「ボクシングは血気盛んな男性がやるもの」というイメージはもう古く、今や老若男女問わず誰でも気軽に取り組めるようになりました。
とはいえ、ボクシングをやったことがない人から「自分なんかがやって大丈夫なのかな…」という不安の声が聞こえることもあり、その中には「運動音痴だから周囲に迷惑をかけないか心配」なんて声も聞こえてきます。
結論から言えば、運動音痴であったとしてもボクシングはできますし、誰も迷惑なんてしないし迷惑とも思いません。
ただこれだけを言われてもやはり不安は残るかと思いますので、今回は運動音痴の人でもボクシングができる理由を、格闘技歴10年以上の経験を持つ僕がお話していきます。
ボクシングは自分が下手でも誰も迷惑しない
ボクシングは個人競技です。
もちろん指導してくれるトレーナーがいて、対人練習で相手になってくれる人がいるので完全に1人でやる競技ではありませんが、誰かと連携して闘う(取り組む)ものではないため、たとえ自分が下手だとしてもそれで困る人はいないのです。
また、トレーナーも運動音痴であったり不器用な人をこれまでの経験からたくさん見てきているので、その人のペースに合わせて教えてくれます。
以上のことから、運動音痴であることを後ろめたく思ってボクシングをやることを遠慮しなくていいのです。
「パンチを打つだけ」なので誰でもできる
ボクシングは究極的に言えばパンチを使って行う競技なので、パンチさえ打てるのであれば誰だってやることができます。
たとえどれだけヘンテコなパンチでも構いませんし、最初は差異こそあれど誰でもそうなので、気にする必要はありません。
トレーナーがフォームなどを見て、どこをどうすればもっと良いパンチが打てるのか丁寧に教えてくれます。
それを地道に続けていれば、少しずつ成長していつの間にか最初とは比べ物にならないくらい、綺麗でカッコいいパンチが打てるようになります。
試合で闘うわけじゃなければ大丈夫
そもそもボクシングは『絶対に相手と闘わなければいけない競技』ではありません。
冒頭で申し上げた「誰でも気軽に取り組める」というのは、ミットやサンドバッグなどを打つだけで相手と闘わなければ殴られることによるケガをする危険がなく、安全であるというのが理由です。
アマチュアもしくはプロの選手としてやりたいのであれば別ですが、そうではなくて
・ボクシングを楽しみたい
・ダイエットしたい
・今よりちょっと強くなりたい
という目的であれば、むしろ安全な格闘技です。だから運動音痴だとしても大丈夫なのです。
それでも不安ならフィットネス専門のボクシングジムへ
ここまでの話を聞いて、「それならやってみようかな!」となってもらえてたら何よりですが、「それでもまだ不安…」とどうしても心配な人もいるかもしれません。
そんな人は、『フィットネス専門』としているボクシングジムへ行きましょう。
ネットで検索してみると分かるのですが、『このジムではプロボクサーにはなれません』としているジムは、選手育成(いわゆるガチ勢)をしない代わりに、完全に趣味としてボクシングをやりたい人だけを対象に運営しています。
だから他の会員さんもみんな同じような気持ちですし、トレーナーもその点踏まえているので和気あいあいと楽しくボクシングができる空間になっています。
運動音痴でも大丈夫!
以上のことから改めてお伝えしますが、どんな運動音痴だってボクシングはできます。
選手を目指すなら正直運動神経は必要だと思いますが、そうでなければ何も問題はありません。
最近は暗闇フィットネスというものがあるように、あえて部屋を暗くして周囲の目線を気にすることなくやれるジムもあるので、そういったところの体験を受けてみるのも良いかもしれません。
※下記はキックボクシングですが、やることは大幅には変わりません。
ぜひ、自分に合った最適なジムを探してみてください。