パイナップルは、低カロリーな上にダイエット効果が豊富で、ダイエット向きのフルーツと言われています。
しかし、パイナップルも缶詰や市販のパインジュースはNGだったりと、食べ方に注意点があります。
今回は、パイナップルのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める方法などを紹介します。
低カロリーなパイナップルでも食べ方次第では太る?
パイナップルといえば、特有の甘酸っぱさが絶品のフルーツです。
パイナップルは、そのままでもちろん食べても美味しいですし、ジュースやゼリー、グミなどの加工品でも美味しい上に、健康効果や美容効果もある食べ物です。
そんなパイナップルですが、低カロリーな上にm、様々なダイエット効果も豊富なので、ダイエットに向いているフルーツと言われています。
パイナップルのダイエット効果は、 様々な栄養素を含むフルーツの中でも、頭一つ飛び抜けています。
しかし、パイナップルにも太る要素も少なからず含まれているため、食べ方次第では太る原因になってしまいます。
今回は、パイナップルのカロリー・糖質量、パイナップルが持つダイエット効果、食べ方の注意点、ダイエット効果を高める食べ方・コツなどを紹介します。
パイナップルのカロリー
パイナップルのカロリーは、100gあたりでおよそ「約51kcal」です。
パイナップル1個あたり(約1194g)のカロリーでは「約258kcal」になり、市販で売られている1パックあたり(約214g)だと「約109kcal」ほどとなり、低カロリーと言えます。
パイナップル以外の果物のカロリー(100gあたり)
- りんご:約54kcal
- バナナ:約86kcal
- 桃:約40kcal
- みかん:約45kcal
このように他の果物と比較すると、パイナップルのカロリーは高いですが、あくまでも低カロリーな果物の中ではカロリーが高いということであり、全食品の中で見ると低カロリーです。
パイナップルは、果物の中でも特に果糖による甘みが強いので、その分高カロリーになっていると言われています。
パイナップルの糖質量
パイナップルの糖質量は、100gあたり「約11.9g」です。
パイナップル1個あたり(約1194g)の糖質では「約71.8g」、市販で販売されている1パックあたり(約214g)だと「約26g」になり、比較的に高糖質と言えます。
パイナップル以外の果物の糖質量(100gあたり)
- りんご:約13.1
- バナナ:約21.4g
- 桃:約8.9g
- みかん:約11.1g
パイナップル以外の果物の糖質量を紹介しました。
基本的に果物は、カロリーは低いのですが、甘さを出すショ糖と果糖と呼ばれる糖質が含まれており、高糖質になっています。
パイナップルの糖質量は高いので、カロリーが低いからといって食べ過ぎると、カロリー以上に太る原因になるので注意するようにしましょう。
ただし、低カロリーなことは変わりないので、あくまで食べ過ぎなければ問題ないと言えるでしょう。
パイナップルのダイエット効果
ビタミンB1が糖質の代謝を促してくれる
パイナップルには、「ビタミンB1」というビタミンが豊富に含まれています。
このビタミンB1には、糖質の代謝を促してくれる働きがあり、ダイエットに効果的と言われています。
本来、糖質は摂取されると、脂肪として体に蓄積されやすいのですが、ビタミンB1には、糖質が脂肪に変わる前に排出してくれる効果があるので、痩せやすい体を作ることができるのです。
ブロメラインがたんぱく質の分解吸収を助けてくれる
パイナップルには、「ブロメライン」という消化酵素が豊富に含まれています。
このブロメラインには、たんぱく質の消化吸収を助けてくれる働きがあります。
ブロメラインとたんぱく質を一緒に摂ると、普通にたんぱく質のみを摂った時よりも、多くのたんぱく質が体内に吸収されます。
たんぱく質には、筋肉を作ってくれる働きがあり、筋肉が作られることによって、体の代謝がアップし、1日の消費カロリーを増やすことができるので、痩せることができると言われています。
マンガンがカルシウムの吸収率を高めてくれる
パイナップルには、「マンガン」という成分が豊富に含まれています。
このマンガンには、カルシウムの体内への吸収率を高めてくれる働きがあります。
