メロンはその甘さから高カロリーに思われがちですが、低カロリーな上に、ダイエット効果が多く、ダイエットに向いている果物と言われています。

しかし、糖質は高く、他にも太る要素があるので、食べ方次第では太ります。

メロンのカロリー・糖質、ダイエット効果、注意点などを紹介します。

メロンは意外と低カロリー!でも食べ方次第では太る?

メロンといえば、とても甘く、ジューシーなフルーツで、一見高カロリーに思われがちです。

しかし実は、メロンはフルーツの中でも低カロリーに分類され、ダイエットに向いている食べ物だったのです。

とはいえ、そんなメロンでも食べ過ぎたり、食べ方を間違えてしまうと太る原因にもなるので、食べ方が重要と言えます。

残念ながら「メロンは低カロリーだから安心!」とはならないのです。

今回は、メロンのカロリー・糖質量、ダイエット効果、ダイエット中の注意点、ダイエット効果を高める方法などを紹介します。

メロンのカロリーは?

メロンのカロリーは、100gあたり「約42kcal」ほどと言われています。

1玉550gほどなので、仮に全部を食べても「約231kcal」 と低カロリーです。

メロン以外の果物のカロリー(100gあたり)

  • スイカ:約37kcal
  • バナナ:約86kcal
  • りんご:約54kcal
  • ブドウ:約59kcal

このように、メロンのカロリーは他の果物と比べてみても低カロリーということが分かります。

メロンの約90%が水分で、果糖が含まれる部分は残りの10%しかないため、低カロリーなのだと言われています。

メロンの糖質量は?

メロンの糖質量は、100gあたり「約9.9g」ほどで、1玉あたり(550g)だと「54.5g」と、カロリーとは違って、そこそこの糖質があります。

メロン以外の果物の糖質量(100gあたり)

  • スイカ:約9.5g
  • バナナ:約21.4g
  • りんご:約13.1g
  • ブドウ:約15.2g

このように、メロンと他の果物の糖質量を比較すると、一見メロンの糖質量は低いように思われがちですが、基本的に果物には果糖が豊富に含まれていて、食べ物の中では高糖質に分類されます。

メロンはそんな果物の中では低糖質と言えますが、全食品で見ると、高糖質ということができます。

そういった理由から、メロンは低カロリーだからといって、食べ過ぎてしまうと太る原因になるので注意が必要です。

メロンは種類によってカロリーが違う?

メロンには、大きく分けて白肉種と赤肉種、青肉種の3種類があります。

  • 白肉種:ホームランメロン、ハネデューメロンなど
  • 赤肉種:夕張メロン、クインシーメロンなど
  • 青肉種:アンデスメロン、プリンスメロン、タカミメロン、アールスメロンなど

種類によって味や甘さに違いはあるものの、カロリーにさほどの違いはないと言われています。

では、種類による違いは何かというと、美容効果が高いβカロチンという成分の含有量です。

赤肉種は、白肉種よりも約25倍ものβカロチンを含んでいると言われています。

メロンが持つダイエット効果がすごい

カリウムがむくみを解消してくれる

メロンには「カリウム」というむくみを解消してくれる成分が豊富に含まれています。

その量は、カリウムが豊富に含まれていると言われるスイカの約3倍。

カリウムには利尿作用があり、体に溜まった、むくみの原因である塩分や水分を尿と一緒に排出することができるので、頑固なむくみを効率良く解消できるのです。

オキシカインが代謝を高めてくれる

メロンには、「オキシカイン」という成分が含まれています。

このオキシカインには、抗酸化作用という若返り効果があります。

人の体は、活性酸素という成分によって、細胞や内臓などの器官が傷つけられ、老化してしまい、働きが鈍くなることに繋がり、代謝が悪くなります。

そこで、オキシカインを摂取することによって、その活性酸素を撃退してくれるので、細胞や内臓が若返り、働きが活発になることにより、代謝がアップし、痩せやすい体を作ってくれます。

ペクチンがコレステロールの吸収を妨げてくれる

メロンに含まれる不溶性食物繊維の「ペクチン」が、摂取されたコレステロールが体内に吸収されるのを妨げてくれるので、痩せやすくなると言われています。

また、ペクチンには整腸作用という、腸内環境を整えてくれる働きもあり、これによって便秘が解消されやすくなるので、体に溜まった老廃物や毒素が排出され、痩せることができます。

ダイエット中のメロンの注意点

果糖が含まれているので夜に食べるのはNG

メロンの濃厚な甘みは、果糖によるもの。

果糖は、普通の砂糖よりも脂肪になりやすいと言われています。

メロンの果糖を夜に摂取してしまうと、果糖がエネルギーに変換される前に就寝することになってしまい、そのままダイレクトに脂肪になりやすくなってしまうので、夜はできるだけメロンを食べないようにしましょう。

ほとんどが水分なので腹持ちが悪い

メロンの約90%は水分でできています。水分はすぐに尿として排出されるので、腹持ちが悪く、すぐにお腹が空き、余計な食べ物を食べてしまうことに繋がります。

その結果、摂取カロリーが多くなり、太ってしまうという仕組みです。

メロンのダイエット効果を高める食べ方・コツ

メロンのワタも摂取する

メロンの種が詰まっている白い「ワタ」という部分にも、アデノシンという血流を良くする成分の他、たくさんの栄養が含まれていて、ダイエット中は積極的にワタも摂取すべきと言われています。

しかし、ワタをそのまま食べるのはなかなか難しいので、メロンジュースにして飲む方法をおすすめします。

メロンジュースにする方法は、メロンの果肉とワタ、そして種をミキサーに入れるだけです。

ワタだけでも栄養は豊富なのですが、メロンの種も同様に栄養があるので、一緒にジュースにするようにしてください。

メロンに加えて、ダイエット効果の高いフルーツや野菜で、スムージーを作るのもおすすめです!

朝食に置き換える

先ほど、メロンには果糖が含まれており、夜に食べると太ると紹介しましたが、朝食にメロンを食べる方法が一番おすすめです。

朝にメロンを食べると、果糖がエネルギーに変換されやすいので、夜よりも太りにくいと言われています。

また、メロンはほとんどが水分ということで、腹持ちが悪い食べ物なのですが、朝食に食べると、昼食までの時間が短いので、途中でお腹が空いて他のものを食べてしまうということを防げ、1日の摂取カロリーを抑えることができ、おすすめです。

低カロリーなメロンでも、食べ方にはご注意を!

メロンのカロリー・糖質量、メロンのダイエット効果、メロンダイエットの注意点を紹介しました。

メロンは、その甘さやジューシーさから高カロリーだと思われがちですが、実は低カロリーでダイエット効果も多いので、ダイエット向きの果物だったのです。

しかし、メロンには果糖などの糖質がある程度含まれており、腹持ちが悪いなどの太る要素もあるので、何も考えずに食べてしまうと、太る原因にもなります。

ダイエット中にメロンを食べる際は、夕食には食べないなどの注意点を守り、ワタも摂取する、朝食に置き換えるなどの方法を駆使して食べてみてください!


他のフルーツのカロリーや食べ方についてはこちらの記事でも解説していますのでチェックしてみて下さい。