ヨーグルトは、糖質こそやや高いものの、低カロリーでダイエット効果も多く、ダイエットに向いている食べ物と言えます。
ただし、食べ方を間違えると太る可能性も。
今回は、ヨーグルトのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、ダイエット効果を高める食べ方などを紹介します。
低カロリーなヨーグルトでも食べ方次第では太る?
ヨーグルトといえば、健康や美容に高い効果を発揮してくれるというイメージがあるので、毎日の食事に取り入れているという方も多いのではないでしょうか?
ヨーグルトは、コンビニやスーパーで、安い値段で手頃に購入できるのも良いところですよね!
そんなヨーグルトは、糖質量はやや高いものの、低カロリーで、ダイエット効果も多くあるので、ダイエットに向いている食べ物と言われています。
しかし、実はヨーグルトは、食べ方を間違えると太ってしまう可能性もあり、正しい食べ方で食べないとダイエット効果が半減してしまうのです。
今回は、ヨーグルトのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める食べ方・コツなどを紹介します。
ヨーグルトのカロリー
ヨーグルトのカロリーは、商品によって異なりますが、平均的なヨーグルト100gあたりのカロリーは「約62kcal」と言われていて、一般的に低カロリーな食品に分類されます。
代表的なヨーグルトのカロリー(100gあたりに換算)
- 明治「ブルガリアヨーグルト LB8」:62kcal
- 明治「プロビオヨーグルト LG21」:80kcal
- 明治「R-1」:80kcal
- 森永「ビヒダス BB536」:65kcal
- 森永「ビヒダス BB536 脂肪0」:46kcal
- 森永「ビヒダス BB536 加糖」:97kcal
- 森永「濃厚ギリシャ パルテノ」:98kcal
- グリコ「おいしいカスピ海」:64kcal
- グリコ「おいしいカスピ海 脂肪0%」:40kcal
- グリコ「朝食 Bifix ビフィックス」:71kcal
- 雪印「ナチュレ 恵 megumi」:63kcal
- 雪印「ナチュレ 恵 megumi 脂肪0」:43kcal
このように、種類ごとに比較すると、種類によってカロリーが異なっています。
同じメーカーで、同じ商品名でもカロリーが大きく異なるので、ダイエット中はどのメーカーのものでも良いのですが、より低カロリーなものを選びましょう。
ヨーグルトの糖質量
ヨーグルトの糖質量は、商品によって異なりますが、100gあたり「約15g」と言われています。
ヨーグルトは低糖質に思われがちですが、実は意外と糖質量は高いのです。
ヨーグルト以外の乳製品の糖質量(100gあたり)
- 牛乳:約4.8g
- 飲むヨーグルト:約12.2g
- チーズ:約2.3g
このように、他の乳製品の糖質量と比較してみても、ヨーグルトの糖質量が高いことが分かります。
ヨーグルトのカロリーは低いからと言って、糖質のことを考えずにたくさん食べてしまうと、カロリー以上に太る原因になるので、糖質が高いということは頭に入れておくようにしましょう。
ヨーグルトのダイエット効果
乳酸菌が腸内環境を整えてくれる
ヨーグルトには、豊富に「乳酸菌」が含まれているというのは有名な話ですよね。
この乳酸菌の一種である「ビフィズス菌」には、高いダイエット効果があるのです。
胃の中で、悪玉菌が増えると便秘になったり、下痢になったりします。
そこで、善玉菌の一種であるビフィズス菌を摂ってあげると、悪玉菌を退治してくれ、腸内環境が整えられるので、痩せやすい体を作ることができると言われています。
カルシウムが脂肪吸収を妨げてくれる
ヨーグルトには、「カルシウム」が豊富に含まれています。
このカルシウムには、骨や歯の強化、イライラ解消効果だけでなく、ダイエット効果もあったのです。
カルシウムを摂ることによって、食べ物によって摂取された脂肪の吸収率が下がります。
これは、カルシウムには、脂肪吸収を妨げてくれる働きがあるためで、ダイエットに効果的と言われています。
たんぱく質が代謝を高めてくれる
ヨーグルトには、「たんぱく質」も豊富に含まれています。
たんぱく質には、体の筋肉が作られるのを助けてくれる働きがあり、良質な筋肉を作る素となります。
筋肉が作られることで、体の代謝が上がり、1日の消費カロリーを増やすことができるため、痩せやすい体を作ることができると言われています。
ダイエット中は筋肉をつけないという方も多いですが、ダイエット中こそ適度な筋肉をつけるのがダイエットへの近道です!
