クリームシチューといえば、ホワイトソースの濃厚な味わいにそれぞれの具材の相性が抜群で、絶品な料理です。

そんなクリームシチューは、高カロリー・高糖質な上に、付け合わせの食材のカロリーが高く、脂質が高い、などの太る要素も多くあり、ダイエットには向いていない食べ物です。

しかし、そんなシチューにもダイエット効果があり、食べ方を工夫して上げると、太りにくくすることは可能です。

今回は、クリームシチューのカロリー・糖質量、デメリット、ダイエット効果、太りにくくする食べ方・レシピなどを紹介します。

クリームシチューのカロリー

クリームシチューのカロリーは、1人前あたり(306g)「約269kcal」と高カロリーです。

作り方や使用する具材によって、カロリーがより高くなったり、低くなったりします。

クリームシチュー以外の料理のカロリー(1人前あたり)

  • ビーフシチュー:約340kcal
  • クラムチャウダー:約325kcal
  • カレー:約380kcal

このように、他の料理と比較してみると、クリームシチューのカロリーは低いです。

しかし、カロリーが高い、ビーフシチューやクラムチャウダー、カレーと比較して低いだけであって、全食品で見ると、クリームシチューのカロリーは高いと言えます。

クリームシチューの付け合わせの食材のカロリー(1人前あたり)

  • フランスパン:約670kcal
  • ご飯:約250kcal

シチューを食べるときは、パン屋ご飯を付け合わせとして食べることが多いと思います。

クリームシチューのカロリーに、フランスパンやご飯のカロリーがプラスされるので、より高カロリーになってしまいます。

クリームシチューの糖質

クリームシチューの糖質量は、1食あたり(306g)「約14.3g」と高糖質です。

クリームシチューの糖質量が高いのは、原料であるホワイトソースに牛乳や小麦粉、生クリームを使用しているためです。

クリームシチューの付け合わせの食材の糖質量(1人前あたり)

  • フランスパン:約274g
  • ご飯:約55.2g

さらに、付け合わせの食材の糖質量が、クリームシチューの糖質量にプラスされるので、より高い糖質量になってしまいます。

ダイエット中のクリームシチューのデメリット

ご飯やパンが食べたくなる

クリームシチューを食べるときに、パンやご飯を付け合わせとして食べる方も多いと思います。

クリームシチューってパンやご飯が進むんですよね。

しかし、クリームシチュー自体のカロリーや糖質量が高いのにも関わらず、カロリーや糖質量が高いと言われているパンやご飯を食べてしまうと、かなり太る食べ物になってしまいます。

脂質が高く、脂肪がつきやすい

クリームシチューはカロリーや糖質量が高いだけでなく、脂質もかなり高い料理です。

脂質が多いということは、カロリーや糖質量以上に体に脂肪がつきやすいということです。

何も考えずにパクパクと食べてしまうと、あっという間に太ってしまう原因になるので、注意が必要です。

クリームシチューにもダイエット効果があった!

クリームシチューは、様々な具材を入れることができるのが醍醐味の一つです。

クリームシチューに使用する具材にはダイエット効果があります。

じゃがいも

じゃがいもが体内で分解される時に出るペプチドという成分には、満腹中枢を刺激してくれる働きがあり、少量で満腹感を得れるので、1日の摂取カロリーを減らすことができます。

また、じゃがいもに含まれるレジスタントスターチという食物繊維が、腸内環境を整えてくれるので、便秘を解消して痩せやすい体を作ってくれるのです。

にんじん

にんじんには、βカロチンという抗酸化作用のある成分が豊富に含まれています。

抗酸化作用とは、簡単に言うと、若返り効果のこと。

活性酸素によって内臓や細胞が傷つけられ老化すると、内臓や細胞の働きが鈍くなり、代謝が落ちてしまいます。

そこで、βカロチンを上手に摂取してあげることによって、老化した内臓や細胞を若返らせ、働きを活性化させることができるので、代謝が上がり、痩せやすい体を作ることができます。

鶏肉

鶏肉にはたんぱく質が豊富に含まれており、良質な筋肉を作ってくれます。

体で良質な筋肉が作られると、代謝が上がり、1日の消費カロリーを増やすことができるので、痩せやすい体を作ることができます。

また、鶏肉にはオレイン酸という不飽和脂肪酸が含まれていて、血液中のコレステロール値を下げてくれるので、中性脂肪も減り、痩せやすくなると言われています。

ダイエット中のクリームシチューでも太りにくくす食べ方・コツ

スキムミルクで低カロリーなクリームシチューを作る

クリームシチューのカロリーや糖質量が高いのは、原料にホワイトソースを使用しているため。

ホワイトソースは、牛乳や生クリーム、小麦粉など他にも様々な原料を使っているので、高カロリー・高糖質になってしまいます。

そこで、ホワイトソースの代わりに、低カロリー・低糖質なスキムミルクを使用して上げると、クリームシチュー自体がヘルシーになります。

「スキムミルクのクリームシチューのレシピ(4人前)」

《材料》

  • じゃがいも 小3個
  • 玉ねぎ 1個
  • にんじん 1/2本
  • しめじ 1袋
  • 鶏肉 200g
  • スキムミルク 60g
  • 水 500cc
  • バター 30g
  • 小麦粉 大さじ1
  • 生クリーム 50cc
  • コンソメキューブ 1個
  • 塩こしょう 適量
  • パセリのみじん切り 適量

スキムミルクのクリームシチューの作り方

  • 1.鶏肉、野菜、しめじをお好みの大きさに切り、バターをしいた鍋で炒める
  • 2.小麦粉を入れ、ダマにならないようにさらに炒める
  • 3.スキムミルク、水を合わせ、鍋に入れ一煮立ちさせる
  • 4.そこにコンソメキューブを入れ、弱火で煮込む
  • 5.塩こしょうで味を整え、生クリームを入れ、パセリを散らし完成!

付け合わせを食べる場合はブランパンがおすすめ!

クリームシチューを食べる時に、付け合わせも食べる場合はフランスパンやご飯でなく、ブランパンを食べると、カロリーや糖質量を抑えることができるので、太りにくくなります。

ブランパンは、ローソンで購入することができるので、おすすめです。

  • 《ブランパンのカロリー・糖質量(1個あたり)》
  • カロリー:約64kcal
  • 糖質量:約2.3g

高カロリー・高糖質なクリームシチューでも食べ方次第では太りにくくすることは可能!

クリームシチューのカロリー・糖質量を紹介しました。

紹介した通り、クリームシチューは高カロリー・高糖質で、太る要素も多いため、ダイエットに向いていない食べ物と言えるでしょう。

しかし、クリームシチューに使用されている具材には、ダイエット効果があるので、スキムミルクを使ってアレンジレシピにしたり、フランスパンやご飯をブランパンに変えたりなどの工夫を凝らせば、太りにくくすることができます。

ダイエット中にクリームシチューを食べる際は、今回紹介した注意点を守り、太りにくくする食べ方を実践して食べてみてください!