ボクシングやキックボクシングなどの打撃系格闘技において、ヘッドギアは必需品です。
ミットやサンドバッグを打つだけの方ならば必要ありませんが、スパーリングをするのであれば用意しておくべきものです。
ヘッドギアって何の役に立つの?
有ると無いとじゃそんなに変わるの?
買うとしたらどれがいいの?
この記事では、こうした疑問に対して
・格闘技歴10年以上
・アマチュア選手としてキックボクシングなどの試合へ出場経験あり
の僕が可能な限り分かりやすく解説していきます。
ヘッドギアの必要性
まず、ヘッドギアの主な役割は以下の通りです。
・まぶたの裂傷に対する保護
・頭部へのダメージ軽減
・顔面のケガ(打撲や骨折)に対する保護
ボクシングやキックボクシングの試合を観たことがある方は、選手がまぶたから血を流している姿を見ると思います。
パンチやキックなどの相手からの攻撃、偶然のバッティング(頭がぶつかること)によって、まぶたが切れることは結構な頻度であります。
ヘッドギアを装着することで、これを防ぐことが可能となります。
また、頭部へのダメージや顔面のケガは、格闘技ではもちろん日常生活にも支障をきたす場合があるため、それを保護するためにもヘッドギアは欠かせません。
ヘッドギアが必要となる場面
ヘッドギアは、お互いが全力で攻撃を打ち合うスパーリングでは必ず装着します。
また、攻撃を軽く当てるライトスパーリング、攻撃を当てず寸止めするマススパーリングでも、万が一に備えて装着することがあります。
逆にそれ以外の練習で使うことはまず無いため、これらをしない方は特に必要ありません。
最近のジムのプログラムではダイエットクラスやコースが存在し、そういったところではスパーリング系の練習はしない場合がほとんどです。
したがって、基本的にダイエットを目的としている方はヘッドギアを使うことはないと思います。
ヘッドギアには種類がある
ヘッドギアには、以下の3つの種類が存在します。
これらの最大の違いは、顔面を保護する範囲です。
オープンフェイスタイプは頭部のみを守る形になっているため、保護範囲は最も狭いタイプとなります。
その代わりに視界は広く保てるので、プロの試合に最も近い形(ヘッドギア無しのマウスピースのみ)で練習が可能です。
反対にフルフェイスガードタイプは頭部と顔面を広範囲に保護する形になっており、ケガの防止に最も効果があります。
ただし視界がヘッドギアに覆われて狭まるため、慣れないうちは苦戦することになります。
また、鼻の部分も覆われているため呼吸がしづらいという難点もあります。
フェイスガードタイプは両者の中間的な形になっており、バランスは最も優れています。
しかし見方を変えると見やすさも保護機能も中途半端な状態にあるとも言えます。
フルフェイスガードタイプがおすすめ
上記3種類の中で最もおすすめなのは、保護範囲が1番広いフルフェイスガードタイプのヘッドギアです。
視界が狭く呼吸がしづらいという点を差し引いても、保護機能が高いことは何よりも大切です。
特に鼻はパンチ1発で骨折する可能性が高いので、ヘッドギアでしっかり守っておくことが僕の経験上必要であると思っています。
ケガをしてしまうと満足な練習ができずストレスが溜まったり、いつ治るのか不安になったりと心身ともに悪影響が出ます。
そのような事態を防ぐためにも、ヘッドギアはフルフェイスガードタイプを使いましょう。
まとめ
本記事の要点をおさらいします。
価格は安いもので6000円程度、高いものだと60000円近くします。
大切な防具なのでお金をケチるのは良くありませんが、高すぎるものは経済的な負担が大きく使いづらい気持ちが出てくる可能性もあるので、自分の無理のない範囲で選びましょう。
僕が過去に使って良かったと感じたものを下にご紹介してますので、良ければ参考にしてください。