格闘技は文字通り闘うスポーツなので、野蛮で荒い印象があることは否めません。
そして同時に、『厳しい上下関係がある体育会系』とというイメージを持っている人も多いと思います。
では実際のところ、格闘技ジムが体育会系というイメージは正しいのかどうか。
今回はその点について、格闘技歴10年以上の僕がお話したいと思います。
体育会系の雰囲気はあるが強要はされない
まず結論から言いますと、現在の格闘技ジムに体育会系の雰囲気はありますが、無理やりやらされることはありません。
少なくともプロ選手ではない一般会員に対して、体育会系のノリを強要するようなことは無いのが現実です。
例えば練習の中で「パンチ連打!」という指示があってみんなでやることになったとしても、疲れたら抜けて休憩しても怒られることはありません。
むしろ、決して無理はしないようにとトレーナーから言われます。
僕はこれまでにいくつかのジムを渡り歩いて来ましたが、強要される場面を見たことはありません。
正直なところ、昔は他のジムでそういったことがあったという話を聞いたことはありますが、令和の現代でそのようなことを続けていたら会員はいなくなるでしょうし、下手をすれば訴えられて潰れるだけです。
今は無理をせず休みたい時は休んでOK、体調がおかしければ安静にする、水分補給はこまめにしっかり取るということが徹底されています。
万が一遭遇したらすぐに辞めるべき
とはいうものの、もしかしたら現在も体育会系のスタイルを貫いている格闘技ジムもあるかもしれません。
もしそういったジムに入会してしまったら、可能な限り速やかに辞めることをおすすめします。
そういったジムは昔からそのスタイルをやってきているはずなので、外部の働きかけで修正することはほとんど不可能です。
先程お話したように遅かれ早かれ潰れるはずなので、とっとと辞めて他の良いジムに移籍しましょう。
事前見学をして体育会系の格闘技ジムか見抜こう
もしこれから入会しようとしているジムがあるなら、入会前に見学の申し込みをすることをおすすめします。
体育会系のジムであれば、ジム内に漂う雰囲気と会員やトレーナーのやり取りを見ていれば大体分かります。
また、体育会系でなくても、トレーナーの指導の仕方が自分に合わない場合もあるので、その点も含め見学はミスマッチを防ぐ大切な手段です。
仮に見学を不可にしているジムがあったら、そこはやめておいた方が無難です。
よほどのことがない限り、見学を不可にすることはまず無いからです。
(何か後ろめたいことがある可能性が高いです。)
繰り返しますが、今の時代に体育会系の格闘技ジムはまずありません。もしあったとしてもいずれ潰れます。
事前に見学をしっかりして、大丈夫そうであれば気軽に始めてみてください。