土用の丑の日で有名な「うなぎ」。

うなぎは、脂が乗っていて、一見高カロリーに思われがちです。

確かにうな重は高カロリーですが、うなぎ自体のカロリーは低く、むしろダイエットに向いています、

うなぎのカロリー・糖質量、注意点、ダイエット効果、効果を高める食べ方を紹介します。

鰻(うなぎ)は意外と低カロリーで太りにくい食べ物!

うなぎといえば、うな重や蒲焼きなど、たくさんの調理法がある食べ物で、土用の丑の日には欠かせないですよね!

うなぎは、脂も多く一見高カロリーに思われがちですが、実は低カロリー・低糖質で、さらにダイエット効果もあるため、ダイエットに向いている食べ物だったのです。

しかし、低カロリー・低糖質だからといって、むやみやたらに食べてしまうと太る原因にもなります。

うなぎは、低カロリーでダイエット向きな食品ですが、食べ方次第では太ってしまう要注意な食べ物なのです。

今回は、そんなうなぎのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める方法などを紹介します。

うなぎのカロリーは?

うなぎのカロリーは、調理法や料理によって、大きくカロリーが変わります。

うなぎ料理のカロリー

  • うな重(1人前 353gあたり):約688kcal
  • うなぎの蒲焼き(100gあたり):約293kcal
  • うなぎの白焼き(100gあたり):約331kcal

うな重以外の丼物のカロリー(1人前あたり)

  • カツ丼:約795kcal
  • 親子丼:約684kcal
  • 牛丼:約771kcal

うな重のカロリーは、カロリーが高いと言われる丼物に引けを取らず高いです。

しかし、うな重のカロリーはご飯のカロリーがその大半を占めており、うなぎ自体のカロリーは、蒲焼のように甘いタレをつけたものでも、100gあたり「約293kcal」ほどなので、意外と低カロリーなのです。

うなぎの糖質量は?

うなぎ料理の糖質量

  • うな重(1人前 353gあたり):約80.9g
  • うなぎの蒲焼き(100gあたり):約3.1g

うな重の糖質量は約80.9gと高糖質ですが、蒲焼きは約3.1gと低糖質です。

うな重はご飯がある分、糖質が高くなっているのです。

糖質制限を行う場合は、うな重ではなく、蒲焼きで食べると良いでしょう。

うなぎにはダイエット効果が沢山ある

1、DHAやEPAがコレステロール値を下げてくれる

うなぎには、DHAやEPAという不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。

不飽和脂肪酸は、油なのでダイエットに向いていないと思われがちなのですが、実はDHAやEPAにはダイエット効果があるのです。

DHAやEPAは血液中のコレステロール値を減少させる効果があります。

コレステロール値が下がると、体内の中性脂肪も減るので、痩せることができると言われています。

2、たんぱく質が代謝を高めてくれる

うなぎには、たんぱく質も豊富に含まれています。

このたんぱく質には、筋肉の生成を助けてくれる働きがあります。

ダイエット中に筋肉?と疑問に思う方も多いかもしれませんが、筋肉をつけることによって、体の代謝が上がり、1日の消費カロリーを増やすことができるので、痩せやすくなると言われています。

3、ビタミンB1が糖質をエネルギーに変えてくれる

うなぎに豊富に含まれるビタミンB1には、摂取された糖質をエネルギーに変えてくれる働きがあります。

本来、糖質は脂肪に変換されやすく、太る原因になってしまうのですが、脂肪になる前に、ビタミンB1の働きにより、エネルギーに変えることで、体に脂肪がつきにくくなるという仕組みです。

4、スタミナをつけてくれるのでダイエットを続けやすくなる

うなぎには、たくさんのビタミンが含まれていて、スタミナをつけるのに最適な食べ物と言われています。

ダイエット中は、食事制限や運動など、スタミナが必要ですが、ダイエットをしていると、徐々にスタミナがなくなってきます。

そこで、うなぎを食べてあげると、スタミナがつくので、辛いダイエットを続けやすくなるのです。

ダイエット中のうなぎの注意点

ダイエット中のうな重は避けましょう

先ほども紹介しましたが、うな重のカロリーは高いのです。

ダイエット中にうな重を食べてしまうと、太る原因になるので、ダイエット中のうな重はできるだけ避けるようにしましょう。

しかし、どうしても食べる場合は、ご飯の量を減らすだけでも、かなりのカロリーをカットすることができるので、おすすめです。

蒲焼きよりも白焼きの方が高カロリー

先ほど、うなぎの蒲焼きとうなぎの白焼きのカロリーを紹介しました。

一見、タレをたくさんつけて焼いた蒲焼きの方がカロリーが高く思われがちですが、実は蒲焼きの方がカロリーが低いのです。

なぜ、白焼きよりも蒲焼きの方がカロリーが低いかというと、白焼きは1度焼きなのに比べて蒲焼きは何度も焼くため、うなぎの油が落ちるためです。

ダイエット中は白焼きが食べられがちですが、蒲焼きの方がカロリーが低いので、蒲焼きを選ぶようにしましょう。

うなぎのダイエット効果を高める食べ方・方法

山椒をかけて食べる

うなぎに山椒の組み合わせは、美味しくなるだけでなく、ダイエット効果も高くなるのです。

山椒に含まれる、「サンショオール」という辛み成分には、血流を良くしてくれる働きがあります

血流が良くなると、体が温まります。

体が温まると、細胞や内臓の働きが活発になり、代謝が上がるので、1日の消費カロリーを多くすることができます。

蒲焼きのタレを少なくするとカロリーを抑えれる

うなぎの蒲焼きには、タレがかかっていますよね。このタレの量を少なくすることができると、さらにカロリーと糖質を低く抑えることができます。

お店で既にタレがかかっている場合は仕方ないですが、自宅で作ったり、自分でタレをかけれるお店などでは、タレの量を少なくするようにしましょう。

うなぎはダイエットに効果的だが、太る食べ方がある

うなぎのカロリー・糖質量、うなぎが持つダイエット効果、ダイエット中の注意点などを紹介しました。

紹介した通り、うなぎは、うな重として食べてしまうと、カロリーや糖質量が跳ね上がり、太ってしまいます。

しかし、うなぎ自体のカロリーや糖質量は高くないので、食べ方に注意することができれば、ダイエットに向いている食べ物ということができるでしょう。

ダイエット中にうなぎを食べる際は、山椒をかけたり、タレの量を少なくするなどの工夫をして、上手に食べてあげると、さらにダイエット効果が高まりますよ!