ほうれん草は低カロリー・低糖質なことに加えて、満腹感がり、代謝を高めてくれ、糖質の代謝を促してくれるなどのダイエット効果がありますが、食べ方次第では太ってしまうことに繋がります。

今回は、ほうれん草のカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める食べ方などを紹介します。

低カロリー・低糖質なほうれん草でも、食べ方次第では太る?

ほうれん草といえば、様々な料理に合い、健康効果や美容効果がたくさんある野菜です。

そんなほうれん草ですが、低カロリー・抵糖質で、ダイエット効果も高く、ダイエットに向いている野菜と言われています。

しかし、ダイエットに向いているほうれん草にも、太る要素も含まれているので、食べ方次第では太る原因にもなってしまうので注意が必要です。

今回は、ほうれん草のカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、ダイエット効果を高める方法などを紹介します。

ほうれん草のカロリー

ほうれん草のカロリーは、100gあたり「約20kcal」で、1束あたり(270g)だと「約54kcal」と低カロリーな野菜です。

ほうれん草以外の野菜のカロリー(1個あたり)

  • トマト:約31kcal
  • きゅうり:約14kcal
  • ナス:約16kcal

このように他の野菜と比較すると、ほうれん草のカロリーが高く感じますが、あくまでも低カロリーな野菜の中では高カロリーなだけであり、全食品で見るとほうれん草のカロリーは低いと言えます。

ただし、ほうれん草自体には味があまりないため、味の濃い調理法が多くなりがちです。

味の濃い調理法だと、もちろんこれ以上のカロリーになってしまうので、注意が必要です。

ほうれん草の糖質量

ほうれん草の糖質量は、100gあたり「約0.4g」で、1束あたり(270g)だと「約1.5g」と低糖質な野菜です。

ほうれん草以外の野菜の糖質量(1個あたり)

  • トマト:約5g
  • きゅうり:約2g
  • ナス:約3g
  • このように比較してみても、ほうれん草の糖質量が低いことがわかります。

ほうれん草の糖質量は低いため、糖質制限ダイエットに向いていると言えるでしょう。

ただし、調理法や食べ方によっては高糖質にもなりかねないので、そこは覚えておくようにしましょう。

ほうれん草のダイエット効果

チラコイドが満腹感を出してくれる

ほうれん草には、「チラコイド」という成分が豊富に含まれています。

このチラコイドには、満腹ホルモンを出す効果があります。

満腹ホルモンが分泌されると、満腹中枢を刺激してくれるため、少量の食事で満腹感を得ることができるので、消費カロリーを抑えることができ、その結果として痩せることができると言われています。

食事の前にチラコイドを摂取してあげると、ダイエットに効果的です。

鉄分が代謝を高めてくれる

ほうれん草には「鉄分」が豊富に含まれているというのは有名な話です。

鉄分とダイエットには深い関係性があり、体内で鉄分が不足すると、血液中の酸素が欠乏します。

血液中で酸素が欠乏すると、内臓や細胞に十分に酸素が行き渡らなくなり、体の代謝が落ち、太りやすくなります。

そこで、鉄分を補給してあげると、血液中の酸素の量が多くなり、十分に内臓や細胞まで酸素が行き渡り、代謝が良くなるので、痩せやすい体を作ることができるという仕組みです。

ビタミンB1が糖質の代謝を促してくれる

ほうれん草にはビタミンB1というビタミンも豊富に含まれています。

このビタミンB1には、摂取された糖質の代謝を促してくれる働きがあります。

本来、糖質は脂肪に変わりやすく、体に脂肪がついてしまう原因になるのですが、ビタミンB1を摂ることによって、糖質が脂肪になる前に排出することができるので、痩せることができるのです。

ほうれん草ダイエット中の注意点

加熱し過ぎると栄養素が壊れる

ほうれん草の調理法は様々ですが、ほうれん草に含まれるダイエット効果のある栄養素は熱に弱く、熱し過ぎると栄養素が壊れてしまい、ダイエット効果が半減してしまいます。

ダイエット中にほうれん草を食べる場合は、熱し過ぎないようにすると、ほうれん草のダイエット効果を最大限に引き出すことができます。

味が薄いので調味料のかけすぎに注意

ほうれん草自体は、薄味でついつい調味料をかけ過ぎてしまいがちです。

調味料をかけ過ぎるとカロリーや糖質量がグンと高くなってしまうので注意が必要です。

さらに、調味料に含まれる塩分には、食欲を増進する効果もあるので、食べ過ぎてしまい、摂取カロリーがオーバーしてしまうなんてことも。

ほうれん草を食べるときは、調味料をかけ過ぎないようにしましょう。

ほうれん草のダイエット効果を高める食べ方・コツ

おひたしで食べるのがおすすめ

ほうれん草のダイエット効果を高める食べ方として、おひたしで食べることをおすすめします。

おひたしが良い理由は、カロリーが一番低い食べ方なのと、結石の原因であるシュウ酸を減らせる食べ方のためです。

ほうれん草にはシュウ酸という成分が含まれており、このシュウ酸がカルシウムと結びつき、結石を引き起こす原因になると言われています。

そこで、ほうれん草を茹でることによって、シュウ酸の量を減らせるので、結石のリスクを低減することができるのです。

また、この時に茹で過ぎると、ダイエット効果のある栄養素が壊れてしまうので、長い時間茹でないように注意しましょう。

かつお節をかけて食べる

ほうれん草のおひたしとかつお節って相性抜群ですよね。

かつお節をかけると、美味しくなるだけでなく、ダイエット効果もプラスされるのでおすすめです。

かつお節にはたんぱく質が豊富に含まれています。

たんぱく質には、筋肉が作られるのを助けてくれる働きがあり、筋肉が作られると、代謝がアップし、1日に消費カロリーを増やすことができるので痩せやすくなると言われています。

低カロリー・低糖質なほうれん草でも食べ方次第では太るので注意が必要!

ほうれん草のカロリー・糖質量、ほうれん草のダイエット効果、ほうれん草を食べる際の注意点などを紹介しました。

紹介した通り、ほうれん草のカロリーや糖質量は低く、さらに満腹感を出してくれたり、代謝をアップしてくれたり、糖質の代謝を促してくれたり、ダイエット効果も豊富に含まれていたりと、とてもダイエットに向いている食べ物と言えます。

しかし、そんなほうれん草にも太る要素が少なからずあるので、食べ方に注意して食べるようにしましょう。

ダイエット中にほうれん草を食べるときは、今回紹介したおひたしで食べる、かつお節をかけて食べなどの工夫をして食べてみてください。