カロリー・高糖質なタレをかけてしまったら元も子もありません。

マヨネーズなんてもってのほか!低カロリーなタレを選ぶようにしましょう。

また、ニンニクを使ったタレは、とても相性がいいのですが、食欲増進効果があるため、注意が必要です。

ローストビーフ丼は高カロリー

レッドロックなどのお店を皮切りに、最近話題の「ローストビーフ丼」。

ローストビーフ丼は、とても美味しいのですが、ご飯のカロリー(1膳150gあたり約250kcal)がプラスされるので、一気に高カロリーになってしまうので注意が必要です。

また、タレや卵などのトッピングのカロリーにも気をつけなければなりません。

ローストビーフ丼のカロリーは、1人前あたり「約837kcal」と言われているので、ダイエット中は控えましょう。

ローストビーフのダイエット効果を高める方法

レモンをかけると鉄分の吸収率が高くなる

ローストビーフには鉄分が豊富に含まれていると紹介しましたが、その鉄分の吸収を良くするためには、ビタミンCを一緒に摂るのが良いと言われています。

そこで、簡単で効果の高い食べ方として、ローストビーフにレモンを絞って食べる方法をオススメします。

レモンをかけて、鉄分の吸収率を良くすると、体の代謝がより上がり、ダイエット効果を高めることができます。

タレよりもポン酢がおすすめ

低カロリー・低糖質なローストビーフに、高カロリー・高糖質なタレをたっぷりとかけて食べてしまったら太る原因になります。

そこで、ローストビーフにかけるものとして、ポン酢をおすすめします。

  • 《ポン酢と通常のタレのカロリー》
  • ポン酢のカロリー(大さじ1杯 18gあたり):約10kcal
  • ローストビーフのタレのカロリー(1人前あたり):約81kcal

また、ポン酢は低カロリーなだけでなく、ダイエット効果もあるので、太りにくくすることができます。

  • 《ポン酢のダイエット効果》
  • お酢に含まれるアミノ酸が筋肉の生成を助けてくれ、その筋肉が脂肪を分解してエネルギーに変える効果がある
  • お酢に含まれるクエン酸が脂肪燃焼を促進してくれる

低カロリー・低糖質なローストビーフでも食べ方にはご注意を!

ローストビーフのカロリー・糖質量を紹介しました。

このように、ローストビーフは、カロリーや糖質量が低い上に、ダイエット効果も多くあるので、痩せやすい食べ物ということができます。

しかし、そんなローストビーフにもカロリーが含まれていますし、太る要素もいくつかあるため、食べ方を間違えてしまうと太る原因になります。

ダイエット中にローストビーフを食べる場合は、今回紹介した「タレの使い過ぎない」・「ローストビーフ丼を食べない」という注意点を守り、「レモンをかける」・「ポン酢で食べる」などのダイエット効果を高める方法を駆使して食べてみてください。

ローストビーフは、カロリーや糖質量が低いだけではなく、満足感がかなりあるので、ダイエットの強い味方となってくれるでしょう。