ダイエット中のヨーグルトの注意点
砂糖や脂肪分が入っていると太りやすい
市販のヨーグルトは、砂糖や脂肪分が入っているタイプのものが多いです。
砂糖や脂肪分が入っていると、カロリーや糖質量が高くなるので、太りやすくなってしまいます。
中には、砂糖や脂肪分が0のものも販売されているので、ダイエット中はできるだけ砂糖や糖質が0のヨーグルトを選ぶと、さらに痩せやすくすることができます。
グラノーラをトッピングするのはダイエットには向かない
グラノーラには、ダイエット効果が豊富に含まれており、ヨーグルトにトッピングすると効果的と思われがちですが、グラノーラのカロリーはとても高く、ヨーグルトのカロリーと合わせるとかなり高カロリーになってしまいます。
ダイエット中以外なら、健康効果や美容効果もあるのでオススメなのですが、ダイエット中はできるだけ高カロリーなグラノーラは避けるようにしましょう。
ヨーグルトのダイエット効果を高める方法
ダイエット効果のあるフルーツと組み合わせる
ヨーグルトを単体で食べるのでも、高いダイエット効果を期待できるのですが、ダイエット効果のあるフルーツを入れてあげると、さらに高いダイエット効果を期待できます。
ヨーグルトに入れるのにおすすめのフルーツはこちらです。
- バナナ:カリウムが豊富で、頑固なむくみを解消してくれる。また、食物繊維も豊富でヨーグルトとの相性が良い。
- 桃:カテキンが脂肪燃焼を促してくれ、ナイアシンが脂質や糖質を分解してくれる。
- いちご:アントシアニンという成分が含まれており、体に内臓脂肪が蓄積されるのを防いでくれる。
ホットヨーグルトを実践
ヨーグルトのダイエット効果を高める食べ方として、ホットヨーグルトをおすすめします。
ホットヨーグルトとは、その名の通りヨーグルトを温めたもので、通常のヨーグルトよりも高いダイエット効果を発揮してくれます。
ヨーグルトを温めて食べることにより、内臓が温められ、内臓の働きが活発になるので、体の代謝が上がり、1日の消費カロリーを増やすことができるのです。
また、ヨーグルトを温めると、ヨーグルトに含まれるカルシウムの吸収率が良くなると言われています。
ただし、50度以上まで温めてしまうと、乳酸菌の働きが弱まってしまうので、温め過ぎには注意しましょう。
ヨーグルトを耐熱容器に移し、レンジで温めるだけなので、忙しくて時間のない方にもおすすめの方法です。
低カロリー・低糖質なヨーグルトでも食べ方次第では太る!
ヨーグルトのカロリー・糖質量、ヨーグルトのダイエット効果、注意したい食べ方とコツなどを紹介しました。
紹介した通り、ヨーグルトはやや糖質量が高いものの、低カロリーな上に、腸内環境を整えてくれたり、代謝を高めてくれたり、脂肪の吸収を抑えてくれたりと、ダイエット効果も豊富に含まれているため、ダイエット向きな食品と言われています。
しかし、砂糖や脂肪分が含まれているもの、グラノーラが含まれているものなどはカロリーや糖質量が高くなっていて、太りやいので注意しましょう。
ダイエット中にヨーグルトを食べる際は、今回紹介したフルーツをトッピングする、ホットヨーグルトで食べるなどの、ダイエット効果を高める方法を活用して食べてみてください。