「ダイエット中だけど、お米をたくさん食べたい!」という方、多いと思います。でも、お米に含まれる糖質が気になり、我慢している方もいらっしゃるでしょう。
そんなダイエット中でもお米を食べたい方にオススメなのが「もち麦ダイエット」です。
もち麦ダイエットすると、1日3食の食事で美味しくお米が食べられるのですが、いったいどんなダイエット効果があるのでしょうか?
ということで今回は、もち麦ダイエットの気になる効果や方法、もち麦の炊き方についてご紹介します。
もち麦ダイエットとは?
そもそも「もち麦ダイエット」とは、どんなダイエット法なのでしょうか?
もち麦は、大麦の一種。白米や玄米などの穀類の仲間で、食物繊維の含有量が圧倒的に多い特徴を持っています。
もち麦ダイエットは、そのもち麦と白米を混ぜて炊いて「もち麦ごはん」を作り、1日の食事の中にとり入れるだけのダイエット法です。
白米は糖質が多く含んでおり、摂り過ぎると脂肪に変化して体に蓄積して太ってしまいます。
でももち麦ダイエットでは、もち麦ごはんを作って白米の一部をもち麦に置き換えます。
その結果、体に脂肪がたまりにくくなるため、お米好き・ごはん好きの方でも安心してダイエットできるんですよ。
もち麦ダイエットの7つの効果
それでは、もち麦ダイエットの効果について、もっと掘り下げて見ていきましょう。
1.糖質の吸収を抑える
もち麦は、穀類の中でも圧倒的に食物繊維の含有量が多いとご紹介しました。
その量はなんと白米の25倍!そして、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がほぼ1対1という割合で、バランスに優れています。
このうち、水溶性食物繊維は糖質の吸収を抑える効果があります。
体内に入ってきた糖質を、水溶性食物繊維である「βグルカン」が包み込むため、吸収されにくくなるんです。
糖質が吸収されにくくなれば、体に脂肪がたまりにくくなります。この効果は、もち麦ダイエットを続ければ、1日中持続します。
2.食欲をコントロールして食べ過ぎ防止
水溶性食物繊維である「βグルカン」は、腸で発酵します。
すると「食欲」と「血糖」を調整するホルモンの分泌量が増加するのだそうです。食欲をコントロールできるんですね。
しかも、もう1つの不溶性食物繊維は、体内に入ると水分を吸収して何倍にも膨れ上がるため、お腹が張って満腹感を感じやすくなります。
つまり、もち麦ダイエットには食欲をコントロールして食べ過ぎを防止する効果があるわけです。
ダイエット中の食べ過ぎは厳禁なので、役に立つダイエット法ですね。
食欲と血糖を調整するホルモンの分泌は、食後4~5時間後に始まります。
3.摂取カロリーを抑えられる
もち麦は、低カロリーなところも特徴の1つです。これは、他の穀類と比べると良く分かります。
もち麦と他の穀類のカロリー
- もち麦:198kcal/150g
- 白米:252kcal/150g
- 玄米:248kcal/150g
白米や玄米と比べると、もち麦のカロリーの低さが一目瞭然ですね。
通常、茶碗一杯の白米を食べるところを、一部をもち麦に置き換えてもち麦ごはんにすれば、摂取カロリーを抑えられます。
つまりもち麦ダイエットなら、同じ食事量でも摂取カロリーが抑えられるため、とても魅力的です。
4.善玉菌が増えて腸内環境改善
「βグルカン」は、腸に存在する善玉菌のエサになります。そのため、もち麦を食べると善玉菌が増えます。
善玉菌は、腸内環境を良くする大切な菌で、もち麦ダイエットをすれば腸内環境を改善できます。
その結果、腸の働きが活発になって代謝が上がり、体が痩せやすくなるんですよ。
ダイエットしても痩せられいない原因の1つに、腸内環境の悪化があるので気をつけましょう。
5.もちろん便秘解消効果も
腸内環境が改善されれば、食べ物の消化から排せつまでスムーズに行われるようになります。
慢性的な便秘や、ダイエット中になってしまった便秘の解消にも、もち麦ダイエットは効果を発揮してくれます。
また不溶性食物繊維の効果で、便の量が増加します。これも長期間お腹にたまった便の排せつにつながります。
もち麦ダイエットは、ダイエットと便秘解消ができる、一石二鳥のダイエット法です。
便秘解消の効果は、最短3日で表れるといわれています。
6.下腹ダイエットに効果的
便秘は、精神的な不快感を与えるだけじゃなく、体型にも悪影響を与えます。その1つにが、下腹が出る「ぽっこりお腹」です。
ぽっこりお腹になる原因は骨盤が歪むことでも起きるのですが、便秘になると腸がパンパンに張るため、下腹がぽっこりしてしまうんですね。
下腹がぽっこりしてしまうと、気持ちのいいものではありません。例えば、オシャレな服を着ることも難しくなります。
もち麦ダイエットの効果は、便秘解消から下腹ダイエットまでつなげることができますので、ぜひお腹をスッキリさせましょう!
