れんこんは低カロリーなイメージがありますが、実は高カロリーで、しかも糖質も高い野菜(根菜類)です。

れんこんには食物繊維やビタミンなどのダイエット効果もありますが、間違えた食べ方をすると一気に太る可能性も。

今回は、れんこんのカロリー・糖質、ダイエット効果、注意点などを紹介します。

れんこんは食べ方次第で一気に太る怖い野菜

きんぴら炒めや煮物でお馴染みの「れんこん」。

れんこんは、野菜の一種であっさりとした味なので、ダイエット中でも気にせず食べていいのでは?と思う方が多いのですが、実はダイエット中は危険な食べ物です。

れんこんは、意外にも高カロリー・高糖質で太りやすい野菜なのです。

ただし、れんこんには様々なダイエット効果があるので、食べ方さえ注意すれば、ダイエットにも応用可能です。

れんこんは、間違えた食べ方や調理法だと、一気に太ってしまう恐れのある怖い野菜だと言うことを知った上で、これから紹介するれんこんのカロリー・糖質、ダイエット効果、注意点について読んでみてください。

れんこんのカロリーは?

れんこんは、シャキシャキしていて、後味はサッパリで、脂質は無さそうだしカロリーもすごく低いのでは?と思われがちですが、実は違うんです。

れんこんの主成分はでんぷん質で、でんぷんは糖類なので、思ったよりもカロリーが高いんです。

れんこんのカロリーは、100gあたり「66kcal」と言われています。

れんこん以外の野菜(根菜類)のカロリー(100gあたり)

  • 大根:18kcal
  • かぶ:20kcal
  • 人参:36kcal
  • たけのこ:25kcal

このように一般的な野菜(根菜類)のカロリーと比較すると、れんこんはおよそ3倍ものカロリーを持っていることが分かります。

れんこんの糖質量は?

れんこんの糖質量は、100gあたりで「13.5g」です。

13.5gと言うとパッとしないかもしれませんが、野菜の中ではかなり高糖質に分類されます。

れんこん以外の野菜の糖質(100gあたり)

  • なす:3.4g
  • キャベツ:1.1g
  • レタス:0.5g
  • きゅうり:2.2g

このようにれんこんの糖質は一般的な野菜と比較すると、かなり糖質が高いことが分かります。

ちれんこんの糖質量は非常に高い方なので、もし糖質制限ダイエットを行っている場合は、あまりオススメ出来ません。

ちなみに、れんこんだけでなく、根菜類は基本的に糖質が高めなので、注意しましょう。

れんこん以外の根菜類の糖質(100gあたり)

  • 人参:6.5g
  • ごぼう:9.7g
  • じゃがいも16.3g
  • さつまいも:29.2g

高カロリーでもれんこんにはダイエット効果もある

れんこんは、野菜の中では、高カロリー・高糖質ということが分かりましたが、その一方でダイエット効果を持つ野菜でもあります。

特に、ビタミンCを多く含むほか、食物繊維、カリウム、鉄、亜鉛などのミネラルも多く含んでいます。

ここでは、主に3つのダイエット効果を紹介します。

「ムチン」により新陳代謝がアップ

れんこんの粘り気のもとである「ムチン」は、糖とたんぱく質によって出来た多糖類で、胃腸機能の向上、修復に効果があります。

さらに、新陳代謝がアップすると言われているので、ダイエットにおいて最も重要な痩せやすく太りづらい体質を作ってくれます。

食物繊維・カリウムが豊富

れんこんは、食物繊維とカリウムが豊富に含まれています。

食物繊維は、便秘が改善され、お通じが良くなる効果が有名だと思いますが、代謝の向上にも効果があると言われています。

また、カリウムは、ナトリウム(塩分)の摂取によって生じるむくみや脂肪の蓄積に改善する効果が見込めます。

ビタミンC含有量がトップクラス

ビタミンCといえば、酸っぱい果物やジュースでお馴染みのフレーズなので、れんこんと言うと意外かもしれませんが、ビタミンCの含有量が100gあたり48mgと、野菜の中でもトップクラスです。

ビタミンCにより、ダイエットに有益なだけでなく、ストレスの緩和や免疫性の向上も期待できます。

ダイエット中のれんこんの注意点

カロリー・糖質が高い

まずは、ダイエットで最も重視すべきカロリー・糖質が高いことです。

れんこんはいくつものダイエット効果を持っていますが、カロリー・糖質が高いので、食べ過ぎてしまうと大変なことになります。

また、カロリーはそこまで警戒しなくても大丈夫な範囲ですが、糖質に関しては野菜の中では群を抜いた糖質になっているので、特に糖質制限ダイエット中の方は注意しましょう。

れんこんの味付けは濃いめが多い

れんこんを使用した煮物の多くは、砂糖が入っていたり、ピリ辛だったりします。

砂糖が入っているとそれだけカロリー・糖質共に高くなり、辛さがあると食欲増進効果があるため食べ過ぎてしまう恐れもあります。

味付けの濃いれんこんは、特に注意しましょう。

れんこんのきんぴら炒めに注意

れんこんを使用した料理で定番のものと言えば「きんぴら炒め」。

唐辛子を使用しているため食欲を増進してしまう恐れがある他、一緒に人参やごぼうなどの高糖質な根菜類が加わることも多いため、ダイエット中は控えた方が無難です。

きんぴら炒めの100gあたりのカロリーは「155kcal」、糖質は「14.25g」と、馬鹿にならないカロリー・糖質を含んでいるので要注意です。

れんこんのダイエット効果をより高める方法

水分と一緒に食べること

れんこんのダイエット効果を高める方法としては、れんこんを食べる際は水分も一緒に摂ることをおすすめします。

れんこんには食物繊維が豊富に含まれていますが、食物繊維は整腸作用があるだけでなく、水分を含むと膨らむ性質があります。

これはダイエットにも応用可能で、少量でも満足できるようになります。

調理方法はできるだけ痛めない

れんこんを調理するとき、だいたいが炒める形になってしまいますが、ダイエット中はなるべく炒めないようにしましょう。

れんこんの栄養素の多くは、炒めてしまうと壊れてしまいます。

栄養が壊れてしまってはただのカロリーが高く、糖質の高い野菜になってしまうので要注意です。

おすすめの方法は、蒸すか湯通しにすると、栄養も壊すことなく食べることができます。

高カロリーなれんこんは、食べ方が重要!

れんこんのカロリー・糖質量、ダイエット効果、食べ方の注意点などを紹介しました。

れんこんは、野菜の中では高カロリー・高糖質に分類されるものの、食物繊維やビタミンCが豊富で、ムチンなどにより代謝がアップする、ダイエット効果を持つ野菜なのでした。

れんこんは栄養価が高いため、ダイエット中も食べて欲しい野菜なのですが、カロリー・糖質が高いため、分量や調理法には注意しましょう。

れんこんの栄養を最大限に得るためには、炒め物にするのではなく、蒸したり湯通しにして、適量を食べることをおすすめします。

ダイエット中にれんこんを食べる際は、今回紹介した食べ方のコツや注意点を実践してみてくださいね。