『打・投・極』で知られ、数ある格闘技の中で最も実戦的と言われる総合格闘技。

かつては『PRIDE』という格闘技団体をキッカケにブームが巻き起こりましたが、その後低迷。

しかし近年、新たなる格闘技団体『RIZIN』によって再び盛り上がり始めています。

そして特に注目が高まっているのが女性総合格闘家。

シュートボクシング界のエースであるRENAによって「ツヨカワ」というフレーズも誕生し、戦う女性の魅力に虜になる人も現れています。

今回は、そんな中でも美人総合格闘家として注目を集めている、今後注目するべき3名の選手をご紹介したいと思います。

ケイト・ロータス

リングネーム:ケイト・ロータス
本名:大山恵音(おおやまけいと)
生年月日:1998年3月16日
血液型:不明
身長:162㎝
体重:〜56㎏(試合時の契約体重)
ファイトスタイル:オーソドックス
所属ジム:KING GYM KOBE
主戦場団体:DEEP

高校卒業後、ボディビル大会に向けて減量の一環で格闘技ジムへ入会し、2020年4月に総合格闘技を始めたという彼女。

10月末でアマチュアデビュー、その後12月半ばにプロデビューするといった異例のスピードで注目を集めました。

総合格闘技の経験自体は浅いものの、バックボーンの空手による打撃の一発一発の力強さ、柔道による体幹の強さで相手が投げようとしても投げきれないなど、総合格闘技の才覚が随所に垣間見えます。 

しかし彼女の最大の武器は、テクニック云々ではなく攻撃の思いきりの良さです。打撃も組技も果敢に前に出ていくスタイルなのでその分相手の打撃を受けたりカウンター気味に膝を受けたりもしていますが、それにもお構い無しといった感じでとにかく攻め続けます。

その真骨頂が、プロデビュー戦で見せた豪快なパウンド。
相手の両足が腰に組みつかれている状態にも関わらず、これでもかと上からパンチを振り下ろし会場を盛り上げました。

アマチュアデビュー戦では鼻血を大量に出しながらもギラギラした目で最後まで相手を追っていて、本人が美人だからこそより恐怖を感じました。

プロ2戦目で敗北後、少し休養するとのことで最近は表舞台に出てきていませんが、これからの女子総合格闘技の看板選手の1人になる可能性は非常に高いと思います。

川村虹花

本名:川村虹花(かわむらななか)
生年月日:1995年12月26日
血液型:O
身長:160㎝
体重:49.25㎏
ファイトスタイル:オーソドックス
所属ジム:リバーサルジム新宿 Me, We)
主戦場団体:RIZIN

元々は地下アイドルグループ『仮面女子』のメンバーとして活動しており、史上初の現役アイドル総合格闘家として注目を集めました

※2021年4月10日仮面女子を卒業

決して恵まれた体格とは言えず、格闘家としては遅咲きのデビューですが侮ってはいけません。

まだまだ粗削りな感じはありますが、打撃とタックルで果敢に前に出るアグレッシブなスタイルは、会場にいる観客をどよめかします。

特に右ストレートはまともに当たれば一撃で倒せるくらいの威力があるように思います。

また、試合映像を時系列順に観ると明らかに成長しているのが分かります。

元アイドルとしての可憐さと可愛さ、打ち合い上等と言わんばかりの負けん気と意志の強さを兼ね備えた彼女は、これからもっともっと強くなるポテンシャルを秘めていると思います。

追記:2021年6月9日、総合格闘技からの引退を発表しました。これまでお疲れ様でした。

あい

本名:清水愛(しみずあい)
生年月日:1989年10月24日
血液型:A
身長:156㎝
体重:49.25㎏
ファイトスタイル:サウスポー
所属ジム:フリー
主戦場団体:RIZIN

『山本KIDの最後の愛弟子』というキャッチコピーで紹介されている通り、山本KID徳郁が創設したジム『KRAZY BEE(クレイジー・ビー)』でコーチとして働いていた過去を持ちます。

その後は格闘技から離れヨガの講師をしていたそうですが、2018に放送された、Avema TV の企画である『格闘代理戦争(3rd season)』にて山本KID本人の推薦選手として出場。

そして同年の大晦日12月31日に、『RIZIN』にて総合格闘家としてプロデビューしました。
※ちなみにその時の対戦相手が、上記の川村虹花でした。

元々は大学までレスリングをしており、その実力は世界選手権で3位になるほどの強さを持っています。

その経験を活かし、総合格闘技でも粘り強いタックルによるテイクダウン、そこからキープをした状態でパウンドや膝蹴りを相手に見舞うという戦法を得意としています。

打撃に関してはサウスポースタイルから繰り出す左フックや左ストレートで相手を薙ぎ倒したこともありますが、相手からの打撃を被弾すると打ち合いをせずタックルに切り替える傾向があり、そこまで自信を持てていない節が見られます。

とはいえレスリングで培われたフィジカルの強さは紛れもなく本物で、今後打撃のテクニックが向上すれば並みいる猛者とも同等以上に戦える選手になると推測しています。

アグレッシブな打ち合いはしないものの決して後退するタイプではなく、重心を落としてジリジリと相手との距離を詰めていくスタイルです。

年齢は30代と格闘家としては若くはありませんが、まだまだ伸び代のある将来性のある選手です。

まとめ

以上3名が、美人総合格闘家として今後要注目の選手です。

3名とも総合格闘技の経験は浅いですが、だからこそ今後キャリアを積んで第一線で活躍するだけの力を持っていると思います。

現在ケイト・ロータス選手はDEEP、川村七虹選手とあい選手はRIZINを主戦場としていますが、いつかは世界の格闘技団体に出場しさらに華々しく戦うこともあるかもしれません。

美人で才能もある3名から、今後も目が離せません。