7.美肌効果も期待できる
便に含まれるものは、食べたもののカスだけじゃありません。体の代謝物のカスである「老廃物」も含まれています。
この老廃物が体内に残り続けると体に不調をきたし、例えば
- 肌荒れ
- 肌がくすむ
- 肌の張りがなくなる
といった、お肌のトラブルを引き起こす恐れもあります。便秘は、お肌の天敵なんですね。
もち麦ダイエットは便秘解消効果は、美肌効果も期待できます。お肌に自信のないかは、ぜひチャレンジしていませんか?
もち麦ごはんの炊き方
もち麦ダイエットをスタートさせるには、まず「もち麦ごはん」を炊かないといけません。
そこで、もち麦ごはんの炊き方についてご紹介します。
材料(1.5合分)
- もち麦:4分の1カップ(50g)
- 白米:1合(200g)
- 水:280ml
炊き方の手順
- 白米をとぐ
- といだ白米にもち麦と水を入れる
- 菜箸やしゃもじなどを使って軽く混ぜる
- 炊飯器で白米と同じ時間で炊く
- 炊きあがったら、もち麦ごはんを下から返してほぐす
以上となります。
白米ともち麦の分量さえ間違えなければ、通常の白米と同じように炊けますので、とても簡単です。
また1日に必要な「βグルカン」は、もち麦50gから摂取できます。もし、もち麦ダイエットをして調子が良ければ、もち麦の割合を増やしてみましょう。
1日1.5合のもち麦ごはんを目安にして食べましょう。
もち麦ダイエットの効果的な方法
もち麦ダイエットは、先ほどの手順で炊いた「もち麦ごはん」を、1日の食事で食べるだけです。
ですが、もう少し効果的な方法をご紹介しましょう。
朝晩に茶碗1杯ずつ食べましょう
もち麦のダイエット効果は、食べると半日は効果が持続します。そのため
- 朝:もち麦ごはん(茶碗1杯)+好きなおかず
- 昼:自由
- 晩:もち麦ごはん(茶碗1杯)+好きなおかず
といったようにもち麦ダイエットをしましょう。
朝もち麦ごはんを食べれば、お昼もダイエット効果が持続しているため、昼食は好きなものを食べてもOKです。
ただ、おかずを食べ過ぎてしまったら意味がないので、おかずの分量には注意しましょう。
より脂肪燃焼さえるコツ
ダイエットする方にとって、体に余分についた脂肪は悩みのタネの1つです。
その脂肪を燃焼させるために「カルシウム」を摂りましょう。カルシウムは、脂肪の吸収を阻害し、逆に脂肪の燃焼を助ける働きがあります。
そこで、もち麦ごはんを食べる際には、小魚を食べてカルシウムを補いましょう。佃煮なら、もち麦ごはんにピッタリですね。
また、牛乳やヨーグルトなどの乳製品からカルシウムを摂るのもいいですよ。
糖質の吸収をもっと抑えるコツ
糖質の吸収を抑える効果のある「水溶性食物繊維」。もち麦以外の食品でも簡単に摂ることができます。
その食品とは「海藻類」です。もち麦ごはんと一緒に昆布の佃煮を食べても良いですし、湯がいたわかめにポン酢をつけて食べても良いでしょう。
もちろん、わかめ入りの味噌汁で朝食にいただくのもOK。朝食は、もち麦ごはんと味噌汁を習慣にしてみましょう!
もち麦ごはんの保存法
もち麦ごはんは、白米と同じように保存することが可能です。あらかじめ多めに炊いて保存しておけば、手間なくもち麦ダイエットできます。
もち麦ごはんの保存の目安は
- 冷蔵:2日間
- 冷凍:2週間
です。
適量をサランラップで包んで保存してください。食べる時は、電子レンジで温めましょう。
もち麦ごはんを購入するには?相場は?
もち麦は、スーパーで購入することができます。
そして袋に小分けされているので、使う時に便利。1袋(50g)×12で500円弱で売られています。
食感まもち米そっくりで、もち麦ごはんにすると赤飯に似た感じになります。
もし、ご近所のスーパーに売られていない場合は、ネット通販を利用しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ダイエットする方の多くは、ダイエット中でも美味しくご飯を食べたい願望があることでしょう。
今回ご紹介した「もち麦ダイエット」を活用すれば、ストレスなく健康的にダイエットを成功に近づけられるはずです。
毎日の食事を改善すれば、その積み重ねはゆくゆく大きな違いになっていきます。