たこは低カロリー・低糖質な上に、代謝アップ効果やコレステロール減少効果ダイエット効果も多く、ダイエットに向いている食べ物と言われています。
しかし、そんなタコでも食べ方次第では太る原因にもなります。
今回は、たこのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める方法などを紹介します。
蛸(たこ)はダイエット向きだが、食べ方次第では太る?
たこは、お刺身やたこ焼き、唐揚げ、マリネなど様々な食べ方がある魚介類です。
そんなたこですが、低カロリー・低糖質な上に、様々なダイエット効果があり、ダイエットに向いている食べ物と言われています。
しかし、たこは調理方法や料理の種類によって大きくカロリーが異なり、その食べ方次第では太る原因にもなってしまいます。
どんな食べ方がダイエット向きで、どんな食べ方が不向きなのでしょうか?
今回は、たこのカロリー・糖質量、タコの持つダイエット効果、ダイエット向きの食べ方と注意したい食べ方などを紹介します。
たこのカロリー
そのままの生のたこのカロリーは、100gあたり「約76kcal」ほどで、一般的な大きさ1切れあたり(10g)だと「約8kcal」と低カロリーです。
たこ料理のカロリー(1人前あたり)
- たこ焼き:約317kcal
- タコ飯:約308kcal
- たこの唐揚げ:約250kcal
- たこのマリネ:約135kcal
たこ以外の魚介類のカロリー(100gあたり)
- イカ:約88kcal
- マグロ:約125kcal
- ホタテ:約72kcal
- サバ:約202kcal
このように他の魚介類と比較してみても、たこのカロリーが低いことがわかります。
ただし、そんな低カロリーなタコでも、調理法によっては高カロリーになることもあるので、注意が必要です。
たこの糖質量
たこの糖質量は、100gあたり「約0.1g」とかなりの低糖質で、糖質制限ダイエットに最適と言われています。
たこ以外の魚介類の糖質量(100gあたり)
- イカ:約0.1g
- マグロ:約0.1g
- ホタテ:約4.9g
- サバ:約0.3g
このように他の魚介類と比較してみても、たこの糖質量が低いことが分かります。
糖質量が低いと言われている魚介類の中でも、特にたこの糖質量は低く、カロリーも低いため、ダイエットに向いている食べ物と言えます。
ただし、カロリー同様に、たこは調理法によっては糖質が高くなることもあるので注意するようにしましょう。
たこのダイエット効果
タウリンがコレステロール値を下げてくれる
たこには「タウリン」という成分が豊富に含まれています。
このタウリンには、血液中のコレステロール値を下げてくれる働きがあります。
血液中のコレステロール値が減少すると、体内の中性脂肪も減るので、肥満に効果的と言われています。
タウリンには、血液をサラサラにしてくれる働きもあり、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの深刻な病気のリスクを低減してくれる効果もあります。
たんぱく質が代謝を高めてくれる
タコには「たんぱく質」が豊富に含まれています。
たんぱく質は、ダイエットに欠かせない成分で、筋肉が作られるのを助けてくれる働きがあります。
筋肉が作られると、代謝量がアップし、1日の消費カロリーが多くなるので、痩せやすい体を作ることができるという仕組みです。
ダイエット中に筋肉をつけるのは敬遠されがちですが、ダイエット中こそ筋肉をつけたいところです。
ビタミンB2が脂質の代謝を促してくれる
たこには、ビタミンB2というビタミンが豊富に含まれています。
このビタミンB2には、糖質の代謝を促してくれる働きがあると言われています。
本来、摂取された糖質は脂肪として体に蓄積されやすいのですが、ビタミンB2を摂取すると、糖質が脂肪に変換される前に、代謝されるので、太りにくくすることができます。
ダイエット中のたこの注意点
調理法によっては高カロリー・高糖質になってしまう
先ほども紹介しましたが、たこ自体のカロリーや糖質量は低いですが、調理法によってはカロリーや糖質量が高くなってしまうこともあります。
特にたこ焼きなど、油を使用する調理法の場合は、カロリーや糖質が特に高くなりやすいので、調理法に注意するようにしましょう。
たこはよく噛んで食べないと消化が悪くなり、太りやすくなる
たこは、噛み応えがあります。
たこを食べる際は、よく噛んで食べないと繊維が強力なため、胃の中で消化しにくくなり、お腹を壊して下痢をする原因になります。
下痢はダイエットの大敵で、太りやすい体を作る原因になるので、よく噛むことを意識して食べるようにしましょう。
また、よく噛むということは、満腹中枢を刺激することにも繋がり、少量で満腹感を得ることができるので、一石二鳥です!
たこのダイエット効果を高める食べ方・コツ
刺身で食べるのがおすすめ!
たこのダイエット効果を高める食べ方として、お刺身で食べる方法をおすすめします。
お刺身で食べると、カロリーや糖質が一番低く抑えることができるためです。
また、タウリンという、ダイエット効果のある成分は水分などに溶けやすい性質があり、調理することによって、タウリンが失われ、ダイエット効果が半減してしまうというのも理由です。
わさびや生姜をつけて食べる
たこをお刺身で食べる場合は、わさびや生姜の薬味をつけて食べると、ダイエット効果が高まりおすすめです。
- 《わさびのダイエット効果》
- 抗酸化作用があり、細胞や内臓を若返らせ、代謝を高めてくれる
- 体内の余分な水分を排出してくれるので、むくみを解消してくれる
- 《生姜のダイエット効果》
- 体を温め、代謝を高めてくれる
- 胃腸などの消化器官の機能を向上させる働きがあり、痩せやすい体を作ってくれる
低カロリー・低糖質なたこでも食べ方次第では太る!
たこのカロリーと糖質量を紹介しました。
紹介した通り、たこのカロリーや糖質量は低い上に、コレステロール値を下げてくれたり、代謝をアップしてくれたり、ダイエット効果も多いため、ダイエットに向いている食べ物と言えます。
しかし、たこには太る要素もあるため、調理法に気を付け、よく噛んで食べることを意識するようにしましょう。
ダイエット中にたこを食べる場合は、今回紹介した、刺身で食べる、わさびや生姜をつけるなどの工夫をして食べるようにすると、より高いダイエット効果を期待することができますよ!
他の食材のダイエット効果については以下の記事でも解説しています。合わせて参考にしてみて下さい。