カルシウムには、体内に脂肪が吸収されるのを妨げてくれる働きがあり、体に脂肪がつきにくくなるというダイエット効果があるので、マンガンの働きでカルシウムの吸収率を高めることはダイエットへの近道になると言えるのです。
カリウムがむくみを解消してくれる
パイナップルには、「カリウム」という成分が豊富に含まれています。
このカリウムには、むくみを解消してくれる働きがあり、ダイエットに効果的と言われています。
人の体がむくむ原因は様々ありますが、多くの原因は余分な塩分や水分が溜まることによるもの。
塩分を摂取し過ぎると、体内のミネラル濃度が高くなり、それを中和しようと水分が補給されます。
その塩分や水分が溜まり、むくむという仕組みです。
カリウムには利尿作用があり、尿と一緒にその塩分や水分を排出してくれるので、むくみの解消に繋がります。
食物繊維が便秘を解消してくれる
パイナップルには、「食物繊維」が豊富に含まれています。
食物繊維は、ダイエットには欠かせない栄養素で、腸内環境を整え、便秘を解消してくれる働きがあります。
便秘が解消されると、体に蓄積された老廃物や毒素を排出してくれるので、痩せやすい体を作るのに効果的なのです。
老廃物や毒素は一度体内に溜まると、なかなか排出するのが難しいのですが、食物繊維は効率良く排出してくれるので、おすすめです。
ダイエット中のパイナップルの注意点
市販のパイナップルジュースには砂糖が入っているのでNG!
パイナップルでダイエットを行うときに、パイナップルジュースでは効果があるの?という疑問の声が多いのですが、市販のパイナップルジュースはNGです。
その理由は、市販のもののほとんどには飲みやすように砂糖が入っているので、普通よりもカロリーや糖質が高くなっています。
また、市販のパイナップルジュースは殺菌処理しているものが多く、その場合ブロメラインというダイエットに効果的な成分が入っていないため、ダイエット効果が半減してしまいます。
パイナップルジュースでダイエットをする場合は、自宅で作るようにしましょう。
その場合は、砂糖などは入れないようにすると良いでしょう。
缶詰のパイナップルもNG!
コンビニやスーパーで、パイナップルの缶詰を購入することができますが、缶詰のパイナップルは加熱処理をしてあります。
パイナップルに含まれる消化酵素である、ブロメラインは熱に弱い性質があるので、加熱処理した缶詰だと効果がなくなってしまいます。
ダイエット中はできるだけ生のパイナップルを選ぶようにしましょう。
パイナップルのダイエット効果を高める食べ方・コツ
食事の前に食べる
パイナップルのダイエット効果を高める食べ方として、食前に食べる方法をおすすめします。
食前にフルーツ?と疑問に思われる方も多いかもしれませんが、実は食前に食べることによって、様々な効果を期待できるのです。
まず、パイナップルを食前に食べると、パイナップルで満腹感を得ることができるので、その後の食事の量を減らせ、摂取カロリーのカットに繋がります。
また、先ほども紹介しましたが、ブロメラインが食事に含まれるたんぱく質が体内に吸収されるのを助けてくれるため、食事に含まれているタンパク質を効率良く吸収することができるためです。
パイナップル+豆乳がおすすめ
パイナップルのダイエット効果を高める方法として、パイン豆乳で飲むこともおすすめです。
なぜ、パイン豆乳がおすすめかというと、豆乳の代謝を高めてくれる効果、コレステロール値を下げてくれる効果などが、パイナップルに含まれるダイエット効果と相まって、さらに高い効果を発揮してくれるためです。
また、パイナップルのブロメラインという成分には、たんぱく質の吸収を高めてくれると紹介しましたが、豆乳にはたんぱく質が豊富に含まれているため、効率良くたんぱく質を補給することができるのです。
低カロリーなパイナップルでも食べ方にご注意を!
パイナップルのカロリー・糖質量、パイナップルが持つダイエット効果、太らないための正しい食べ方などを紹介しました。
紹介した通り、パイナップルはカロリーが低い上に、ダイエット効果が豊富で、ダイエットに向いている食べ物と言われています。
しかし、ジュースで飲んだり、缶詰で食べたりするとカロリーや糖質が高くなったり、せっかくのダイエット成分が失ってしまったりと、太ってしまう原因になります。
ダイエット中にパイナップルを食べる場合は、今回紹介した、食事の前に食べる、パイン豆乳にするなどの、ダイエット効果を高める食べ方を実践してみてください!