ダイエットにおいて食事制限というのは避けては通れないものになりますが、それでもできるだけ無理しないで美味しいものを食べたいと思うのは当然のことでしょう。

賢くダイエットするためにはその食材や料理の中身をしっかりと理解することが必要になります。

そこで、今回は低カロリー・低糖質で、ダイエット効果が豊富なゆで卵について紹介します。

ゆで卵はダイエットに効果的な食材と言われていますが、太る要素も含まれているので、食べ方次第では太る可能性もあるので注意が必要です。

ゆで卵のカロリー・糖質、ダイエット効果、注意点、ダイエット効果を高める方法などを紹介します。

ゆで卵のカロリーは?

ゆで卵のカロリーですが、スーパーに行けばLやLLなど卵にも色々なサイズがあるので一概には言えませんが、Lサイズのもので「約91kcal」となります。

これは1個60gとして計算しているものになりますので、100gに換算すると「約151kcal」となります。

ゆで卵以外の卵料理のカロリー(1人前あたり)

  • 卵焼き:約105kcal
  • スクランブルエッグ:約170kcal
  • 目玉焼き:約130kcal

このように比較してみても、ゆで卵は卵料理の中でも特に低カロリーということがわかります。

味付け調理したものはその分の調味料や油などによってカロリーが高くなりますが、ゆで卵は卵のカロリーだけなので比較的カロリーは低めになるということです。

ゆで卵の糖質量は?

近年カロリーではなく糖質を制限するダイエットも流行していますが、ゆで卵に含まれている糖質量はどの程度なのでしょうか。

鶏卵に含まれている糖質量は、Lサイズのもので「約0.25g」程度とほぼ含まれていないと考えて良いでしょう。

ゆで卵以外の卵料理の糖質量(1人前あたり)

  • 卵焼き:約2g
  • スクランブルエッグ:約1.8g
  • 目玉焼き:約0.2g

このように他の卵料理と比較してみても、ゆで卵の糖質量が低いことがわかります。

ゆで卵の糖質量はかなり低いので、糖質制限ダイエットにも向いていると言うことができます。

ゆで卵のカロリー・糖質以外のダイエット効果

たんぱく質が豊富

ゆで卵には、「たんぱく質」が豊富に含まれています。

このたんぱく質には、体の筋肉が作られるのを助けてくれる働きがあり、たんぱく質によって筋肉が作られると、体の代謝が上がり、1日の消費カロリーを増やすことができるので、痩せやすい体を作ることができるのです。

リパーゼが脂肪燃焼を促してくれる

ゆで卵には、「リパーゼ」という酵素が豊富に含まれています。

このリパーゼには、脂肪燃焼を促してくれる働きがあり、一度ついてしまうとなかなか解消することが難しい体脂肪を効率良く排出してくれ、肥満の解消に効果的と言われています。

腹持ちが良い

ゆで卵は、摂取してもなかなか消化されない、消化の悪い食べ物としても有名です。

ゆで卵は消化が悪いため、長時間お腹の中に溜まります。

長時間お腹の中に溜まるということは、それだけ腹持ちが良く、長い間空腹にならずに済むので、食事や間食の量を減らすことができるのです。

ゆで卵の注意点・デメリット

調味料に注意

みなさんは、ゆで卵には何をかけて食べますか?

おそらく、塩やマヨネーズをかけて食べる方が多いと思います。

塩は低カロリーですが、摂り過ぎてしまうと、食欲を増進したり、むくみを引き起こす原因になります。

また、マヨネーズは大変高カロリーで、太りやすくなってしまうので、調味料のかけ過ぎに注意するようにしましょう。

コレステロールが高い

ゆで卵は、コレステロールが高い食べ物です。

1日にゆで卵を食べ過ぎてしまうと、血液中のコレステロール値が高くなり、体内の中性脂肪が高くなることに繋がります。

1日に1個までと決めるようにしましょう。

ゆで卵のダイエット効果をより高める食べ方・コツ

固ゆでで食べる

ゆで卵には、半熟や固ゆでなど、様々な固さがあるのも醍醐味の一つです。

ダイエット中にゆで卵を食べるなら、固ゆでを選ぶようにしましょう。

その理由は、黄身や白身が固くなればなるほど消化が悪くなり、腹持ちが良くなるため。

また、固ゆでのもそもそとした黄身の食感が、自然と噛む回数を増やしてくれるので、半熟よりも満腹感を得ることができます。

夕食に食べる

ゆで卵のダイエット効果を高める食べ方として、夕食に食べることをオススメします。

なぜ、朝食や昼食ではなく夕食が良いかというと、個人差はありますが、人は基本的に夕食の摂取カロリーが一番高いと言われています。

その夕食でゆで卵を食べることで、ゆで卵で満腹になることができ、他の食事の量を減らせ、その分大幅に摂取カロリーをカットできるため。

できるだけ夕食の中でも、前半の方にゆで卵を食べるとより効果が高まるのでオススメです。

低カロリー・低糖質なゆで卵でも食べ方にご注意を!

ゆで卵のカロリーや糖質量、注意しなければならない点などを紹介してきました。

ゆで卵はカロリーも低く糖質量も少ないにも関わらず、腹持ちがよくて栄養バランスが良いダイエットに非常に向いている食品であることが分かったのではないでしょうか。

ただし、いくらダイエットに向いていると言ってもゆで卵にも太る要素が含まれているので、食べ方を間違えてしまうと、太る原因になります。

ゆで卵の性質を知ってゆで卵の長所を活かす形で摂っていけば、ゆで卵はダイエットの非常に強い味方になってくれる存在になるはずです。