イカフライは、揚げ物中では低カロリー・低糖質で、しかもダイエット効果を沢山持つ料理です。
ただし、イカフライも油を使っているので、食べ方次第では逆に太ってしまう可能性も高いので注意が必要です。
今回はイカフライのカロリー・イカのダイエット効果、太らない食べ方を紹介します。
イカフライは揚げ物なのにダイエット向き?
ダイエットをする際、揚げ物をなるべく食べないようにしている人も多いのではないでしょうか。
確かに、揚げ物は高カロリーなものが多く、基本的にダイエットには向いていません。
しかし、イカフライは、揚げ物の中ではカロリーがかなり低く、ダイエット効果をいくつも持っているので、食べ方次第ではダイエット向きとも言うことができます。
そこで今回は、イカフライのカロリー・糖質量、イカフライが持つダイエット効果、ダイエット中の太りづらくするイカフライの食べ方などを紹介します。
イカフライのカロリーは?
イカフライのカロリーは、平均的に1個(29.1g)あたり「63kcal」ほどです。
イカフライ以外のイカ料理のカロリー
- イカ刺し:53kcal(30切60g)
- イカ天:104kcal(1切59.4g)
- イカ塩辛:176kcal(1パック150g)
- スルメ:267kcal(1枚80g)
- イカの姿焼き:290kcal(1杯309g)
これらはイカをさまざまな方法で調理した料理の目安カロリーです。
これを見ても分かるように、イカフライは揚げ物であるにも関わらず、食べる量によっては刺身とほぼ同じカロリーとなり、イカ料理の中でも非常に低カロリーな料理と言えます。
イカフライの糖質は?
イカフライの糖質は、平均的に1個(29.1g)あたり「約10g」ほどです。
10gというと結構糖質が高いように感じますが、揚げ物の中では比較的糖質も少ない部類に入ります。
イカ自体は、100gあたりで糖質が0.2gほどなので、イカフライの糖質のほとんどはイカではなく、衣にあるということになります。
この衣のカロリーと糖質については、調理法を工夫すれば簡単にカットすることができるので、後ほど衣のカロリー・糖質をカットする揚げ方を紹介します。
イカフライにはダイエット効果もある!
イカに含まれるタウリンが肝臓の働きをサポート
イカには肝臓の働きをサポートする「タウリン」が多く含まれています。
タウリンはアルコール分解を助け、肝臓の負担を軽減させるほか、肝細胞を再生し、余分な中性脂肪を体外に排出する効果があります。
肝臓の働きが低下すると余分な脂肪が増えてしまうので、肝臓の働きを促進させることはダイエットにおいて非常に重要です。
多価不飽和脂肪酸により、代謝がアップする
低カロリーで高タンパク質のイカフライは、多くの「多価不飽和脂肪酸」を含んでいます。
多価不飽和脂肪酸は、体内のコレステロール値や中性脂肪を減少させます。
血液がサラサラになれば新陳代謝が良くなり、効率よく脂肪を燃焼することが可能となり、これによって、脂肪がつきにくい体を作ることができます。
イカの噛み応えにより満足度が高い
イカのしっかりした噛みごたえも、ダイエット向きである理由の1つになっています。
イカフライを食べる際、通常の食品よりも多く噛む必要があります。
この噛むということによって、満腹中枢が刺激され、満腹感が得られるので、食べ過ぎ防止につながります。
ダイエット中にイカフライを食べるときの注意点
居酒屋のイカフライは要注意
居酒屋などの飲食店で出されているイカフライはボリューム感を出すために衣部分が分厚くなりがちです。
当然ですが、衣が分厚いと、余分なカロリー・糖質がかかってしまいます。
冷凍商品のイカフライは、通常のイカフライよりも低カロリーなものが多いので、飲食店ではなくコンビニやスーパーなどで販売されているものを食べるようにしましょう。
また、自分で作る際は、衣を薄くするほどカロリーを抑えることができます。
ソースはなるべく避ける
イカフライを食べる際、ケチャップやマヨネーズなどのソースを付けて食べる人も少なくありません。
当然ですが、ケチャップやマヨネーズは非常に高カロリーです。
せっかくイカフライでカロリーを抑えているのに、ソースを付けてしまうと努力が無駄になってしまいまうので、ソースなどの濃い味付けは控えた方が賢明です。
ダイエット中にイカフライを食べるときは、できれば何もつけずに食べるか、塩などのシンプルな味付け、もしくは減塩タイプの醤油で食べるようにしましょう。
「揚げずに簡単 イカフライ」のレシピはこちらを参考にしてみて下さい。
ダイエット中のイカフライの食べ方・より痩せる工夫
イカフライ+食物繊維を心がける
イカフライは、腹持ちがよく、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどを豊富に含んでいるので、ダイエットに効果的な食品と言えますが、唯一の弱点は、食物繊維が含まれていないことです。
食物繊維は、整腸作用・代謝アップを見込めるので、ダイエットにおいては欠かせない栄養と言えます。
そこで、イカフライを食べる時は、キャベツの千切りや酢の物など副菜と一緒に食べることで、イカに足りない食物繊維を補いましょう。
揚げずにイカフライを作る
イカフライのカロリーと糖質の大半を占めるのは、やはり「衣」です。
飲食店のものや市販のものは、どうしても衣を変えれませんが、ご自宅で作るのであれば、イカフライを揚げずに作り、カロリーカットすることも可能です。
ダイエット向けのイカフライのレシピ
- 《材料》
- アオリイカ 1杯
- 塩 少々
- コショウ 少々
- パン粉 適量(少なめ)
低カロリー・低糖質イカフライの作り方
- イカに塩とコショウなどで簡単な味付けをします。
- 約220度に温めたオーブンで約10分ほどイカを焼きます。
- これだけでカロリーを抑えたイカフライの完成です。
低カロリー・低糖質イカフライのポイント
調理の際に面倒な油の用意をする必要もありません。
手間を省いた簡単な調理法で通常のイカフライよりもカロリーを抑えた、ダイエット向きのイカフライを作ることができます。
また、パン粉の代わりにおからパウダーを使用すれば、さらに糖質をカットすることが可能です。
味と食感が多少変わりますが、一度試してみても良いかもしれません。
イカフライは揚げ物の中ではヘルシー
今回はイカフライのカロリー・糖質、ダイエット中に気を付けたい食べ方、イカフライが持つダイエット効果を最大限に活かす方法を紹介しました。
イカフライは揚げ物の中ではカロリーが低く低糖質なので食べ過ぎなければダイエットに悪影響はないでしょう。この記事で取り上げたレシピを参考にしてストレスなくシェイプアップを目指しましょう。
そのほかの食材のカロリー・糖質に関しては以下の記事でも紹介していますので合わせて参考にして下さい。