ボクシングで強くなる(上手くなる)には、様々な練習を日々コツコツと積み重ねていく必要があります。
ボクシングジムに通ってトレーナーの指導を受けながら練習すれば間違いありませんが、より早く上達したいのであればこれだけでは十分とは言えません。
この記事では、
という人のために、今より上達するためのコツをご紹介します。
これを書いている僕は、
・格闘技歴10年以上
・アマチュア選手としてキックボクシングなどの試合に出場経験あり
・ボクシング上達のプロライセンス取得を目指し現役で練習中
の身なので、お役に立てるかと思います。
試合映像をとにかくたくさん観る
ボクシングにおいて、選手の試合を観ることはとても大切です。
そこでは基本から応用まで幅広い技術が実戦で使われており、まさに情報の宝庫。
超有名な選手から新人の選手まで、可能な限りたくさんの試合映像を観ましょう。
そこから自分が取り入れられそうな動きや技術を学び、練習して試してみることでどんどん戦略の幅を広げることが可能となります。
ボクシングは1つの戦法だけでは通用しない(いわゆる相性が悪い)相手が必ずいるので、自分の中の引き出しをいかに多く増やせるかが鍵です。
本や動画から学ぶ
今や本屋に行けばボクシングの教本が並び、YouTubeには元・現役の世界チャンピオンがチャンネルを開設したくさんの動画を配信しています。
本来ならば指導を受けることが難しい有名選手のメソッドを見聞きすることができるこれらのコンテンツは、貴重なものです。
普段の練習だけでは学べないことをたくさん学べるので、何度も繰り返し確認して1つでも確実に身に付けていければベストです。
特に動画は無料で視聴可能なので、懐が厳しいという人には最適かと。
イメージトレーニング・メンタルトレーニングを行う
蔑ろにしている人も多いのですが、イメージトレーニングやメンタルトレーニングは物理的練習と同等、もしくはそれ以上に大切なものです。
昔から『心・技・体』という言葉がある通り、人間は精神状態が整っていないと良いパフォーマンスが出せません。
モチベーションがなければ実の入らない練習しかできず、効果は半減します。
またネガティブなイメージしか湧かない状態では、身体にも何らかの悪影響が出ます。
実は僕も以前、それに陥っていました。
逆にそこを改善し良い形に整えられれば、今の自分の身体能力以上の力を発揮できるようになります。
具体的なトレーニング方法はこちらの本に分かりやすく書かれているので、ぜひ参考にしてみてください(僕も実践しています)。
ロードワーク・フィジカルトレ・ストレッチをする
ボクシングには土台となる身体造りが必要不可欠です。
どんな技術も、土台がしっかりしていなければ100%活かすことはできません。
全てをいきなりこなすことは難しいと思うので、まずは1つずつ習慣にできるよう試していきましょう。
ロードワークであれば「特定の曜日もしくは最低週○回は行う」、ストレッチであれば「毎日寝る前の10分間だけやる」など設定してみて、実際にやってみる。
それが上手くいかなければ「なぜできなかったか」という原因究明と、「こうしたらどうか」と試行錯誤を繰り返すことで、自分に無理のないパターンが必ず編み出せます。
何事も「なぜやるのか」という意味を考えて継続する
以上が上達のためのコツですが、全てに共通する重要な点は『いかに継続できるか』に尽きます。
人間は怠ける方が得意な生き物なので、最初ははりきって取り組めても、どこかでだらけたりやらなくなったりする可能性が高いです。
それを防ぐためには、
いま自分がやっていることは何に繋がるのか?
を常に考えることが必要です。
意味を見出だせておけば、多少辛くなってもそこで踏ん張りをきかせられるアクセルになります。
冒頭でお話した通り、日々の積み重ねでしか強さ(上手さ)は身に付きません。
自分のできる範囲から、焦らず行っていきましょう。