格闘技をやっている人は、それとは別のスポーツをしているケースがとても多いです。
ウェイトトレーニングや他の格闘技をしていたり、格闘技とは全く別のスポーツをしている人もいます。
その理由は様々ですが、普段自分がやっている格闘技とは別の刺激を受けることで、さらなる身体能力の向上や身体の使い方を学んだり、精神的なリフレッシュのためという場合もあります。
かくいう僕も、これまでパーソナルトレーニングを受けたり、別の格闘技をやってみたりしていました。
そんな中でも特に良かったと思うのが、ホットヨガです。
今回は、僕が感じた格闘技とホットヨガの組み合わせによる相性の良さについてお話していきます。
ホットヨガを始めたキッカケ
そもそも僕がホットヨガに興味を持ったのは、総合格闘技をメインで習っていた時です。
総合格闘技は打撃も組技もある格闘技で、組技では腕十字固めなどの関節技がありますが、身体の筋肉や関節が柔らかい人だと普通であればそれ以上曲がらずに極まる(キマる)はずのところまでいっても、平然として逃げられることがあります。
僕はお世辞にも筋肉や関節が柔らかいタイプではなく、彼等を見ていつも羨ましいなと思っていました。
毎日ストレッチはしていたものの、「さらに柔軟性を身に付けるにはどうしたらいいだろう…?」と考えていた時に、ちょうど駅の壁に貼られていたホットヨガの広告が目に入りました。
正直ホットヨガについてほとんど知識は無かったのですが、僕の中で
『ヨガ→柔軟性がめちゃくちゃあるインストラクターさんがやってる→やっていれば身体が柔らかくなるかも!』
と勝手なイメージがあったので、これだと思い始めることにしたのです。
ホットヨガの『静の動き』と『精神統一』の魅力
習い始めて分かったのですが、格闘技が『動の動き』だとすると、ホットヨガはその対となる『静の動き』を行います。
格闘技のように激しく動き回ることはありませんが、その場で様々なポーズを取り維持をする。これは格闘技とは全く異なる動きですが、見た目に反しとても効くのです。
さらにもう1つ、今ある自分の心と身体に目を向け、あるがままを受け入れ集中するすることができます。
僕はこの『精神統一』も格闘技ではなかなか味わう機会のないものなので、とても新鮮に感じました。
格闘技とホットヨガの相性が良いと感じた点
上記の通り、『動の動き』と『静の動き』の両方を学んだことで、以前より動きの緩急がつけやすくなりました。
ホットヨガのポーズを維持するには単純な筋力だけで支えようとしてもすぐ疲れてしまい、身体の使い方を工夫しなければなりません。
そのため、今まであまり意識を向けていなかった身体の使い方について考えるようになり、格闘技で相手と向かい合ったり組み合ったりした時にいかに余計な力を入れずにコントロールできるかを念頭に置いて闘えるようになりました。
他にも、格闘技とは異なる経緯での滝のような汗をかくことで、終わった後は心がスッキリするというストレスの軽減と、格闘技で疲れた身体にちょうど良い刺激を受けることもできました。
直感で取り入れたホットヨガは、予想以上に良い影響を与えてくれたのです。
まとめ
結論としては、格闘技とホットヨガの組み合わせはとても良かったというのが僕の感想です。
ホットヨガの男女比率は体感的に3:7くらいとやはり女性の方が多いのですが、最近は男性にも人気があるため決して女性だけのスポーツではありません。
また、男性の目が気になるという女性は女性専用のヨガスタジオもあるので安心です。
季節を問わず、また室内のため天気にも左右されず自分のペースに合わせて行えるホットヨガ。
体験レッスンを受けられるところが多いので、格闘技とは別のスポーツを考えている人は、試しに行ってみるのもいいかもしれません。