『プロの格闘家』というワードは、聞くだけでカッコいい印象を持てます。
プロボクサー、プロキックボクサー、プロ総合格闘家…などなど。
最近は『RIZIN』や『K-1』を観て、格闘技をやってみたいと思う人も増えています。
それに伴い、プロとしてやってみたいと考えている人もいるでしょう。
しかし、自分の年齢を見つめ直した時に「この年じゃもう厳しいかな…」と諦めモードになってしまうことがあるかもしれません。
そこで今回は、格闘技未経験の初心者がプロ格闘家になるための年齢に制限があるのかについてお話したいと思います。
何歳からだって目指すことは可能
まず結論から言えば、何歳からだってプロの格闘家になることはできます。
主催団体で年齢制限を設けていたりすれば別ですが(プロボクシングライセンスの受験資格の年齢制限など)、そうでなければ基本的には年齢が理由となってプロになることが不可能ということは無いのです。
例えば、プロのキックボクサーとして活躍した後藤まきさん(2020年10月29日の試合を以て引退)は、41歳でプロデビューしています。
それで寺山日葵選手やAKARI選手など、20歳前後の選手とバチバチに戦っていたのですから、このことから見ても年齢は関係ないということが分かるのではないでしょうか。
相当の努力と覚悟が必要
ただ、それなりの年齢からプロの格闘家を目指すには、相応の努力を積んでいかなければなりません。
ただでさえプロになるためには厳しい練習を続けなければなりませんが、年齢を重ねると体力や反射神経など若い頃に比べるとどうしても衰えてくる部分があり、回復も遅くなるため、それも含めて自分の身体としっかり向き合いながら取り組む必要があります。
また、僕のようにプロライセンスを取得することだけが目標ではなく試合に出場して勝利することを目指すとなると、ケガをするリスクも格段に高くなります。
試合に出て戦う以上はやるかやられるかでしかないので、その覚悟ができないのであればやるべきではありません。
それらの努力と覚悟を了承し、それでもやりたいと思うのであればあとは自分の頑張り次第ということになります。
周囲の声に惑わされず自分がしたいことを
いくら頑張ってもプロの格闘家になれるかの保証はありませんし、もしなれたとしてもそれだけで生計を立てられる人はひと握りです。
年齢が高ければ「いい年してやることじゃない」など周囲から言われることもあるかもしれません。
しかし、「やらずに後悔」で終わるくらいであれば、挑戦してみるのは決して悪いことではありません。
それで誰かに迷惑がかかるわけでないのであれば、誰にも止める資格はないのです。
せっかく沸き上がった気持ちがあるのであれば、まずはやってみる。それでダメなら仕方ないし、成功したら素晴らしい。
自分の気持ちに変な蓋をせず、やりたいことをやってみましょう。