カシューナッツは、高カロリーと言われるナッツ類の中でも、特に太りやすい食べ物です。

カロリーや糖質が高いだけでなく、太る要素も多いのですが、その反面ダイエット効果もあり、食べ方次第ではダイエットに応用も可能です。

カシューナッツのカロリー・糖質、注意点、太りにくくする食べ方を紹介します。

高カロリーなカシューナッツは痩せる?太る?

カシューナッツに対して太るイメージがありますか?

それとも痩せるイメージがありますか?

カシューナッツを含むナッツ類は、高カロリーなイメージがあると思いますが、よく美容やダイエットに最適とも言われていたり、判断が難しい食品ではないでしょうか。

実際のところ、ナッツ類は食べ方に工夫をすればダイエット向きな食品になり、工夫をしないければ太りやすい食品でもあります。

これは、ナッツ類全般に言えることなのですが、今回紹介するカシューナッツは特に食べ方によって太りやすいので、ダイエット中は特に注意しなければなりません。

今回は、カシューナッツのカロリー・糖質量、注意点、ダイエット効果、太りにくくする食べ方などを紹介します。

カシューナッツのカロリーは?

カシューナッツのカロリーは、100gあたり「約576kcal」と高カロリーです。

1粒(約1.5g)に換算すると「約9g」と、大きさの割にカロリーが高く、ダイエット中は注意したい食べ物です。

カシューナッツ以外のナッツのカロリー(100gあたり)

  • アーモンド:約598kcal
  • マカダミアナッツ:約720kcal
  • ヘーゼルナッツ:約684kcal
  • クルミ:約674kcal
  • ピスタチオ:約615kcal

他のナッツ類のカロリーと比較してみると、一見カシューナッツのカロリーが低く思えますが、食べ物の中でも高カロリーに分類されるナッツ類の中では低カロリーということであり、全食品の中で見ると高カロリーです。

ご飯100gあたりのカロリーが、約168kcalなので、カシューナッツのカロリーはご飯の3倍以上ということになります!

いかにカシューナッツのカロリーが高いかお分り頂けると思います。

カシューナッツの糖質量は?

カシューナッツの糖質量は、100gあたり「約20g」です。

1粒(約1.5g)に換算すると、「約0.3g」と大きさの割にはしっかりと糖質が含まれているということが分かります。

カシューナッツ以外のナッツの糖質量(100gあたり)

  • アーモンド:約9.3g
  • マカダミアナッツ:約6g
  • ヘーゼルナッツ:約4.3g
  • クルミ:約4.2g
  • ピスタチオ:約11.7g

ナッツ類は、糖質の高いものと低いものがあり、カシューナッツは糖質がダントツに高いとされています。

糖質量が多いということは、それだけ体に脂肪がつきやすいということです。

そこに、高カロリーがプラスされるので、カシューナッツは工夫しないと太りやすい食べ物と言えるでしょう。

ダイエット中のカシューナッツの注意点

味付けに注意

市販のカシューナッツのほとんどは、バターや塩で味付けされているものです。

バターや塩で味付けされているということは、カシューナッツの本来のカロリーにその分カロリーがプラスされるということ。

また、塩分には食欲を増進させてしまう働きもあるので、ついつい食べ過ぎてしまい、摂取カロリーがオーバーしてしまうなんてことにも繋がるので、注意するようにしましょう。

脂質が占める割合は50~60%

カシューナッツの50~60%は脂質でできていると言われています。

脂質は、摂取された後、体に脂肪として蓄積されやすいため、太る原因になります。

ダイエット中は、カロリーや糖質のことばかり気にして、脂質のことはあまり見ていないことが多いのですが、脂質も太る要素なので、きちんと確認するようにしましょう。

そんなカシューナッツにもダイエット効果があった!

オレイン酸、リノール酸がコレステロール値を下げてくれる

カシューナッツには、オレイン酸やリノール酸といった、不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。

オレイン酸やリノール酸は油なので、敬遠されがちですが、実は高いダイエット効果を持っています。

オレイン酸やリノール酸は、摂取されると、血中のコレステロール値を下げてくれる働きがあります。

血中のコレステロール値が減少すると、体内の中性脂肪が減り、痩せやすい体を作ることができるのです。

鉄分が代謝を高めてくれる

カシューナッツには、鉄分も多く含まれています。

鉄分というと、貧血の予防効果が真っ先に思い浮かびますが、ダイエット効果もあったのです。

鉄分が体内で不足すると、血液中の酸素が欠乏します。

血液中で酸素が欠乏すると、酸素が細胞や内臓にあまり行き渡らず、細胞や内臓の働きが鈍くなり、代謝が落ち、太りやすくなります。

そこで、カシューナッツから鉄分を摂ってあげると、酸素の量が増え、細胞や内臓の働きが活発になり、代謝が上がり、痩せやすい体を作れるという仕組みです。

食物繊維により、便秘が解消&お腹が空かない

カシューナッツには食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維を摂取すると、腸内環境が整えられ、便秘を解消してくれるので、ダイエット効果があります。

また、食物繊維は水分を含むと膨らむ性質があり、お腹の中で水分を吸って膨らむことにより、少量で満腹感を得ることができ、摂取カロリーを減らすことができるのです。

ダイエット中でも太りにくくする食べ方・コツ

無塩のものを選ぶ

先ほども紹介しましたが、市販のカシューナッツの多くは塩分で味付けをされているものです。

塩分には、食欲を増進させてしまったり、むくみを引き起こしてしまうなどのデメリットがあります。

ダイエット中にカシューナッツを食べる場合は、無塩タイプのものを選ぶようにすると、太りにくくすることが可能です。

1日10粒までと決める

カシューナッツはカロリーや糖質量が高い食べ物です。

カシューナッツは、美味しくて1粒1粒が小さいので、食べ始めると、ついつい止まらなくなってしまいがちです。

カシューナッツは、カロリーや糖質量が高いので、食べ過ぎてしまうともちろん太る原因になります。

そこで、1日10粒までと決めるようにすると、1粒あたりのカロリーが約9kcal、糖質量が約0.3gなので、低カロリー、程糖質に済ますことができるので、太りにくくなります。

高カロリー・高糖質なカシューナッツでも食べ方次第では太りにくくできる!

カシューナッツのカロリーと糖質量を紹介しました。

紹介した通り、カシューナッツは高カロリー・高糖質な上に、味付けや脂質の多さから、より太りやすい食べ物と言われています。

しかし、そんなカシューナッツにも、コレステロールを下げてくれる、代謝を高めてくれる、便秘を解消してくれるなどのダイエット効果もあり、食べ方次第では太りにくくすることも可能です。

ダイエット中にカシューナッツを食べる場合は、今回紹介した、無塩のものを選ぶ、1日10粒までと決めるなどの工夫をして食べてみてください!