皆さんは、『フェフ姉さん』をご存じでしょうか。
フェフ姉さんが誕生する発端となったのは、日本テレビが放送している、マツコ・デラックスさんと関ジャニ∞の村上信五さんがMCを務めている『月曜から夜ふかし』という番組でした。
たまたま街頭インタビューを受けてくれた女性二人組(後の『フェフ姉さん』こと奥野愛央衣さんと、友達の『多田さん』こと多田岬さん)が、いつしか同番組からの依頼を受け様々な企画にチャレンジすることになり(チャレンジするのは基本的にフェフ姉さん)、今や欠かせない存在になっています。
※『フェフ姉さん』という呼び名の由来は、滑舌が悪すぎて「フェス」が言えず「フェフ」としか聞こえなかったことから来ています。
そんな中で、紆余曲折を経てなんとフェフ姉さんがプロのキックボクサーを目指すということになったというではありませんか!
曲がりなりにも同じように格闘技をやっていて、今まさにボクシングのプロライセンス取得を目指している僕にとっては親近感を覚えずにはいられなかったので、元々契約していたHuluで観てみることに。
今回は、それを観てみて感じたことを率直に書いていこうと思います。
※多少のネタバレがありますのでご了承ください。
フェフ姉さんのハートの強さが凄い!
まず何より驚いたのは、フェフ姉さんのハートの強さです。
プロを目指す以上は身体能力やテクニックはもちろんですが、「諦めない・投げ出さない」という心が何より大事なものとなります。
キックボクシングの練習は一見単純に見えることをひたすら反復し積み重ねていくものになるわけですが、これに耐えられず辞めていく人がたくさんいます。
しかしフェフ姉さんは、どれだけキツく辛い練習にも食らいついていきます。
決してカメラが入っているから頑張っているように見せているのではなく、というかカメラを意識していたらなかなか見せられない鬼のような表情で練習する姿は、思わず応援したくなります。
才能と伸び代が有りすぎる!
フェフ姉さんがプロキックボクサーを目指すと所属ジムに宣言したのが2020年8月頃らしいので、キャリアはほとんど無い状態です。
それに元々他の格闘技をやっていたわけではないですし、年齢も28歳と格闘家としては遅いスタートであることは否めません。
しかし、番組内でのフェフ姉さんを観ている感じでは、「才能も伸び代もめちゃくちゃある」と思いました。
例えばスパーリングでの動きは、キャリアが無いため正直まだまだぎこちないのですが、それでも前に出て思いきりのいい攻撃を繰り出せています。ダウンを奪われても、心折れることなく立ち上がっていました。
また、男性選手からのボディ打ちという練習では倒れることも身体を背けることもなく受けきるなど、身体の頑丈さがあります。
こういった部分は練習ではなかなか身に付けられないので、これから経験を積めば積むほど化ける可能性は十分あると思いました。
どんな夢を持ったっていい
フェフ姉さんの現時点の最終的な夢は、『RIZINに出る』だそうです。
格闘技ファンからすれば、「格闘技舐めすぎ」とか「そんな甘くない」という批判もあるかもしれませんが、夢を持つのは本人の自由ですから他人がとやかく言うことではありません。
それに、これは決して無謀で叶わない夢でもないと思っています。
現に、今は引退された川村虹花さんは、当時アイドルをしながら総合格闘技を始め、フェフ姉さんと同じように『目標はRIZIN出場』と宣言したことで批判されていましたが、順当に試合で勝ち星を重ね見事出場を果たしました。
僕が好きな漫画『鋼の錬金術師』に出てくる主要キャラクターの1人であるロイ・マスタングは、物語の中でこのように言っています。
理想とか綺麗事と言うが それを成しとげた時それはただの”可能な事”になり下がる
どんなに無理と思われていることでも、実際になってしまえばなんてことはないのです。
まとめ
以上、フェフ姉さんの『プロキックボクサーへの道』を観て感じたことでした。
初心者ながらあれだけ本気でガムシャラにやっている姿を見て、曲がりなりにも10年以上格闘技をやってきた自分がへばったりグータラしている場合ではないなと思います。
フェフ姉さんがプロキックボクサーになりRIZINに出場していることを目指しているように、僕もボクシングのプロライセンス取得を目指しています。
勝手にフェフ姉さんを応援しつつ、僕も明日からまた頑張ろうと改めて決意しました。
…ちなみに、フェフ姉さんはキックボクシングの練習の傍ら、以前から悩んでいたたるんだお腹を引き締めるために専門トレーナーの指導のもとで腹筋を割るプログラムにも取り組んでいました。
今はこのように腹筋専門のジムも存在するので、興味がある人は体験してみるのもいいかもしれません。