キックボクシングと聞いて大多数の人がまずイメージするのは、「筋骨隆々の肉体を持つ男達がバチバチに殴り合う」だと思います。
しかし、近年では女子格闘技(通称:ジョシカク)が男子と同等の盛り上がりを見せており、それはキックボクシングも例外ではありません。
また、見た目はとてもキックボクシングをやっているようには思えない可愛らしいルックスを持つ選手もたくさん出てきています。
今回は、格闘技歴10年以上の僕が個人的に今後が楽しみだと感じている期待の美人キックボクサー4名をピックアップして勝手にご紹介します。
AKARI
リングネーム:AKARI
本名:渡邊 星(わたなべ あかり)
生年月日:2003年12月8日
血液型:A
身長:163㎝
体重:49.0㎏
ファイトスタイル:オーソドックス
所属ジム:TARGET
主戦場団体:RISE
現役女子高生ファイターです。
ニックネームが『美脚炸裂シンデレラ』となっている通り、スラッと長い足から繰り出される前蹴りを武器にしています。
ミドルレンジ(中距離)での戦いを得意としており、フェイントをかけつつ自分のベストな距離感を計って自分の攻撃だけを上手く当てていく、リーチを活かしたスタイルが持ち味です。
まだあどけなさを残した可愛らしい顔つきですが、試合前に対戦相手をとことん挑発するトラッシュトークが毎回話題を読んでいます。笑顔でキツい言葉を繰り出すので怖いです(笑)
これと言える(一撃で相手を倒せる)決定打に欠けており、これまでの試合は全て判定決着ではありますが、諦めない勝利への執念を垣間見せる戦いをするので今後の成長に期待できる選手です。
川島えりさ
名前:川島えりさ
生年月日:2001年6月19日
血液型:不明
身長:159㎝
体重:~46.0㎏
ファイトスタイル:オーソドックス
所属ジム:クロスポイント吉祥寺
主戦場団体:Knock Out
現役女子大生キックボクサーです。
プロデビュー戦(当時は女子高生)で『ぱんちゃん璃奈』選手と闘い、2度のダウンを奪われ判定負けは喫したものの、最後まで前に出て喰らいつく姿は観戦した人々の記憶に鮮烈に残りました。
その後、手首の骨折治療のための手術や大学受験で1年以上試合から離れていましたが、2020年12月に戻ってきました。
上記の理由からプロ戦績は2戦とまだ浅いのですが、可愛い笑顔とは対照的に負けん気が恐ろしく強く、どれだけ劣勢に立たされても鋭い眼光のまま果敢に攻めるスタイルは観ていてついつい応援したくなります。
プロ戦では相手をダウンさせることこそできていませんが、右ストレートと前蹴りは思いきりがよく今後さらに磨きがかかれば十分倒せるポテンシャルがあると予想しています。
ちなみに Knock Out の公式動画でナビゲーターを務めているのですが、声もめちゃくちゃ可愛いのでぜひ聴いてみてください。
イ・ドギョン
名前:イ・ドギョン
生年月日:1992年9月21日
血液型:O
身長:161㎝
体重:~51.0㎏
ファイトスタイル:オーソドックス
所属ジム:チームサイコピットブルス
主戦場団体:Knock Out
フルコンタクト空手をバックボーンに持つ、韓国人のキックボクサーです。
スラッとしていてスタイルがとてもいいのですが、韓国のキックボクシングイベント『MKF』で王者に輝いた確かな実力の持ち主です。
可憐な見た目とは裏腹に、どれだけ攻撃を受けても決して下がらずガンガン前に出ていくハートの強さを持っています。
重心の掛け方は前足と後ろ足に5:5もしくは4:6という感じで、基本的には左右のミドルキックを軸に攻撃を組み立てている印象がありますが、右ストレートや左フックなども鋭くてパンチの打ち合いになっても全く打ち負けません。
Mio
リングネーム:Mio
本名:津村 澪(つむら みお)
生年月日:1995年4月14日
血液型:A
身長:153㎝
体重:48㎏
ファイトスタイル:オーソドックス
所属ジム:K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST
主戦場団体:K-1
かつてシュートボクシングで王者に輝いた経験もあり、スター的存在の選手だったMio。
2019年7月にシュートボクシングを引退後、キックボクサーとしてk-1に参戦するようになりました。
メディアの取材時に見せる愛くるしい笑顔と元気はつらつな言動から可愛らしい女の子という印象を受けますが、試合では攻守ともに穴の無い抜群のテクニックを駆使して確実に相手を追い詰める冷静沈着な戦いをします。
これまで40戦以上戦ってきているにも関わらず負けがほとんどないことから分かるように、パンチもキックも打ち合いも距離の取り合いも全てが上手く、かつ後ろに下がらないハートの強さも持ち合わせたパーフェクトガールです。
シュートボクシング時代から右ストレートを要所要所で当てていましたが、k-1のスター選手である武尊も所属するクレストジムに移籍してから、そこにさらに磨きがかかっています。
これからのk-1女子格闘技をさらに盛り上げてくれる選手の1人ではないかと思います。
可憐で苛烈な女子キックボクシングに要注目!
ジョシカクには時折、「ジョシカクはKO決着が少なくてつまらない」とか「ゴチャゴチャ打ち合って組みつくばかりのレベルの低い戦いしかない」などという意見がつくことがあります。
確かにパワーや派手さは男子に劣る部分もあるかもしれませんが、それを補って余りある女性ならではの可憐さと、互いが互いを罵り合い潰し合う苛烈さがあります。
これまであまり女子キックボクシングに興味を持っていなかったり、観たことが無いという人はこれを機会にぜひ観ていただくことをオススメします。