もつはコラーゲンなどの美容成分が多く、美容目的で食べる方も多いです。

そんなもつですが、低カロリー・低糖質で、ダイエット向きですが、食べ方次第では太る原因にもなります。

今回は、もつのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める食べ方などを紹介します。

ダイエット向きのもつでも食べ方次第では太る?

コラーゲンなどがたっぷり入った「もつ」を美容目的で食べる女性も増えています。

焼き肉や鍋で食べることが増えているもつ。よく雑誌でも特集が組まれていますね。

そんなもつのカロリーと糖質を知ることでどう食べればダイエットに効果があるのかを調べてみました。

また、太らないためにも、もつをダイエットに取り入れる場合の注意点も気にしておく必要があります。

ダイエットを成功させるためにも、もつの特徴を知っておきましょう。

今回は、もつのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、ダイエット効果を高める食べ方などを紹介します。

もつのカロリーは?

肉の中でもカロリーの低さでダイエットに適していると言われているもつですが、部位によっては若干カロリーが変わります。

牛肉のもつの部位ごとのカロリー(100グラムあたり)

  • ハツ(心臓) 141kcal
  • レバー(肝臓) 132kcal
  • ミノ(第一胃) 182kcal
  • ハチノス(第二胃) 200kcal
  • センマイ (第三胃) 62kcal
  • シマチョウ (大腸) 162kcal
  • コブクロ(子宮) 106kcal
  • テール(尾) 492kcal
  • ハラミ(横隔膜) 340kcal

シマチョウのようにプリプリ脂っぽく感じる部分はコラーゲンが多く含まれているので、案外カロリーは少なめです。

全体的にもつという部分自体はカロリーが控えめになっていますので、ダイエットには適している食べ物です。

もつの糖質量は?

もつの部位によってカロリーが少なめでも糖質はどうなっているのか、ダイエットで糖質制限している方には気になるところです。

牛肉のもつの部位ごとの糖質(100グラムあたり)

  • ハツ(心臓) 0.1g
  • レバー(肝臓) 3.7g
  • ミノ(第一胃) 0g
  • ハチノス(第二胃) 0g
  • センマイ (第三胃)0g
  • シマチョウ (大腸)0g
  • コブクロ(子宮) 0g
  • テール(尾) 0g
  • ハラミ(横隔膜) 0.3g

糖質がほぼゼロの部分が多いことがわかります。

多い部分のレバーでさえ3.7gですから、レバーばかり食べることもあまりないでしょうし、他のもつと組み合わせて食べれば糖質はかなり控えることができます。

糖質制限している方は部分ごとのカロリーと糖質を理解していれば、摂取しやすい優秀な食べ物です。

もつのカロリー以外のダイエット効果・メリット

消化が良く、便秘の解消に繋がる

もつは消化が早く、胃腸に負担をかけにくい食べ物です。便秘の解消におすすめです。

便秘になると、体に蓄積された老廃物や毒素が溜め込まれやすくなるので、太りやすい体を招いてしまいます。

ダイエットには便秘が大敵になってきますので、腸内環境を整えるという点でも、もつはダイエットに適しています。

噛み応えがあり、満腹感がある

もつは嚙み切りにくい食べ物ですからしっかり顎を使っての咀嚼が必要になります。

ダイエットではよく言われますが、何度も噛むということは、満腹中枢を刺激してくれます。

これを繰り返し習慣にすることで、満腹感が得られるようになり、胃が小さくなり、最初は空腹感が気になっていたダイエットも自然と楽になってきます。

もつの注意点・デメリット

ご飯やタレのカロリーに注意

もつだけを食べている場合にはさほど問題はありません。

しかし、ほとんどの場合は「焼肉」や「鍋」で食べることが多いのではないでしょうか。

気を付けるのは何と一緒に食べるかで、焼肉の場合は「たれ」に注意です。

このたれに糖質が多く含まれているのです。

また、ついつい食欲が増すために食べてしまうお米にも注意です。ここで糖質がオーバーしてしまいます。

お酒が進む

いくら糖質がないといったもつでも、お酒が好きな人は注意です。

もつはお酒との相性が抜群で、お酒がついつい進んでしまいます。

せっかくのダイエットが台無しにならないように、適量を守り、お酒の中でもカロリーや糖質が低いものを選ぶように気を付けてください。

もつのダイエット効果をより高める食べ方・工夫

野菜メインにすることでカロリーをより抑えられる

ダイエットに効果的なのはたくさんの野菜と一緒に食べるという事です。

満腹感も得られますし、ビタミンや食物繊維を摂取することができます。

鍋はその中でも摂取しやすくて、手軽に料理できる食べ方です。

特にキャベツ、ニラ、もやしなど体に必要な栄養素がたくさん含まれた野菜を一緒に食べることができて、特に女性には嬉しい食べ方です。

野菜を多く取り入れることを意識していれば、もつ自体のカロリーを気にすることはありませんからダイエットでストレスを感じることもなくなるのです。

七味をかけて食べる

七味などのカプサイシンなどの香辛料と一緒に摂取することで、体の新陳代謝も上がります。

発汗作用も高くなり、体温の上昇でエネルギーを使う量も増えることでダイエットに有効に作用してくれます。

過剰にとり過ぎることは良くありませんが、適度に使えばダイエットにとても効果的です。

低カロリー・低糖質なもつでも食べ方にご注意を!

もつがダイエットに向いているのはカロリーが低いことと、糖質がほぼゼロの部位が多いことです。

いろんな種類を組み合わせれば飽きがくることもなくダイエットを成功させることができます。

あまりものをよく噛まない方は、咀嚼を促す点でも健康によい食べ物だといえます。

ただ、他にカロリーの多い食べ物を摂取してしまいがちな食材でもあるので、食べ方の注意点に気を付けていれば、美容にもよく、腸内環境も整えられたりと、強い味方になってくれる食材です。